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BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

映画 『この愛のために撃て』

2011-08-12 17:46:25 | 映画
映画 『この愛のために撃て』@有楽町スバル座

製作国 フランス

監督 フレッド・カヴァイエ
出演 ジル・ルルーシュ (Samuel Pierret)
 エレナ・アナヤ (Nadia Pierret)
  ロシュディ・ゼム (Hugo Sartet)
 ジェラール・ランヴァン (Commandant Patrick Werner)
 ミレーユ・ペリエ (Commandant Fabre)

オフィシャルサイト 『この愛のために撃て』

この愛のために撃て - goo 映画

パリ市内の病院に勤務する看護助手のサミュエル(ジル・ルルーシュ)と、出産間近の妻
ナディア(エレナ・アナヤ)は慎ましくも愛情にあふれた毎日を過ごしていた。
ところがある日、サミュエルが帰宅すると謎の侵入者に突然殴られ気を失ってしまう。
携帯電話の音で目覚めると、電話の向こうから妻の泣き声とともに「今から3時間以内に
お前が勤める病院から警察の監視下にある男を連れ出せ。さもなければ妻を殺す」という
脅迫の声が。その男とは、昨夜交通事故により意識不明の重体で病院に運ばれた指名手配
中の強盗殺人犯サルテだった。妻が誘拐された理由も分からぬうちに、必死の覚悟で犯人
の要求に従うサミュエルは、やがて警察からも追われる羽目に。
誰一人味方のいない絶望的な状況下で、妻を救うためにサミュエルは全てを懸けて走り続ける……。
(goo映画より)



誰もが死守すべき何かのために疾走する。追う者も、追われる者も走る走る。
アクションものの主人公のイメージからは程遠い善良過ぎる容貌のサミュエルを演じる
ジル・ルルーシュは言うに及ばず、大物刑事を演じる還暦超えのベテラン、ジェラール・
ランヴァンも走るのだ。
主人公夫婦以外は揃いも揃ってアクの強いキャラクターばかりだが、ことに女性刑事たち
の面構えに迫力あり。
(goo映画より)

最初から最後まで緊張感が緩む事無くテンポ良くスピーディな演出で
とにかく逃げる・追いかける、走る走る、逃げる方も必死なら追いかけるのも必死
画面から緊張感が溢れ続ける。ありがちな逃げる途中で、そんな事やってんじゃネエよ、
早く逃げろよ、と言うような中だるみは一切無い。

善良な看護助手が事件に巻き込まれていく導入部も無理が無く、彼が慣れない銃を
手にしたり、それでも所詮素人の善人なのであっさりやっつけられたりと、歯がゆいが
いきなりスーパーマンのように活躍するよりは納得のいく良くできた脚本である。

善良な一市民でも妻とお腹の子供のためなら火事場のバカ力を出して戦う事ができる
と言うお話だが、強盗殺人犯サルテ(ロシュディ・ゼム)の堂に入った悪役振りがカッコ良い。



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ミニシアター (rko-blog)
2011-08-12 20:03:13
フランスの犯罪アクションものは、この手のアメリカ映画のパターンとは違うので、面白いですよね。

>逃げる方も必死なら追いかけるのも必死

今時、大いに身体を使っているのも良いですね。
返信する
rko-blogさんへ (tatsu)
2011-08-12 20:45:26
もうご覧になりましたか、確かに古き良きフレンチノアール
の香りがする映画でした。

ところで間もなく公開されるアカデミー外国語映画賞の「未来を生きる君たちへ」
のスサンネ・ビア監督の2006年の作品で『ある愛の風景』http://amzn.to/oxEY6N
はご覧になってますでしょうか。
ストーリーはモチロン、カメラや演出の全てが上手いと感じた作品でしたので
新作も期待しています。
返信する
Unknown (rko-blog)
2011-08-12 21:57:48
いえ、本作は未見ですが、アメリカのCGに対抗するかのように身体を使って見せる近年のフレンチ犯罪物は好きで、時折見ております。

『ある愛の風景』も未見です。
と申しますより、全く存じませんでした。
tatsuさまの高評価をお聞きしますと、新作共々気に掛かります。

返信する
rko-blogさんへ (tatsu)
2011-08-12 23:58:28
『ある愛の風景』は2009年ハリウッドで「マイブラザー」としてリメイクされ
スパイダーマンのトビーマグワイヤーが主演し
ゴールデングローブ主演男優賞を獲っています。
作品としてはオリジナルを越えられなかったように思いました。
返信する

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