ニューヨーク州の予備選の最中にバチカンを訪れることについては
いろいろ意見があったようです。
特に、法王に会えない可能性が強かったからです。
ですが、面会できたようです。ここをどうぞ。
当然ですが、用意周到な根回しがあったようです。
ここをどうぞ。
ニューヨークタイムズのこの記事が私の見た中では一番詳しく具体性があるようです。
政治的でないとはいいますが、勿論、政治的であることは言うまでもありません。
法王はレスボスからの帰途の飛行機の中で記者たちに応えています。
礼儀だと。ビデオをどうぞ。ここです。
政治的なんて言う人は頭がおかしいんじゃない(look for a psychiatrist)とのお答えですが。
選挙運動真っ最中の人に特に用もなく会うわけですから、これほど政治的なことは
ありません。だからこそ、出発前の5分間なのです。
面会後のサンダースのインタビューの様子です。ここをどうぞ。
このビデオでは今回のバチカン訪問についてのまとめもしています。
勿論、政治的な話は何もないのですが、要は法王がサンダースと面会するということ
それ自体が政治的だということです。
おそらく、昨年のサンダースであれば、いくらサンダースが法王を崇拝してるから
といって面会することはないと思います。
サンダースがヒラリーと互角に近い戦いをしているからと思います。
サンダースにとっては、いわゆるエスタブリッシュメントの認知が欲しいところです。
ヒラリーの知名度、社会的地位(ファーストレディー)、現職大統領の支援などから
アメリカ国内はもとより国外でも政治的エスタブリッシュメントの支援はほぼ不可能です。
フランシスコ法王は極めて政治的な人ですし、権力も権威もありますし、人気もあります。
影響力も絶大です。政治家ではありませんが、政治的な影響力もです。
キューバとアメリカとの国交回復の実現は法王の仲介があったからだと、オバマも明かして
います。
もし、法王が面会してくれれば、面会に値する人ということになり、法王の認知を受けた
ことになります。これでglobal recognition を受けたことになり、世間、選挙民の評価も
質的に変わります。
フランシスコ法王は大胆ですよね。
レスボス島からシリアの難民12人を連れて戻ったのですから。ここをどうぞ。
サンダースとの面会は公表することに意味があるので、
キューバのように秘密にしておくことは出来なのです。
法王のような怖いものなしで、力のある人だからこその行動です。
オバマもその他、政治的な介入などと非難したりする人はありません。
サンダース、ニューヨークに帰って選挙活動再開しました。
どうでしょう?
大統領選、面白くなってきました。