DX Commander Expetion Antenna Kit £169 サイトから購入して送料込みで約35,000円
youtubeをよくご覧の方はご存知かも。
イギリスのユーチューバー 'Callum'さんが製作・販売している 1/4λのバーチカルアンテナ。
残念ながら日本ではほとんど知られていない。
という事で、ローカル局が手にいれたので、エレメント調整のお手伝い。
幾つかのバージョンがあるようで、その中でも値段的に一番オトクだと思うのが10mポールで4本のワイヤーで6バンドにQRVできるExpedition KIT。
21MHzは7MHzのワイヤーで5/8波長で、50MHzは1.75波長で働くらしい。
ATU無しでも3.5MHzから50MHzまでカバーできるようだ。
3.5MHzは19mのエレメントを逆L字に張り先端をどこかに固定する事で運用可能。
このエレメントで10,28MHzにも電波が乗る。 恐らくチューナーが必要になるだろう。
今回は7,14,24,28MHz 4本のワイヤーを張ってみた。
伸ばす前の長さは約70cm
アルミ製のプレートが底の部分に2枚見える。
上部がDriven Plate:エレメントを繋げて、M型メスコネクタの芯線に接続。
下部がRadial Plate :4mx4本のカウンターポイズを4箇所に。合計64mの長さ。
最大5箇所まで取り付けられる穴がある。ラジアルの長さは2波長分はあったほうが良いらしいので、あと1束足して80mにするべきかも。
ステーを3本張れば固定できる。
SWRを図った画像が非常に見づらかったので、今回はアップするのを諦めました。
ダイポール系のアンテナで打ち上げ角を低くする為には、地上高が1/2波長は必要。移動運用では難しい。バーチカル系は打ち上げ角が低いのでDXには有利だろう。何と言っても最大の特徴は、フルサイズでマルチバンドに
出られるモノバンドのアンテナだと言うこと。それぞれに共振する独立したエレメントを持つファン・ダイポールのバーチカル版と考えていいだろう。
似たようなものを作れる気がするが、10mのグラスファイバーロッドだけで1万円程するので、送料込みで約3万円なら買っちゃったほうがいいかな。日本の無線機屋さんで買えるポールは高くて重い。最短に出来る長さも1mを超える。
ラジアルを放射状に置く直径6〜8mさえ確保できれば、HFの移動運用はこれで決まりだな。