哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

投票率が低くて何が悪い?

2013年10月09日 | 哲学・心の病
前回の参議院選挙で、投票日の一週間前に、政治評論家が「棄権をしないで、投票へかならず行ってください」というようなことを言っていた。

投票率が低いことに嘆(なげ)いていたが、なぜ投票に行かなければならないのか?その根拠は言わなかった。
ただ投票しないことは悪いことだと、盲信しているように見える。
私は、納得できる根拠のない意見には、絶対に賛同しない。
たとえその根拠があったにしても、自分の頭で考えて納得できない意見は受け入れない。

私は、投票に行かないことは、決して悪いことだとは思わない。
投票率が100%の場合と、10%の場合で、当選者が同じであれば結果は同じではないか。
ではなぜ、投票しにいかない人がいるのだろうか?
その主な理由は、「誰に投票しても自分の生活が変わらない」とか、「投票したい人がいないから」ではないかと思うが、このことは、市民が棄権という行為で、自分の意志を示していると思う。

私は、投票率が低い原因は、市民がわにあるのではなくて、政治家がわにあると思っている。
本来、政治家や立候補者がわにある責任を、市民がわに押しつけている。

政治家は、投票したくなるような政治を行うべきであり、投票へ行こうと思う立候補者をたてればいいのだ。

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