哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

なぜ生きるのが良くて死ぬのは悪いことなのか

2014年07月04日 | 哲学・心の病
――医者とはいったい何をする人なのでしょうか。――

『患者の側がジタバタしなくなったら医者は必要なくなるのでは。
そうなったら、患者をうまく死なせてあげる役割しか残らないと思います。
なぜ長く生きるのが良いことなのか、なぜ死ぬことは良くないのか。
医者も患者ももう一度問うてみないと。
死ぬのは、早いか遅いかの違いにすぎないと私は思ってるんですが、みなさんは十分な違いだと言う。
同じですよ。
長く生きるより、「善く生きること」が重要。
「善く」というのは精神の問題。
愚劣な人間が長生きしてどうするのか。
現世的な快楽への執着しか出てこないでしょう。
生存すること自体が価値なんじゃない。
善い精神性をもって生きるのが大事という、当たり前のことが通じない社会です。』池田晶子

と彼女は言っていますが、この記事を読んで下さっている貴方はどう思っているのでしょうか?

一日でも長く生きることは良いことだと思っている方は、その理由を言うことができるでしょうか?

また、彼女の言っていることに共感する方は、彼女が言っている「長く生きるより善く生きることが大事」ということのその理由を言うことができるでしょうか?

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