哲学的な何か、あと心の病とか

『人生とは何か、考えるほどにわからない。というのは実は正確ではない。わからないということが、わかるのである。』池田晶子

論理と直感(理性と感情について)

2013年10月03日 | 哲学・心の病
哲学、つまり、論理的にものごとを考えていると、論理的な思考の根幹には、直感的なものが何かしら関係しているのではないだろうかと、私は思うときがある。
大学生の頃、それに関する本を読んだことがあるが、はっきり言って、どういう内容だったか曖昧だ。
そこで、改めて、論理と直感の関係性について、調べ、そして、自分で考えてみたい。

まずは、Wikipediaに書かれてあった説明を紹介したい。

〈理性と感情〉

理性(あるいは高次の認知能力)は伝統的に、感覚(senses)、感情・情動(feelings、emotions)、情念(passions)等と対比的に用いられてきた。
理性は純粋に精神的能力であり、情動は肉体的な作用であると考えられることもあった。
例えば、非常に騒がしい場所にいる時やひどく悲しんでいる時には理性的な判断を下すのが困難になる。

近年、行動経済学と実験心理学は理性的な熟慮がかならずしも合理的な判断を引き起こさないことを示した(認知バイアス)。
心理学の機能主義学派は情動をヒトの生存と結びついていると考えていたが、同様に進化心理学は認知バイアスや情動的直観が必ずしも不合理ではなく、特に我々の祖先の時代の環境では合理的な判断に結びついていた可能性を示した。
これは理性と情動・感情が相互作用的または並列的に判断や意思決定に関わっていることを示唆する。
これは二重過程理論あるいは二重プロセスモデルと呼ばれている。

スタノヴィッチはこれまでに提案された二重プロセスモデルに類似したモデルを列挙している。
それらは詳細は異なるが、次のような共通点を持つ。

理性的システム-ゆっくりと働き、長期的な利益を勘案することができ、主に大脳新皮質に司られている。進化的な起源は比較的新しい。

情動システム-即座に働き、短期的な利益(主に生存・繁殖)に関わり、主に大脳辺縁系に司られている。進化的な起源は古い。

二つのシステムがどのように相互作用するかには、これらのモデルの提唱者の間でも合意がない。
状況や判断の内容によってもことなる可能性がある。

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