モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

モペッドの手直し

2009-02-17 17:25:37 | Weblog
輸入車の多くは、生産国の法規の元に製造されています。
それが日本と同じか近いものであれば良いのですが、場合によっては日本法律に引っかかったり、引っかからなくても「危ないのでは?」ということもあります。
そのメーカーが日本仕様というものを作り出せばいいですが、そうでないのなら多少の手直しをしなければいけません。

メルセデスベンツが日本に輸入された際に、輸入の総代理店であった「ヤナセ」が厳重な検査の上にそれを行なっていたそうです。
それがヤナセの凄いところであって、その為か「信頼の証」としてヤナセのステッカーがコピーされたこともありました。Σw(゜д゜* )w

モペッドの場合は、日本に輸入している総代理店がそれを行なっていることもあります。
ただ、日本の法律もグレーゾーンが多いので「これで良いの?」という点が多々あり、判断の難しいところです。(`ヘ`;)
そこで、販売する際にバイク屋によって「独自の対策」を行なうのです。
料理の好みと同じで、「辛い」と思う人もいれば「甘い」と思う人もいます。
そんな感じで「必要がある」と思う人がいれば「必要ない」という人もいるので、やってる店もあればやっていない店もあります。

例えばドイツのSACHSの「オプティマ50」はホーンが付いていません。換わりに自転車のベルが付いています。
ドイツ本国ではこれで良いのでしょう。では日本はどうか? 道路運送車両法の保安基準第64条によると・・・「ダメです」。
法的に問題があると同時に、とっさの時に「ベルでは相手が気付くかどうか?」です。
相手が歩行者なら聞こえるかもしれません。では、相手が窓を閉めた車だったら? 改造マフラーをつけていたら? 視界の高いトラックだったら? 
とまあ考えただけで恐ろしい限りです。(x_x;)

保安基準は「時に疑わしい」と感じるときもありますが、「必要だから」定められています。
そいうことで、保安部品は外さないようにしましょう^^。

と、ここまでは普通の話です。
でも、どうせなら「カッコイイ物」を付けたいと思うところです。
保安部品と書くと堅苦しいですが、ライト(灯火器)や、ウィンカー(方向指示器)、ホーン(警音器)、テールランプ(尾灯)はモペッドに限らず多くのメーカーがカスタムパーツを販売しています。
フランスのクラクソン社(Klaxon)はホーンで有名すぎたために、ホーンの代名詞である「クラクション」という言葉にもなりました。

さて「モペッドにカッコよく保安部品をつけるにはどうすればいいのか?」と考えると非常に悩みます。
「元から付いていたように」とか「浮かないように」とか「保安部品だから使いやすいように」とか条件が多いのです。
私の場合は「出来るだけポン付けできて、車体に加工をしない」という条件が一番に来ます。

どの分野でも「際立っておかしくない状態」といえば「調和(バランス)が取れている状態」と思います。
「全体的に整っている」と言いますか、音楽で言う「ハーモニー」というやつですね。

で、考えた末に今回は画像のようになりました。突っ込みどころはあると思いますが、ご勘弁を・・・。(^^ゞ







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