モペッドライフ

神奈川県の小さなバイク屋によるトモスやチャオなどのモペッド(自転車バイク)などの話とか。

こういう修理は・・・

2009-03-07 21:24:18 | Weblog
先日、東北大学の川島教授が「オートバイを運転すれば、脳や認知機能を維持・向上させ、豊かな生活を送る『スマートエイジング』につながる」と発表されました。
確かに車を運転するよりも「全身に風を感じたり」、「曲がる際にバイクを倒したり」、「人や車に接触すると大変な目に遭うので絶えず注意していたり」と、脳へ常に刺激が行っています。
「ボーっ」としたり、やる事がなくて退屈な日常生活を送るよりは断然良いと思います。(-_-)b

バイクや自動車のメーカーには「仕向地」とか「○○国仕様」というのがあります。
国や地域の気候と法規が日本とは違うことが多いので、特定の国や地域に出荷する際はそれに合わせた調整を行なうのです。

例えば、スピードメーターです。
「km/h」表示の日本やフランス、「mph」表示のアメリカやイギリスのように国によって違いがあるのです。
地域的には「沖縄仕様」というのがあります。沖縄は面積の小さい島ですから、海からの潮風で本州などに比べて「錆びの進行」が早いのです。
ですから本州用に比べてそれなりの防錆対策を施されています。
あるいは、極端に寒い国にはエンジンの冷却装置やエアコンのクーラーなどを撤去とか弱めたりとかです。

こんな具合に、世界中のあらゆる条件に合わせた調整をメーカーは施しているのです。
逆に「気候や法規が似ている場合」は例え隣国でなくても同じ調整がされている場合もあります。

どこまで深く行なっているのかは、そのメーカーのノウハウですから「正規ディーラーなどのメーカーから情報の提供を受けている人たち」以外は「大体こんな感じ」というぐらいしか分かりません。

さて、「とある外国メーカー」のスクーターを修理しました。
修理項目は何点かあったのですが、その中に「信号で止まるとエンストする」という項目がありました。
これ自体の要因はいろいろとあるので、検査を始めました。

その結果・・・

「どうも純正の設定がおかしいのでは・・・?」となりました。

この結論は「ほとんどない事」ですから、もう一度基本的なところから再チェックし、そのメーカーの日本支社に問い合わせて「正規の日本仕様車と違いがないか?」と確認しました。

しかし、確認した内容や関連する部品や調整もになんら異常もありません。また「車両はノーマル」で改造は一切行なわれてもいません。

「となると、問題はココしか・・・」

その部分は「部品で調整できるところ」でしたので、「多少の抵抗はある」ものの外国部品専門の部品屋さんに注文しました。
大きいお店やメーカーと違って、うちみたいな小さい店は「失敗=大赤字」ですから「自分の判断が見違っていたら・・・」と内心ヒヤヒヤです。<(^ー^ι)

一週間ほど待って部品が届き、早速取り付けて「恐る恐る」試走を行ったら・・・ ..・ヾ(。><)

問題が解決しました。(≧∇≦)b

そのメーカーは怪しげなメーカーでもなく、日本での知名度もそこそこあります。
ですから、「このメーカーは慢性的に設定がおかしい」というのではなくて「こんな事もある」程度のことだと思います。

とはいえ、お客さんに待って貰っていたので無事に直ってよかったです。(^^;ゞ


画像は外国の「モペッドツーリング」みたいです。日本で東京や大阪なんかで「モペッドミーティング」が開催されているみたいですね。


最新の画像もっと見る