エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 最近、ご朱印集めがマイブーム

のぼうの城

2012-11-07 07:46:55 | 映画
のぼうの城 - goo 映画のぼうの城 - goo 映画

巡回文庫で(笑)手元に回ってきた原作がすごく面白かった。
しかも、これ、史実だというから驚く。
映画化されるというので楽しみにしていたら、東日本大震災が起こってしまった。
原作、映画の中にも津波を思い出させる水攻めのシーンがある、というので1年ほど公開が延期されたといういわくつきのもの。

公開前の主人公のぼう役の野村萬斎さんのプロモーションすごかったね、あっちのテレビ、こっちのテレビ、って具合に。

面白かったですよ~。
原作にも忠実だったし、佐藤浩市さん山口智充さんが、原作のイメージ通りの武将で。

野村萬斎さんは、ずっと以前に国営放送の朝ドラで、見かけたのが初めて。
それ以前に、私の生活空間に狂言師、とか伝統芸能の世界の人はかすりもしないものだったから。
で、初めて萬斎さんを見た時、なんて姿勢のいい人だろうと思った。

まぁ、それはお仕事がら、っていう当たり前のことはさておき、、、この主人公、でくのぼうの、のぼう様は、萬斎さん以外考えられない。 それほど所作の美しさ、狂言で鍛えた(と思う)間合いとか踊りとか、のぼう、のぼう・・・と農民に半分バカにされながらも愛されている“殿さま”としての品格とかのぴったり感。
公開に先立って、これまた宣伝の意味も兼ねて陰陽師がテレビで放送されていたけれど、あの晴明もはまり役だけれど、こののぼう様も本当にすごい。

戦国時代の戦といえば、信長あたりが鉄砲を使い出してから最新の武器っていうのも大きなウエイトを占めるようになってきたものの、やっぱりまだ、数なんだよね。
だからいかに兵の数を集めるか、たくさんいるように見せかけるかっていうのが闘いにおいての一番重要な課題だったりする。
そんな時代に、三成率いる2万の大軍に、たった500人。 のぼうを慕う農民を合わせても3000人で闘いきったって、それだけでもうわくわくする。
なぜ、それっぽちの人数で戦えたか?は、まぁ、観ていただくとして(笑)ほんとに面白い映画でした。
ただ、一方の将、石田三成役の人が、個人的にあまり好きじゃないというのもあって、知将・・・と思うには無理がありすぎました。


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10 コメント

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おはようございます (ゴーウメ)
2012-11-07 08:32:26
え!ぼうシリーズ?
ごぼう のぼう 次は? 信長のやぼう? ポン姉やんのねぼう?
やっぱり姉さんのたぼうかな?
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おはよう (ポンチ姫)
2012-11-07 08:51:23
あらっ、今日は、ゆっくり寝てたの、なぜ知ってるの?本読んでから、映画になるの楽しみにしてました(^.^)時間とらなくてはね
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のぼう (バルちぁん)
2012-11-07 14:10:05
見てみたい映画です。

いつかは・・・観てやるぞ
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こんにちは (楽母)
2012-11-07 16:54:19
ゴーウメさん
正解です! あたしは金曜日までたぼう、、、です。
あ~疲れてるわぁ。

ポンチちゃん
原作とかけ離れるのが多いけど、これは良かったよ。
三成がいまいちなのと、甲斐姫でかすぎ(笑)
今月も観たいのがたくさんあるけど、財政難。

バルちぁんさん
これ、お勧め。
萬斎さんは勿論だけど、脇を固める出演者もそれぞれすごい人ばかりだし。
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こんばんは (ゆっき~)
2012-11-07 21:21:42
湖国が舞台の映画、ロケ地が気になるところです。
俳優さんのイメージって大切ですね。自然に脳内変換してしまう
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こんばんは。 (エー)
2012-11-07 23:31:04
私も萬斎さんを知ったのは、公共放送の朝の連ドラでした。
姿勢が良いのは勿論ですが、声が素敵なんですねぇ~♪
キャスト、やっぱり石田光成役の人、ひとりだけ浮いている感じが否めませんね?!
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こんばんは (denboo)
2012-11-08 00:31:31
うわ~楽しみ!
絶対観にいこうっと。
私が初めて野村萬斎さんを知ったのは、「日本語であそぼ」の「ややこしや~」でした。
狂言って、凄い格好するときもあるし、発声大事やし、苛酷な職業ですよね。

石田さん、長浜に墓参にこられてましたね。
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おはようございます (楽母)
2012-11-08 08:05:03
ゆっき~さん
ロケ地巡りの旅、ってのもいいですね。
私ね、おバカブームの頃すごく腹が立ってたんですよ。
例えば、クイズ番組なんかでもおバカが賢い真似は出来なくても、その反対で本当は知識のある賢い人がおバカなふりはできるじゃないですか。
だから、そんなの芸でもなんでもないし、あまりに安直すぎて嫌いだったんですよ。

エーさん
あぐり、でしたっけね?
見ていて姿勢がいいな~と思ったのは萬斎さんと、バレリーナの草刈民代さんでした。
狂言って本来面白い筈なのに、私、大蔵流の狂言を間近でみてもよく分からなかったヒトです。。。

denbooさん
今月も観たい映画がいっぱいなんです。
アルゴも行きたいし、悪の教典もいきたいし、綱引いちゃったも(笑) 予告編みてると次々観たいのが流れるんですよね。 宝くじでも当たらないとなぁ(笑)
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野村萬斎 (iina)
2012-11-29 09:47:34
本を読んで映画を観るか、映画を観てから本かで、多少は主人公の印象も違うかも知れません。
読むときには、のぼうさまを演じるが野村萬斎に決まっていたので異なることがなかったのではと思ったりします。
それにしても萬斎ののぼう役は、いかにもピッタリでした。
あのはやし立てる踊りは、みんなを楽しくさせる不思議な
舞でしたから、笑わせます。
神輿に乗って、まわりがはやし立て盛り上げる器であったことでしょう。天寿を全うでき、よかったよかった。
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こんにちは (楽母)
2012-11-29 16:48:44
iinaさん
本を読んでる時ののぼう様は柄本明さんの息子の柄本佑さんをイメージしてました。
萬斎さんだと男前過ぎるって(笑)
でも、映画を見たらあまりにぴったりしていてさすがだな~って思いました。
戦国時代に、民にあれほど愛される殿さまがいたなんて驚きです。
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