遊asobu☆による保育士向上委員会

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幼子われらに生まれを見て

2018年03月31日 | 児童福祉な映画

この映画は児童福祉そのものって感じなんだけど、、

 

今では当たり前のようになってしまった、

 

夫婦の離婚がテーマで、

 

私が子どもの頃は離婚が珍しかった、、

 

40年くらい前だけども、

 

それは夫婦とも我慢しすぎていたんだろう

 

世間体とか近所の目とか気にしてね

 

あと女性の経済力の問題もあった

 

別れたら生活していけないっていう、、

 

でも、今はそれぞれの生き方を大事にするし、

 

価値観や性格の不一致で別れる

 

それ自体は自然だと思うし、悪いわけじゃないと思う

 

でも、当たり前になった離婚だけど、

 

そこに子ども目線があまりにもなかったんだよね

 

それは子どもがいるから別れない選択をするってことじゃなくて、

 

それは少し前の考え方としてあったかもしれないけど、

 

そうじゃなくて、別れるとなった時の子どものメンタル面のケアの重要性っていうか、

 

どんな理由でも親は親って意識もあるし、

 

知らない間に罪悪感を持っていたりもする

 

夫婦の会話をよく聞いているもんだし、

 

私が居ない方がいいんじゃないかとか、

 

別れた後も一緒に生活していない方の親を

 

意識し続けているもんだったり、、

 

また、再婚となると、

 

それが思春期に差し掛かっていると、

 

とても繊細な心の問題が出てくる

 

だからタイミングを考える場合も多いんじゃないかな

 

そして元夫婦間の子どもがいる場合の新しい親との関係性と

 

新しい夫婦間で子どもが出来たときのその子どもの精神面に与える影響は

 

あまり重要視されてこなかったけどとてつもなく大きいものになる

 

その対応はほとんどが当事者の夫婦だけの問題とされて、

 

そんなスキルもあるはずもなく、

 

右往左往して新しい家庭の崩壊につながることもある、、

 

私自身は社会的養護の必要な子どもや複雑な家庭環境の子どもを見てきて、

 

第三者としては関わってきたけども、

 

実際の家庭の中で元夫婦で出来た子どもへの新しい夫婦でするケアはそんな簡単じゃないって思うし、

 

特別な関わりが特に必要になるって思う

 

子どもは自分が大事にされていないと感じていると、

 

いろんな形でそれを表出してくる、、

 

それに両親のなんだろう、人間性みたいなものだけに任せるのもハードルが高い場合もありそうで、、

 

子どものメンタルケアの専門家や離婚関係の手続きの専門家など第三者が入って、

 

離婚からその後の生活を進めていくっていうのも場合によってはいるなって、、

 

映画の内容だけども、、

 

子ども達がとてもよくて、、

 

お姉ちゃんは複雑な心理状態をよく出せているし、

 

妹の純粋さがストーリー全体の救いとなっているところもありで、、

 

子どもはストレートに心をぶつけてくるから、

 

かなり建て前で過ごすようになった大人があたふたする様子がよくわかる

 

本心はどうなの?って痛いところを突いてくるんだよね

 

子どもに元夫婦の悪口を言うって言うのもちょっと考えものでね

 

そんなシーンがちらっと夫からあるけどちらっとにしている

 

いろんな事情があって別れることもあるってくらいの方がいい時もあるし、

 

実の親に会いたいっていうのは割と自然なことだと思うし、

 

あとは新しい夫婦間で子どもが出来たときに、

 

そんな時こそ、元夫婦の子どもの方を特に大事にする必要もあるかなって、、

 

どうしても新しい子どもに目や気持ちが行きがちだしね

 

一般的に下の子が生まれたときも同じだけども、

 

自分も見て!って思うもんなんだよね

 

わかっていても実の子どもに気持ちが行ってしまうのはわかるけど、

 

態度に出てしまうと子どもは察知するからそれは十分に気をつけた方がいいかなって

 

離婚は子どものメンタルには悪影響が強いことが多いから、

 

大人の都合で別れる選択をした時には、

 

あなたのせいじゃないし、

 

これからもあなたのことは大事だよと伝えることって大切なんじゃないかなって、、

 

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