遊asobu☆による保育士向上委員会

子育て中の方や、これからの保育士の方々のためになる、発達や保育ブログ、他バドミントン練習日記など。

成功して褒められることと失敗して怒られることについて

2017年06月26日 | 保育士の向上

こんにちは。

保育士の地位と保育の向上がしたい!保育士向上委員会ブログです!!

 

 

今回は、子どもが出来た時に褒める、失敗したときに怒ることについて考えてみようかなと。

 

 

まず、何か出来た時に褒めるということですが、

 

割と普通ですよね。

 

そこで怒る人は、まずないだろうけど、リアクションしない人は割と居そう。

 

頑張って出来た→褒められる→嬉しい→だからまた頑張る!って

 

サイクルになりやすいんだけど、

 

その場合のリスクとしては、

 

褒められるためにするみたいなことになることかな。

 

 

遊びや勉強、スポーツでも何でも、自分がやりたいから頑張るって前提が、

 

すっ飛ばされる可能性があって、

 

いつの間にか自分の気持ちが伴っていないってことがあり得る。

 

 

親や周囲が喜ぶから頑張る!、そして達成出来たら褒められる、そのためにまた頑張る。

 

本人も同じように喜んでいるようで実は、周囲の喜ぶ姿に影響を受け、真似をしているだけで、

 

感情が伴っていないというね。

 

(親や周囲の大人にも感情があるので、子どもに求めるために褒めるというのはあってもいいとは思うけど、大人になって、最後に決めるのは子どもということを忘れなければ、ね。)

 

あまりにも、大人を喜ばせるためになると、自分の人生よりも、周りのための人生を生きてしまうことにもなりかねない。

 

頑張って出来たら褒めるのは、それを強化するためには有効な方法だけど、

 

本人がそれをやりたくてやっているのか、また出来た時に本当に喜んでいるのかは、

 

注意して見ないといけないかな。

 

子どもは、自分の感情を上手く表出出来なかったりもあるだろうしね。

 

 

一方で、

 

頑張っても出来なかった、失敗した時にどう反応するか、、

 

こちらの方が最近大切なんじゃないかなって思うことが多くて。

 

出来なかった時に強く叱責されたり、注意されると、

 

次は怒られたくないから、より慎重に、警戒して注意深くなるだろうし、

 

それが上手くいくこともある。

 

 

と同時にリスクとしては、

 

失敗したら怒られることが嫌で、いろんなことに消極的になって挑戦出来なくなり、

 

怒られるならやらない方がマシとなるかもしれないし、

 

失敗を隠すようになる可能性もある。

 

そして、怒られることが頭を過ぎり、萎縮するという可能性がある。

 

そうなってしまうと、子どもが持つ潜在能力を十分に発揮出来なくなるかもしれない。

 

 

また、子ども集団の場合、失敗したら友達に馬鹿にされたり、笑われることもあるかもしれない。

 

その度に、周囲の大人がフォローをする必要があると思うし、

 

人の失敗を笑うと、いつか自分に跳ね返ってくることを教えないといけない。

 

大人のフォロー無しに、友達に馬鹿にされる経験してしまうと、それもまた、新しいことには挑戦しなくなるだろう。

 

 

なので、もし子どもが失敗したり、間違ってしまったら、失敗や間違えた場合のリスクと共に、次からはどうしたらいいのかってことがわかるようにするってことが、

 

怒ることよりも大事な大人の役割りかなって。

 

失敗してもいい!、もう一度やればいい!と思えた子どもは強い!

 

ので、

そのために、大人は改善する方法などを伝えて、

 

安心して失敗が出来る感覚を持つことが、まだ経験も少なく、未熟な子どもにとってはとても大事なことかなって。

 

 

小さな成功体験や自己実現体験で、自信や意欲、自己評価を高めることや自尊心を養うってことをベースにして、

 

失敗や間違いをした時には、何が原因だったか振り返り『大丈夫、またやればいい』と思えることが、

 

合わせて大事なことかなって思ったり。

 

また、失敗や間違いを親や周囲の大人が引き受けて、子ども自身が振り返らず、無条件に無かったことにして、やり直させてしまうことも、

 

自分の身の丈を知る機会を失い、自分を見失うことにもなり、それもまたリスクにはなるかなと。

 

失敗をする経験自体が、自分を知り、周りの人や物ごととの距離感を計る上でも、大切なことなんだろうなって。

 

 

出来たら褒めると失敗したら怒る、どちらも一長一短あり、完璧なやり方はないんだなと、改めて思ったり。

 

 

どんな手法かにとらわれず、子どもをよく見て、個々の子どもの発信から、何が必要かを考えることが大事だなって。