ヒクソンが柔術以外にヨガや波乗りを
普段から行っていることはよく知られている。
彼が積極的に波乗りをしているところに
何か秘密があるかなと興味はあった。
彼曰く、筋肉だけではなく身体操作で
柔術とサーフィンが通用するという。
彼の書物に
サーフボードに腹這いになっている時には
身体をオットセイの様に持ち上げなければいけない。
この時のポイントは背筋でもちあげずに仙椎を用いる。
首も持ち上げなければいけない。
この時は肩胛骨の下端を寄せるようにすると首が楽に持ち上がる。
パドリングは肩の筋肉を用いずに肩胛骨操作を用いる。
との記述があるこの説明の効果は抜群だった。
肩や腕の疲労感はまったくなくなった様な気がする。
また、波乗りは実は寝技においては非常に
重要なものを鍛えているのだそうだ。
例えば寝技で相手を押さえ込んだとき
自分のからだの重心を上下にコントロールして
相手を抑える。
波乗りでは相手が波とするならば板を通して
足で波を抑えている。
それには自分の重心を自由自在に制御する
高度なバランスとりが必要。
そう、ヒクソンは波乗りを通して恒にボディーバランスも
鍛えているのです.