G-HORIKAWAの想い

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【日本の「闇」】~旧ミドリ十字~

2007年11月06日 | 社会派
薬害肝炎訴訟 7日、和解勧告か 大阪高裁 控訴審の口頭弁論(西日本新聞) - goo ニュース

加害製薬会社から被害者に対して「告知」をしたそうです。

明日の「和解勧告」を受ける直前、アリバイ的に。

既に裁判官の勧告案も完成しており、影響が出ない時期に出してくる。被害者をないがしろにしてきた製薬会社の姿勢がなせる業としか言いようがない。


毎日新聞の記事
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/20071105dde001040054000c.html

薬害C型肝炎訴訟で血液製剤フィブリノゲンとともに問題になっている製剤「クリスマシン」を巡り、製造元の旧ミドリ十字(現・田辺三菱製薬)が販売開始2年後の78年、肝炎感染の危険性低減を目的に製法の一部変更を試みていたことが、同社の社内文書から分かった。結果的に効能の問題から変更は見送られ、国に報告もされなかった。同社が78年の時点で、クリスマシンの高い危険性を認識しながら、対策を怠り感染拡大を放置したことを示している。

クリスマシンは76年12月に承認され、血友病や新生児出血の止血剤として使われた。薬害エイズを引き起こした製剤の一つとしても知られる。同製剤によるC型肝炎感染の規模は不明で、訴訟では原告171人のうち20人がクリスマシンにより感染した。

問題の社内文書は「社外秘」扱いの78年10月20日付の調査研究録。(1)7月17日に社内でクリスマシンの肝炎発生対策会議が開かれた(2)肝炎感染の危険性を小さくするためにウイルスを弱める(不活化)処理を変えて効果を調べた(3)製剤の有効性が失われ変更は不適当との結論になった――ことが記されている。


30年も前から、危険性を認識しながら、「改良」すると効能がなくなるからやめた。エイズ問題でも同じことを繰り返してきた旧ミドリ十字、その設立の過程から問われてくる【日本の「闇」】の一つです。




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