The Man

理系男のダンディズム -ロジカルにロジカルに。 考え抜いたとき、それはその人の感性となる-

男 は い つ も 一 人 旅 (エピローグ)

2007-01-14 21:00:00 | 男はいつも一人旅
アメリカ東海岸を一人ドライブしていたGALANT's Cafe。その間、何を考えていたのか?と言えば(長文です)。

帰国後。
この休みの間、アメリカ東海岸をレンタカーにて一人旅していたことを周囲に話すと。
GALANT's Cafeが海外に相当行き慣れているように思われる方が多数おられることを、GALANT's Cafeは知った。

はっきり言おう。

GALANT's Cafeの人生において。
海外に行った経験は、この一人旅を含めて、3回しかない。

しかも、プライベート、観光として行ったのは初めてだ。

確か。
この10月末にも海外へ行ったばかりだから。
それ以前に行ったことがあるのは、たった1回。
しかも、その1回すら、30歳を超えてからだ。

どれほど、GALANT's Cafeが海外へ行ったことがなかったか、分かっていただけるのではないかと思う。
今時、多くの日本人が海外へ行く昨今だと言うのに。
あんなに、友人知人からも勧められていたと言うのに。


いや、別に。
海外に興味が無かったというわけでもない。
時間が無かったというわけでもない。
資金的な問題が有ったというわけでもない(決して、潤沢ではないが^^;)。

なんというのだろう?


ただ、ただ、行く必要性を感じなかったから。


まぁ、こんなところだろうか?^^;

確かに、GALANT's Cafeの食わず嫌いな気質もあるのだけど。
また、話術に定評があるGALANT's Cafeと言えど、外国語に関する能力は酷い有様だからということもあるのだけど^^;;;

なんにせよ、行く必要性を感じなかったから行かなかった、というしかない。
だから過去2回ほどは、(GALANT's Cafeの本業上)行く必要が生じたために海外に行ったのだけど^^;

今回は、何故だったんだい?


GALANT's Cafeは、独りで何が出来るんだろう?
知人も居ない、見ず知らずの土地で。


どこに居たって。
すぐに馴染むGALANT's Cafeのことだから。
独りですべてしていかなければならない なんてことは皆無。
大抵、すぐに良き人々に囲まれる。
今だって、素晴らしい仲間を得て、率いざる得ない立場なのだけど。

ましてこの御時世。
本当に独りぼっちで生きるなんてことは困難で。
無論、誰かの支援を(意識・無意識的に)受けながら生きているわけなのだけど。

そんなことは分かってる。
でも。

ある日、突然。
「GALANT's Cafeは、独りで本当に何が出来るんだろう?」って、自分に問いたくなる。
自分が出来ると思っていることは、人様の力添えがあっての話ではないか?と。


こう、思い始めると。
本当に、見ず知らずの土地に行って、何かをやってみたくなる。


こんなことは、今に始まったことではなく。
大学に進学する時だって、そんな感じだったのだけど。
#生粋の関西人である当時のGALANT's Cafeにとっては、東北という地域は、未開の地であった。
#高校の修学旅行の際に、仙台の地を訪れた際。
#まさか、そこにある大学に進学するとは、GALANT's Cafe自身が一番思っていなかったのだ。

あの時は、学生だったから。
自分の時間も沢山あったのだけど。

社会人にもなった今。
さすがに、今はそういうわけにもいかない。
やむを得ず、一人旅で代行するしかない。


と言うだけの理由で、往復の飛行機と現地の足(レンタカー)だけ決めて、行ってしまったのだ。


行く前は。
あまりにも無計画なものだから。

なにかとんでもないこと(大失態)になるのではないか?とか。
何もできずに帰らざる得なくなるのではないか?とか。
いや、帰ることすら間々ならなくなるのではないか?とか。

そんな思いも、少しだけあったのだけど。
実際に行った感想としては、


本当に、常日頃と、何も変わらなかった。


としか、言い様がない。

懸念された言葉の問題は、一人旅をするにあたって困ることは無かった(あんなに酷いTOEICの点しか取れないGALANT's Cafe自身が、一番驚いたのだけど。だからと言って、GALANT's Cafeの外国語能力が十分と言うわけではない)。
現地での運転すら、3回の海外渡航経験中、3回とも運転したものだから、違和感なんてものはまったく無く(GALANT's Cafeが車馬鹿だからという理由が大きいけれど)。
本当に、何も困らなかった(多少、道には迷ったが。そんなことは、日本に居たってあることだし。結果、目的地にはきちんとたどり着けたわけで。)のだ。

帰国して、1週間が経過した今。
この旅を振り返ってみても。
現地に在住している友人が「パスポートと、国際運転免許証と、クレジットカードすらあれば、アメリカは何も困らない。」と言っていたように、日本を一人旅するのと、本当になんら変わりがなかった。

やはり、日本の生活もアメリカの生活も、大差なくなってきているのではないだろうか?
少なくとも、日常生活において、アメリカでしか見られないようなモノや習慣は、見受けられなかった(無論、細かい差異を問えば、いくらでもあるだろう)。

これが、米国人が好きな“グローバル化され画一化された社会”の影響なのだろうか?


なんだ、どこでも独りで生きていけるじゃん。
とりあえずは...


そう。
とりあえず、GALANT's Cafeはどこでも生きていけることを再認識した。
自分自身が一番認識していたことだったけれど、やはり、それは間違っていなかった。

どんな局面に追い込まれたとしても、「なんとかなるだろ(・3・)~♪」という楽天的なGALANT's Cafeの気質が乗り越えさせていくのだろう。
どんな状況でも、なんとでもしてみせる。
これを再確認できたことは、大きかった。


でも、本当に。
行き当たりばったりだったのか?


確かに、アメリカにたどり着くまでは。
予め決めておいたことは、友人宅を訪問することと、車を借りることだけだったのだが。

実際には、現地についてからインターネットを駆使し、訪問してみたい場所に関する情報を収集し続けてていた。

日本人の国際化が言われて久しい。
アメリカはおろか、世界各国、日本人が一人も行ったことがない場所なんて、存在しないのではないか?
ましてや、欧米各国。
日本人が現地に住んだことが無い箇所なんて、皆無だろう。

そして、日本にもインターネットが普及して、早くも10年以上の年月が流れた。
おかげで、誰しもが自らの体験を公開し、そして誰しもが参照することが出来る。

無論、日本人が公開した情報でなくとも、かまわない。
現地の人が公開している情報でも、かまわないのだが。

そこには民族という文化が存在する。

日本人から見たアメリカと。
アメリカ人から見たアメリカは。
同じようでも、やはり、異なっている。

まずは、日本人には日本人から見たアメリカに関する情報がありがたい。
アメリカ人によるアメリカの情報では、現地に生まれ育っている者として役立つ情報が多いのだが、旅人としてやってきた日本人には役立たない(役立たせたくとも、前提条件があまりにも異なりすぎる)情報が多い。

情報は、役に立つ情報を入手してこそ、価値がある。

日本人によるアメリカに関する情報を大量に入手できたおかげで。
現地での、おすすめ観光はおろか、日常生活品をお得に入手可能なスーパー、駐車場、公共機関、そして宿泊施設。これらの所在地や連絡先から営業時刻情報に至るまで。
インターネットを通じて、必要な情報は何でも得ることが出来てしまったのだ。

#ちなみに。
#訪問先のインターネット接続サービスに関する情報までも、入手できた。
#だから。
#宿泊先にさえ(場合によっては公園ですら)到着すれば、無料でいくらでも
#インターネットにアクセスすることが出来たのだ。

おかげで。
初めて訪れた異国の地ですら、なんら困らなかったのだ。

一昔前ならば。
訪問地へ行く前に、旅行ガイドブックを購入し、それを熟読した上で、綿密な計画を立てざる得なかっただろう。
それが困難な場合には。
旅行代理店等の専門家に、計画を一存せざるを得なかっただろう。

しかし、今や。
インターネットにアクセスすることさえ出来れば。
必要な情報の入手はおろか、必要なモノの手配まで-しかもコスト比較をした上で-、現地で出来てしまう。

何を見て、何を感じ、何を考えるか、そしてどう生きるか。

情報の入手手段と、入手した情報の有用性を判断し次なる行動を決定する能力さえあれば。
未知なる地を歩むことも、そして、未知なる自分の人生を歩むことも。
どんなシチュエーションに遭遇しても、直面した課題を乗り越えて前に進むことはできるだろう。

その能力を培うのは。
自らの経験でしか、ない。

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4 コメント

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は~・・・ ()
2007-01-15 21:15:46
こういう人がそばに居ると心強いし便利だ~

そう思ってしまったところで既に他力本願な性質が露呈してしまっているのだわ。
と、がっくりきた~^^;
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そう? (GALANT's Cafe)
2007-01-17 01:22:01
●柊さま
心強い?便利?

...現実は、違うんだよ^^ゞ
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求めたものは見つかった? (雪ウサギ)
2007-01-19 05:15:55
何かを求めて旅に出たのだと思っていましたが、その7割以上はもう見つけていらしたみたいですね。

ではあと残りの3割は・・・? 
きっと帰ったあとの忘れたころにでも見つかるのかもしれませんよ。きっと・・・・。

あら、それとももう見つかっているのかしら?
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本当に、何を求めていたのだろう? (GALANT's Cafe)
2007-01-19 23:55:24
●雪ウサギさま
うーん。
今でも、本当に求めたい(求めなければならない)ものが何か、GALANT's Cafeには分かっていないのです(泣)

分かっていないからこそ、それを求めに旅に出た、という感じでしょうか?


...やっぱり、分からないのですけど^^ゞ
とりあえず、どこでもなんとでも生きていけることだけは、再確認できたのですが。
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