The Man

理系男のダンディズム -ロジカルにロジカルに。 考え抜いたとき、それはその人の感性となる-

その責任は問われるべきか?

2007-06-10 23:15:00 | 生き方
そう! やはり、GALANT's Cafeと同感な方は居たのだな。

日本の社長はつらいよ by 宋 文洲 from 日経ビジネスonline

いつも鋭い指摘をされる宋さんなのだが。
今回も、鋭い指摘をされている。

社員の個人犯罪に社長が謝罪しなければならない?

そう!
そうなのだ!

GALANT's Cafeは、昔から、おかしな習慣だと思っていた。

何故ゆえに。
社員が起こした個人的行為の過ち”について、組織の代表者が謝罪しているのか?

これが、その組織の一員として行った行為による過ち ならば、組織の代表者は管理監督責任を問われるだろう。
いや、問われなければならない。
#だから。
#先日発覚した、訪問介護サービス提供会社の不正行為のような場合は。
#間髪入れず、組織の代表者の責任を追及しなければならない。


だが、しかし。
個人的行為の過ちは、その行為を起こした個人に対して追求すればよいのだ。


宋さんも指摘しているように。

>明らかに社員の個人犯罪なのにトップが当たり前のように謝罪し、
>民衆もそれが当たり前だと思うところに問題があるのです。
>これは幼稚園で悪いことをした子供のために親が謝って回るのと
>同じことです。

まさしく、その通りで。

幼稚園児の親は元より、未成年の親が自らの子の行為について責任を問われるのは、子供を教え育てる親としての管理監督責任があるからだ。
#と、書くのは簡単だが。
#成年するまで、自らの子供が大きな問題を起こさずに成長するなんて。
#親からすれば、博打打ちに近いものがあるなと、GALANT's Cafeが大人になった昨今、そう思う(- -;

成人し、自立した大人になった人間については。
その個人に対して、責任を追及すればよいのだ。

この件について、周囲も、何らかの組織の代表者に共同責任を負わそうとするのは、所在をあやふやにしたいのか?

それはいけない。
その行為を行った者に、きちんと責任を負わせるべきなのだ。

まずは、大人が大人になることから、始めよう。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうなんだろう・・・? (ハルちのパパち)
2007-06-11 15:46:44
GALANT's Cafeさんの言われんとしていることは解るんですけど・・・。
ただ、摘発されるのは個人レベルの話ではなくて組織レベルの話では?今回なんて「そんな会社で大丈夫なん?」って言いたくなるような管理のずさんさと、上層部からの圧力が一社員(だけではないかもしれないけれど)を悪行に走らせたのでは?
某鉄道会社の事故にしたって、運転士のミスによって多くの命が失われたけれども、それは「遅れたら1秒でも取り戻さなければいけない」という上層部の指示がそのような心理にさせた、という結論に至っていますよね。
理想であれば、上層部が間違っていると思えば、それを正すことができる人間であることでしょうが、組織が個人を潰すこと、梯子を外すことは簡単なこと。人間、誰もが弱い部分を持っていて、そこを思いっきり槍で突かれれれば、崩れるのは一瞬。
梯子を外され、悲惨で苦しい生活を味わってきた私には、その究極のところの心理は解ります。ただ、一度梯子を外され這い上がってこれたなら、もう怖いものはないというのもありますけどね。
返信する
物事は平均的に捉えてはならない (GALANT's Cafe)
2007-06-14 00:33:53
●ハルちのパパちさま
例に出された鉄道会社の事故については、The Manの過去記事でも取り上げたことがありますが、本来の業務として社員が行った行為の結果ですから、組織的責任を問われるべき話だと思います(個人に責任を負わせてはならない話です。そもそも、組織の中にあるルールがおかしいのですから)。
http://blog.goo.ne.jp/g-cafe/e/9ebc26b963b5106d6f9b5d0960cc9421

ですが、個人的な行為であった(組織の指示は一切存在しない)破廉恥行為や、法や組織の中に存在するルールを個人的に無視したために起こした不祥事のようなものまで、組織的責任を問うべきでしょうか?
これらは、その行為をとった個人に責任を追及すべきです。

物事の背景は、すべて異なるもの。
一律に捉えて、物事を平均的に考えてはならないと思います。


話は、本論と異なりますが。

組織とは、何でしょうか?
なんだかんだと言ったところで。
組織とは、所詮、人の集合体に過ぎないのです。

その組織に潰されるというのは、人の集合体に潰されるということに過ぎず、その原因は、闘い方の誤り(戦略ミス)に起因するものではないでしょうか?

物事を正すにも、一人で正論を述べれば正せるほど、世の中は美しく出来ていません。
また、個人の力量も大きく異なるのです(これも、物事を平均的に捉えてはならない一例です)。

そのミニチュアであるある1つの組織についても、同様。

誰と組んで、理念をどのように行動に移していくか?
物事を改革していく際には、周囲状況をよく観察し、実行計画を良く考え、そして確実に実行に移していくことが、重要だと思います。
返信する

コメントを投稿