The Man

理系男のダンディズム -ロジカルにロジカルに。 考え抜いたとき、それはその人の感性となる-

Internetの本質とはなにか?

2006-04-03 00:05:00 | 生き方
GALANT's Cafeは、“繋がり”だと思うんだな。

日本でも“Internet”という言葉が一般に広く知られ、日常単語となって早10年が過ぎた。

#日本では、IIJ社が1993年に接続サービスの提供を開始したことが
#商用サービスの始まりだと言われている。
#日本の学術用途としては、慶応大学の村井純先生が、1983年に、
#当時助手として勤務されていた東京工業大学と
#慶応大学を結んだことが始まりだと言われている。

日本において、“Internet”という言葉が一般化する大きな要因になったきっかけとしては、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災によって各種通信手段が壊滅的な打撃を受けたにも関わらず、発生直後からInternetを通じた情報のやりとりが続けられ、刻々と情報提供がなされていたというニュースではなかったかと、GALANT's Cafeは思っている。

#無論、当時の日本のInternetは、一部の人のモノであって。
#学術目的で利用していた学生達のボランティア活動が主であったのだが。

そして。
日本でも、Internetが一般に広く用いられるようになった要因として

・1995年秋に発売されたWindows95(このOSは、パソコン用OSとして世界で初めて、Internet接続に欠かせないTCP/IPスタックを標準搭載していた)の登場
・回線速度14400bps(今から考えれば信じられないほど低速!)ダイヤルアップモデムの低価格化やパソコンへの標準搭載が進んだこと
・接続料月1万円を切ったインターネットサービスプロバイダの登場

などがあるだろう。

また、Internet上で生じた変革としても、

・Webページを記述するためのHTMLおよびWebページとそのHTMLに含まれたWebページを結ぶHyperLink(通称:リンク)の登場
・Webページをビジュアルに視聴可能なWebブラウザ(当時はNetscapeであったり、少し遅れてInternet Explorerであったり。そう、それより以前は、テキストのみしか閲覧できなかったのだ!)の登場
・cgiやASP等のスクリプト言語によるWebページの動的生成(注)の実現
 (注)Webページの作成にはさまざまな方法があり、静的生成方法と呼ばれるWebサーバ
    にコンテンツをアップロードした以後ページの中身が変化しないものと、
    動的生成方法と呼ばれる閲覧者が見る際にサーバプログラムにて中身を変更する
    ものがある。blogページはWebページの1つであり、この後者の動的生成方法を
    活用している。

などの技術の進歩があるだろう。

が、しかし。
最大の要因は、

検索サイトの登場
Yahoo!Googleのこと。

だったのではないか?と、GALANT's Cafeは思う。


日々、世界的な発展をしているInternetは。
回線が複雑に広がり、そして、その回線を通じたデータ転送速度が増加しているだけでなく、さまざまな人によって次々とさまざまなサービスを提供されるようになった。
#ここでの“サービス”とは、本blogのようなたわいもない情報の発信も含む。

そして、この増加を実現した最大の立役者は、

WebページとWebページを、容易に結ぶことを可能にしたHyperlink

に他ならないと、GALANT's Cafeは思う。


そんなInternetの世界における最大の問題は、

誰が何処でどのようなサービスを提供しているか?

を、どのように把握するか?ということであったのだ。

#Internet初心者が最初によく言う「Internetって、何ができるの?」という言葉。
#これは非常に重要なポイントを突いており、仮想世界と言われがちなInternetと言えど、
#どんなサービスが何処で提供されているかを知らなければ、何の役にも立たないのは、
#リアル社会とまったく同じなのだ。

この問題について、あるひとつの解を出したものが検索サイト。
#各種サービスへの玄関サイトという意味で、「ポータルサイト」などと呼ばれるサイトもある。

初期の検索サイトは、人力でそのサービスのありかを調べ、紹介ページに記述していたが。
最近では、検索ロボットと呼ばれるプログラムによって、自動的に調査と紹介ページを作成されるようになった。

このおかげで。
Internetを利用する人々は、以前よりも素早く、サービスのありかを見つけられるようになった。

サービスのありかが分かるようになると。
人は次なるありかを知りたくなり。

それは、
そして、人と人の繋がり

このInternetの世界には、どのような人が居るのか?
その人を形成することに影響を与えてきた人々はどのような人々なのか?

その人やその人に関与した人々は、自分にどのような感銘を与えてくれるのか?
そして、自分は、その人や関与した人々に、どのような感銘を与えることができるのか?

そのために、メールでのやり取りにはじまり、IM(インスタントメッセンジャ)やSNS(ソーシャルネットワーキングサイト:mixigreeに代表される)、掲示板や、そしてWebやblogを用いて。

リアルな社会であっても。
Internet上の社会であっても。

やはりその本質は、人と人の“繋がり”にあると思うのだ。

#だからGALANT's Cafeは、自ら捨て去ろうなんて、これっぽっちも思わないんだな^^


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
それもそうですね (ハルちのパパち)
2006-04-03 23:30:15
人間、人とのつながりが無くなると寂しいものです。

今はネットやらメールやらで簡単にコミュニケーションが取れるので、手紙しかなかった過去に比べれば、つながりは有るけれども、逆にそのつながり自体は希薄になってきているような気がします。
返信する
つながりの強さ (GALANT's Cafe)
2006-04-05 01:34:46
●ハルちのパパちさま

以前と比べて、つながりの強さが多様化しているように思えます。



数々の手段が登場したことにより、コミュニケーションが容易になった分、薄っぺらくなったものも多いかと思います。



しかし、その逆に。



その容易さのおかげで、過去には考えられなかったような深い関係を築くことができるようにもなったと思うのです。



ほら、このblogの筆者と読者の関係のように。
返信する
どういうお付き合いをするかは ()
2006-04-05 02:38:29
各人の考え方にも寄っていて様々ですね。



通常の生活では知り得ないような地域、ジャンル(?)の人とも出会いのきっかけが転がっているwwwの世界は不思議でおもしろい。



感銘を受けるばかりで申し訳ないのですが (u_u* )ポッ (笑)
返信する
よい関係を^^ (GALANT's Cafe)
2006-04-06 00:45:34
●柊さま

似たもの同士はくっつく傾向があるのか、人が人を呼んで関係が出来、さらなる関係が出来てゆくのは、ネットの世界もリアル社会も同じですね。



ただ、ネットの方が、感銘を受けるような方々に出会いやすいような気もします(内面が見えやすいから?)。
返信する
内面が見えやすいから? ()
2006-04-06 06:59:57
ブラウザの向こうの人の気配はテキストに見え隠れしますが、見えやすいとおっしゃいますか。



いい人ばかりとおっしゃる方と、どんな人にも成れてしまうからとおっしゃる方。

大きく二つに分かれるようです。

返信する
にじみ出るもの (GALANT's Cafe)
2006-04-06 23:17:21
●柊さま

面白いもので。

すべてを知ることはできないにしても、その人の声にならない声が見聞きできるように思えるときがあるのですよね。



無論、悪意を持ってすれば、すべてを隠すことは可能。

しかし、どこかに無理が出る(ボロが出る)ように思うのです。



まぁ、ウチなんて。

そのまんま ですけど^^;
返信する

コメントを投稿