てのひらの中の偶然

携帯iphone12、そしてOLYMPUS OM-Dが切り撮った日常の風景

「奇跡元年」ファイナル

2009-01-25 | ねこの手で作るよ
沢田研二2009年お正月コンサート「奇跡元年」
ようやくチケットが届き、無事に参加することができました。

始まる前から、いつものお正月コンサートと違う雰囲気に正直戸惑いぎみでした。
満席のオーディエンス、なのに緊張感があまりないのです。
ダレてるのではない、なんか余裕というか、優しいというか、温かい雰囲気が漂っているのです。
お隣の席の見ず知らずの方に、旧知の仲のように話しかけられ
それだけで人見知りのわたしは緊張してしまいました、まったくだらしのないことです。

始まれば、場内一糸乱れぬと形容してもいいくらいの、ハイテンションの客席の反応が見事で、
茫然自失状態で会場の熱気に飲み込まれてしまいました。
昨年末のドームライブ「人間60年 ジュリー祭り」大成功の大祝賀会。
還暦で人生を折り返した「奇跡」の「元年」を祝う気持ちがCCLemonホールに充ちていました。

聞けば、このライブはファンクラブでほぼ完売、
一般でのチケット販売はほとんどなかったそうです。
だったら昨夜の会場を埋めていたのは、筋金入りのジュリーマニアばかり、
ジュリーとファン互いの「ありがとう」がスパークする場に立ち会えたわけです。

ジュリーはMCで
「なんか今日は変だぞ!、なんか根性入り過ぎ、気持ち悪い~」
また、「ドームをやってわたしたちも自信をつけましたが、みなさまも自信をつけられたようで・・・・」
というようなことをおっしゃてましたが、そうか、ファンも自信を持った余裕だったのですね。

楽曲で良かったのは
Menopause(メノポーズ)、2005年発表の曲です。
更年期障害をロックで歌う?なのですが、昨夜のライブではすごいカッコよかった。

アリフ・ライラ・ウィ・ライラ 、1986年
詞も曲も沢田研二なのですが、ココロ時代の曲を4人のバンド編成で
よくもここまで見事に幻想的に聴かせてくださったと感激しました。
間奏の下山淳のギターソロとサイケデリックな照明が、更に盛り上げてくれました。
下山さん、といえば、前日のダイアリーを拝見したら、
ひどい状態の指の画像。
こんなボロボロの指先で素晴らしい演奏をされたのですね~、プロ根性に感服です。

ヘイ・デイブ、1974年
昨年11月にお亡くなりになったザ・ゴールデン・カップのデイブ平尾さんを歌った曲。
レコード、CDで聞いた時は、あまりピンとこなかったけど、今のジュリーの声でライブで聴くと最高でした。
作詞は岸部修三(一徳)、作曲は井上堯之

こうやって書き出してみると、どの時代の曲もジュリーは今も聴かせてくれる、
いっぱいいっぱい楽曲があるのだから、それを小出しにすればこれからもやっていける・・・
だけどね、ジュリー、毎年新譜を聴くためにツアーに参加する高揚感を教えてくれたのはあなたなのだから。
これからは、毎年でなくていいから、また新しい曲でファンの前に出てきてくれなければ困ります。

老人虐待だから「頑張れ」と言うな、頑張るのは若い人、と言うけれど、
20代も30代も頑張ってますよ。
今日「ARASHI SUMMER TOUR 2007 FINAL Time」のDVDを観たけど、
20代の嵐も東京ドームいっぱいのお客さんを前に頑張ってました。
メンバーのフルネームもいえないわたしですが、
「歌もダンスも下手、MCも気の利いたこといえない」と言いながら体当たりのライブで胸がいっぱいになるほど頑張ってました。

だから、ジュリーもファンの期待に応えて、まだまだ「ガンバレ~!」です。
こんなところで言っても届かないけどね。


そして、アフターには西新宿のロックバー・カレントの「ジュリーナイト」へ

ライブの余韻が残ったまま、大音響で聴くジュリーはやはり格別、
DJ-SUSHIさん、DJ-町井ハジメさん、スタッフ・MOGIくん、
居心地のいい夜をありがとうございました。

初めて参加の女性とも少しお話ができました。
ジュリーファンになってまだ2年くらいとのことで、
「41年の歴史を辿るのは大変だけど、いろんなジュリーがあるので、新鮮な驚きがばかり」と、
ジュリーへの熱い思いを聞かせていただいて、なんだか羨ましくなりました。
でも、これからのジュリーの歴史は彼女とも共有できるわけで、やっぱりジュリーにはガンバテってもらおうっと!


「ジュリーナイト」が終わり、深夜1時、
カレントのモニターが70年代の デヴィッド・ボウイを映して出しました。

そういえば、昔、知人に聞いた話
60年代のロンドンで、ボウイの熱烈なファンたちもボウイを讃えるクラブイベントをしたそうです。
当時、オープンしたばかりのクラブにファッションリーダーを自認するファンたちが集まり
もちろんボウイ本人はこないけど、厳しいドレスコードをもうけ、とにかくカッコいいイベントにしようと・・・。
そして、驚くことにドレスコードに阻まれ入場出来なかったひとりにミックジャガーがいたということ。
ボウイのファンも相当に自信を持ってらしたようで、うぅ~んカッコいい!

で、ジュリーナイトには特別のドレスコードはないです(たぶん)。
でも、今回はお調子こいて、久しぶりにジュリーTシャツなどを着ていってしまったわたし。

今夜は、携帯写真ではありませんのであしからず。



Tシャツフロント用にコラージュしたジュリー







バックプリント用


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