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TOEIC150点アップ実況中継

ある大学で50名の学生にTOEIC講座を担当。たった15日の講座で平均150点の成績upを果たした。その学習法を実況中継

写真描写問題について その1 形容詞の例

2006-04-10 16:52:11 | 写真描写問題 実況中継

[1] 形容詞での出題例
「~は、どんな存在だ」ということです。

   The car is empty.
   車は存在する 空の状態で
   車には誰も乗っていない

  (1) The car is empty.
    車には誰も乗っていない
  (2) The phone is busy.
    電話が話し中だ
  (3) The doors are not open.
    ドアは開いていない
  (4) The sky is cloudy.
    空は曇っている
  (5) It is very cold outside.
    外はとても寒い
  (6) Their dark glasses are expensive.
    彼らのサングラスは高価だ
  (7) That food stand isn't very busy.
    食品のスタンド・売店はあまり混んでいない
  (8) The cast is black and white.
    鋳型は白黒だ
  (9) The booths are all open.
    ブースはすべて開いている
  (10) The windows are open.
    窓は開いている
  (11) The pond is empty.
    池には水がない
  (12) The traffic is very heavy.
    交通量がとても多い
  (13) The fence is round.
    フェンスは丸い
  (14) The street is very wide.
    この通りはとても広い
  (15) The clothing store is open for business.
    衣料品店が営業中だ
  (16) The road is narrow.
    道は狭い
  (17) The plate is full of food.
    皿は食べ物でいっぱいだ
  (18) The parking lot is almost full.
    駐車場はほぼ満車だ
  (19) The signs is hard to see.
    掲示板は見えにくい
  (20) The play is open to the public.
    その劇は一般に公開されている

形容詞はたくさんありますが、当然ですが心理的なことを表すものは発音の引っかけ問題で登場するくらいで、あまりありません。つまり出題は「目に見えるもの」に限られ、私のTOEIC試験講座用のデータベースでは以外に少ないです。

写真描写問題について その1

2006-04-10 16:31:04 | 写真描写問題 実況中継

LISTENING COMPREHENSION
PART Ⅰ 写真描写問題(20問) 対策- One picture
TOEIC試験対策用の本には、だいたい以下のようなことが述べられています。

《対策》
音声が流れる前に、写真からどれだけの情報を読みとれるかがポイント。
 1.写真に現れている人や物の「位置関係」を聞き取る
  in front of, in the middle of, side by side, in a row ,
  in the ground, in a rack, in the lobby, near the curtains,
  on the floor, on the edge of ~, beside ~, on the roof,
  on the bench, in the hall, at home, on the train,
  on the right, behind the castle, on horseback, under the bridge,
  in a line, on the curb, on the road, in the grass, around the room,
  on the desk, on the stairs, down the street, etc.

 2.写真に現れている人や物の「動作(動き)」を聞き取る
  turning, writing, running, making a telephone call

 3.写真に現れている人や物の「状態」を聞き取る。
  full of, crowded, congested,
  The traffic is heavy. 交通は渋滞しています

 4.類語に注意する。たとえば、写真に車=carが写っていても、選択肢の音声ではautomobileと表現されるかもしれない。
  bus - car - cab - taxi - vehicle - automobile

 5.聞き違いを想定して作られた問題が多いことに注意。類似音の単語。
  cars - cards, ship - sheep, sing - swing


写真描写問題では、写真の情景から回答を得るからおのずと出題文は次のようなものとなります。
  1. 現在進行形の文
  2. There is[seems) ~の文
  3. 受身形の文
  4. be動詞+形容詞/名詞の文
  5. 一般動詞の文では動詞の種類が限られますが、比較的むずかしい単語が使われます。(この場合500点以上の実力が試されます)
  例shade,abound,converse,occur,wait,reveal,prevent,surround,
    have, display,jostle,extend,peruse,etc.

この出題形式に対する対策は、進行形の文を例にすると、丸ごと一文を丸暗記しないで、主語フレーズと動詞フレーズを別々にデータとして蓄えることです。つまり次のような文では「その女性」という部分と「紙を破っている」という行為を分けてデータとして蓄えることが必要です。つまり音声が流れてきたら、その主体は何か、そしてそれに続く状態などに耳を傾けるトレーニングをしておくことです。
教育文法では、進行形を「be動詞+現在分詞」などと教えていますが、これでは英語を話せないし、リスニングもできません。be動詞は「存在」を表し、The man is(ザマンニィズ)と言われたら、「男性は存在するんだ」、そしてそれはどんな状態だと耳を傾けることです。ちなみにthe manのnは、ネイティブは「ンヌ」であり、次のisのiにつながります。nは「ン」ではないことに注意してください。

  The woman is tearing the paper.
  その女性は紙を破っています

  主語フレーズ---The woman is
  動詞フレーズ---tearing the paper

こうしてデータを蓄えておけば、実際の出題で主語がThe manとなってもThe young womanとなっても、あるいはThe man on the benchとなっても対応できます。

  The woman is tearing the paper.
  その女性は
  The young woman is tearing the paper.
  その若い女性は
  The man is tearing the paper.
  その男性は
  The man on the bench is tearing the paper.
  ベンチに座っている男性は
  The man sitting on the bench is tearing the paper.
  ベンチに座っている男性は
  The man on the left is tearing the paper.
  左側にいる男性は
  One of the men is tearing the paper.
  男性の一人は
   etc.

つまり、一文を丸暗記してもほとんど役に立たなく、主語を変えると何通りもの文ができあがり、それだけ具体的な問題に対応できます。逆に、tearing the paperをreading a letterに変えると様々な表現ができます。

  The woman is reading a letter.
  The young woman is reading a letter.
  The man is reading a letter.
  The man on the bench is reading a letter.
  The man on the left is reading a letter.
  One of the men is reading a letter.
etc.

以上、進行形の例で説明しましたが、このことはすべてにおいて大切なポイントとなります。

どうですか? 簡単なしくみがわかりましたか?

2006-04-10 13:54:15 | 文法基本・語彙問題・正誤問題

どうですか?私たちが学校時代に学んだ英文法やTOEIC試験用の文法書にもこんな英語のしくみをとりあげているものは絶対にないはずです。
もちろん今の段階で、この31の文例を訳せることを望んでいません。しかし今までの文法書に書かれてきた様々な文法用語でいくらTOEIC試験に臨んでも結果など出ないのは当たり前だと思います。なぜならいくら文法用語を知っていたり、文法で解明したところで、「ことばとしての英語」が理解できないからです。
例えば、文法書には決まって「不定詞はto+動詞の原形だ」と教えています。そこで「寿司を食べたい」と表現したいときは、want to+動詞の原形。つまりwant to eatとeatを動詞の原形にしなければならないと学習しても、「寿司を食べる」という行為を頭に思い浮かべることができるのでしょうか。

私が分類した「英語のしくみ」は、たった5つのフレーズを元に組み立てています。

  (時制世界)
   現在形 eat(s) sushi
   過去形 ate sushi
  (非時制世界)
   原形動詞フレーズ (to) eat sushi
   ing形動詞フレーズ eating sushi
   ed形動詞フレーズ eaten sushi

私が提唱するファンクションメソッドは、単に文法問題を解くためのメソッドではありません。文法問題のtoの後ろにくる動詞が原形か原形でないかといくら学習をしても確かに、文法問題は解けるかもしれませんが、それはそれだけのものに過ぎません。
toは「到達点」を表す前置詞であり、「これから」といった未来のイメージを持つことを知っていたら、それがListeningでも、Speakingでも、Readingでも役立たなければならないのです。
   Do you want to eat sushi?
   I don't want to eat sushi.

このeat sushiが、make sushi、buy sushiと変わってもこのしくみさえわかっていれば簡単なことです。
ことばというものは、フレーズ(意味ある単位)で覚えたら、確実にその意味が定着・蓄積していきます。

以下、このことを思い浮かべていただいて、学習を進めてください。

英語はとてもシンプルで合理的なしくみをしています

2006-04-10 13:28:59 | 文法基本・語彙問題・正誤問題

■英語の簡単なしくみの一端をお見せしましょう
以下にとりあげた文例は、「寿司を食べる」という行為に焦点を当てたものです。※印は学校時代に悩まされた代表的な文法用語です。青印のフレーズはひとまとまのの寿司を食べる行為・状態を示しています。学校時代に単なる動詞だけの変化ばかりを教えられてきましたが、大切なのはこの動詞フレーズそのものが変化するという視点を持つことです。これがなかったから、いつまでも英語がことはとして定着・蓄積しないのです。

 (時制世界)
*現在形は現在の事実・習慣を表し、過去形は過去の事実を表します。
  (1) I eat sushi every day. ※現在形
    私は毎日、寿司を食べます
  (2) I ate sushi yesterday. ※過去形
    私は昨日、寿司を食べました

 (非時制世界)
*元は動詞ですが、文の時制とはまったく関係のない動詞からの造語です。これは以下のように、動詞の原形で始まる原形動詞フレーズ、動詞のing形で始まるing形動詞フレーズ、そして動詞のed形で始まるed形動詞フレーズのたった3つです。
 (1) 原形動詞フレーズを用いて eat sushi
原形動詞フレーズは、ある行為や状態を頭の中で思い浮かべる映像世界のようなものです。
  (3) Eat sushi. ※命令形
    寿司を食べなさい
  (4) Don't Eat sushi. ※禁止の命令形
    寿司を食べてはいけない
  (5) Let me eat sushi. ※使役構文
    私に寿司を食べさせてください
  (6) Let's eat sushi. ※慣用表現
    寿司を食べましょう
  (7) I will eat sushi tomorrow. ※未来形
    私は明日、寿司を食べます
  (8) I can eat sushi. ※助動詞の文
    私は寿司を食べることができます
  (9) I can eat sushi. ※助動詞の文
    私は寿司を食べることができます
  (10) Shall we eat sushi? ※助動詞の文
    寿司を食べましょうか?
  (11) Will you eat sushi? ※助動詞の文
    寿司を食べませんか?
  (12) I saw her eat sushi. ※知覚動詞の用法
    私は彼女が寿司を食べるのを見ました

*以下は、前置詞toが原形動詞フレーズを導いているものです。toは「到達点」を意味し、「頭に描いた映像世界に至る」と、未来的なイメージを付け加えます。
  (13) I am to eat sushi. ※be toの構文
    私は寿司を食べる予定です
  (14) I am going to eat sushi. ※be going toの構文
    私は寿司を食べる予定です
  (15) I am sure to eat sushi. ※be sure toの構文
    私きっと寿司を食べます
  (16) I have to eat sushi. ※have toの構文
    私は寿司を食べなければなりません
  (17) I want to eat sushi. ※to不定詞
    私は寿司を食べたいです
  (18) I want you to eat sushi. ※want +人+to不定詞
    私はあなたに寿司を食べてもらいたいです
  (19) I told you to eat sushi. ※tell +人+to不定詞
    私はあなたに寿司を食べるように言いました
  (20) I came here to eat sushi. ※不定詞の副詞的用法
    私は寿司を食べるためにここに来ました
  (21) Sushi is something to eat. ※不定詞の形容詞的用法
    寿司は食べるものです

 (2) ing形動詞フレーズを用いて ate sushi
*ing形動詞フレーズは、「~しながら、~しながらのこと」と継続的な意味を持ちます。
  (22) I am eating sushi now. ※現在進行形
    私は今、寿司を食べています
  (23) I was eating sushi at that time. ※過去進行形
    私はその時、寿司を食べていました
  (24) I like eating sushi at that time. ※動名詞
    私は、寿司を食べることが好きです
  (25) Stop eating sushi. ※動名詞
    寿司を食べるのをやめなさい
  (26) I came here eating sushi. ※主格補語構文
    私は寿司を食べながら、ここに来ました
  (27) I saw her eating sushi. ※目的格補語が現在分詞の用法
    私は、彼女が寿司を食べるのを見ました
  (28) I came back eating sushi. ※動名詞
    私は寿司を食べないで、戻ってきました

 (3) ed形動詞フレーズを用いて eaten sushi
*ed形動詞フレーズは、「~されて、~された」と受動的な意味と、「~したこと」と過去のイメージとなります。
  (29) The sushi was eaten. ※受身形
    その寿司は食べられました
  (30) I have just eaten the sushi. ※現在完了形
    私はちょうど寿司を食べたところです
  (31) I had eaten the sushi when she came home. ※過去完了形
    私は彼女が帰宅したときには、もう寿司を食べてしまっていました