どうですか?私たちが学校時代に学んだ英文法やTOEIC試験用の文法書にもこんな英語のしくみをとりあげているものは絶対にないはずです。
もちろん今の段階で、この31の文例を訳せることを望んでいません。しかし今までの文法書に書かれてきた様々な文法用語でいくらTOEIC試験に臨んでも結果など出ないのは当たり前だと思います。なぜならいくら文法用語を知っていたり、文法で解明したところで、「ことばとしての英語」が理解できないからです。
例えば、文法書には決まって「不定詞はto+動詞の原形だ」と教えています。そこで「寿司を食べたい」と表現したいときは、want to+動詞の原形。つまりwant to eatとeatを動詞の原形にしなければならないと学習しても、「寿司を食べる」という行為を頭に思い浮かべることができるのでしょうか。
私が分類した「英語のしくみ」は、たった5つのフレーズを元に組み立てています。
(時制世界)
現在形 eat(s) sushi
過去形 ate sushi
(非時制世界)
原形動詞フレーズ (to) eat sushi
ing形動詞フレーズ eating sushi
ed形動詞フレーズ eaten sushi
私が提唱するファンクションメソッドは、単に文法問題を解くためのメソッドではありません。文法問題のtoの後ろにくる動詞が原形か原形でないかといくら学習をしても確かに、文法問題は解けるかもしれませんが、それはそれだけのものに過ぎません。
toは「到達点」を表す前置詞であり、「これから」といった未来のイメージを持つことを知っていたら、それがListeningでも、Speakingでも、Readingでも役立たなければならないのです。
Do you want to eat sushi?
I don't want to eat sushi.
このeat sushiが、make sushi、buy sushiと変わってもこのしくみさえわかっていれば簡単なことです。
ことばというものは、フレーズ(意味ある単位)で覚えたら、確実にその意味が定着・蓄積していきます。
以下、このことを思い浮かべていただいて、学習を進めてください。