◎未だ名前も決めていない段階での”燃料電池車”年内発売をトヨタが発表…少し前の日産の”電気自動車”発売発表当時は、あと数年かかるとのみんなの思いを裏切り、何とその年、1年ほどののちに、売り出してしまった記憶あり、三菱自動車が並行して登場。この思いを頭に浮かべて、”燃料自動車→”水素&電気でモーター駆動の自動車”…政府のエネルギー政策に背中を押されてメーカーが発表を急がされている、と思ったのです。しかし、ここ数ヶ月の動きを見ていると、むしろ政府は後追いで、今頃やっと規制緩和決定発表としている。水素燃料自動車では、日本メーカートヨタとホンダが、最先端でしょうが、よく世界を見ると、水素社会ではむしろ欧米の方が先行、日本は後塵を拝している模様です。焦っていたのは、政府のみならず、メーカー自身だったようです。ハイブリッド型主力打ち出していたトヨタとホンダは積極的な打ち出し、電気自動車を打ち出してきている日産は(開発しているはずだが)発表しない。
周辺のインフラも、2年前には供給スタンドは4~5億必要(最近政府は5~6億と言い出していますが)とされていたものが、規制緩和とともに、2~3億、移動式では2億ほど、さらに(ホンダの)容量限定の小型装置なら5千万円ほどと、なってきています。現在は廃棄している「水素」も、作るとなると、石油の倍としていたものが、今では同等レベル、1キロ100円(岩谷産業)や政府メーカー合同のガソリンと水素価格差補助機構を作るところまで進んでいます。増産することによるコストダウンも検討されだしています。普及のためには、インフラ拡大:供給スタンド設置増強が不可欠であり、関東:東京、関西:京阪神、車社会の中部:名古屋、あとは福岡あたりでしょうか。政府は設置への補助金を半分ほどは出すとしており、2020年が一つの目処でしょう。東京オリンピックの公用車は全て水素燃料自動車になることでしょう。「水素」用途拡大には、”水素ガス発電所”が開発中であり、天然ガスに4割混入では成功、6割混入で開発中と聴きます。
需給の波のある電力、つくるときにも不安定な太陽光発電や風力発電の電力を、また日本へ輸入しにくい遠方での発電の電力を、「水素→液体水素」にすることで、素晴らしく便利な備蓄機能を発揮でき、「水素社会」を創り出せます。何かの原料の供給が滞っても、別の何かで「水素」を生み出せます。…「石油・天然ガス」輸入経路確保の国家的死活問題が軽減します。ほとんどの戦争原因が、文明滅亡原因が、エネルギーの消滅/確保に起因している歴史を見ても、非常に希望の持てるエネルギー政策となることでしょう。
水素ステーション普及後押しで政府が規制緩和発表! | clicccar.com(クリッカー)
政府が今年6月に水素社会の実現に向けて策定した「水素・燃料電池戦略ロードマップ」によると、2015年度内に4大都市圏を中心に100箇所程度の水素ステーションを整備すると共に、ガソリン車の燃料代と同等以下の水素価格実現を目指しています。
現在の水素ステーションの設置費用は1箇所あたり4~5 億円と、一般的なガソリンスタンド(1億円以下)に比べて非常に高額で、FCV用水素のコストの約6割を水素ステーションの設置・運営費が占めています。
ネックになっているのが水素圧縮機、蓄圧機、プレクーラー(水素冷却機)、ディスペンサー(水素ガス高速充填機)などの構成機器で、そのコストを押し上げているのが諸外国に比べて非常に厳しい技術基準の数々。
こうした状況を受けて政府は11月20日、割高な水素ステーションの設置費用を2020 年までに半減すべく、技術基準に対する規制緩和を発表しました。
具体的には・・・
①輸送・貯蔵効率が高い液化水素を貯蔵する水素貯槽設置を許可
②充填時の高圧水素冷却用プレクーラーの設置スペース規制廃止
③蓄圧器への繊維強化プラスチック(複合材料)の使用を許可
そこまで来ている 水素の未来 (8分Ver)
2015年 水素ステーションから始まる新たなクルマ社会(8分Ver) …2年前のものです。
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テストドライブ映像①
TOYOTAは、セダンタイプの新型燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を開発し、トヨタ店ならびにトヨペット店を通じて、12月15日より発売する。
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FCV(燃料電池車)で目指すこれからのモビリティ社会
TOYOTAは、IT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC JAPAN 2014」に出展し、FCV(燃料電池車)のプレゼンテーションを行いました。
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◎トヨタは今季の利益が2兆円超となるとのこと、しかし、ここ5年は地方税は別として、法人税はほとんど支払っていない構造となっています。
収益の大きな部分が、投資企業からの配当回収が占めるからです。ちょっとした国家の予算以上の収益なのです。これを積極的に使えば、目的達成は可能なのです!
今からは「運転の安全、路上での安全」を目的に”自動ブレーキ・システム”強化に動くようですが、『社会での安全』に向け、投資を実行願いたいものですね~