広島・神勝寺 尺八演奏 playing the shakuhachi. Buddhist temples in Japan.
禅を楽しむ新施設、「神勝寺 禅と庭のミュージアム」がこの秋オープン! | お寺・神社の”いま”を伝える情報メディア 寺社Now
2016年9月11日(土)、広島県福山市の山間に佇む禅寺、天心山神勝寺(てんしんざんしんしょうじ)に「神勝寺 禅と庭のミュージアム」がオープンします。
その広大な敷地内に広がる禅庭の散策をはじめ、数々の伽藍や茶室に展示された禅画・墨蹟(禅宗の高僧による書)の鑑賞など、訪れるひとが思い思いの時間を過ごせる禅の空間の誕生です!
この施設の目玉とされるのが、国内外で活躍する名和晃平氏設計による「洸庭(こうてい)」。伝統的なこけら葺きを応用し、全体を木材で柔らかく包んだ舟型の建物とその内部の空間で波に反射する光を表現する、建築とアート一体型のアートパビリオンです。
広大な敷地にはほかにも、縄文建築で知られる建築家・建築史家の藤森照信の設計による寺務所「松堂」、滋賀県・石山寺の国宝多宝塔を模して建立された多宝塔、鎌倉にある大本山建長寺の坐禅堂を譲り受け移築再建された大徹堂など、歴史的に見ても興味深い建築が配置され、古典建築と現代建築が共存する空間を楽しむことができます。
(左)大徹堂(右)社務所「松堂」では、資料の展示、関連書籍やグッズ、お土産の販売も行う