【読売新聞】
朝刊:986万8516部→956万1503部(-3.1%)→926万3986部(-3.1%)
夕刊:333万2054部→321万1838部(-3.6%)→304万8694部(-5.3%)
トップの独走は変わらないながらも、全般に落ち込んでいるのが読売新聞。半期ごとに朝刊が約30万部、夕刊が10数万部減少しつつある。
【朝日新聞】
朝刊:754万3181部→743万3577部(-1.5%)→710万1074部(-4.4%)
夕刊:272万7994部→266万0055部(-2.2%)→232万7990部(-12.8%)
朝日新聞は読売新聞以上に夕刊の落ち込みが大きい。朝夕刊ともに約40万部減少しているため、セット料金約4000円をかけると、月に約16億円、年間で約192億円の売上減少となる。
それと朝日新聞は2014年上期から下期にかけての減少数が大きい(朝刊:約11万部減→約33万部減、夕刊:約6万部減→約33万部減)のが特徴。慰安婦報道の捏造報道や吉田調書の誤報などによる読者離れが原因だろうか。
【毎日新聞】
朝刊:335万0366部→332万6979部(-0.9%)→329万8779部(-0.9%)
夕刊:98万4550部→97万3760部(-1.1%)→96万6897部(-0.7%)
毎日新聞は落ち込みが少ない。慰安婦報道では、朝日新聞と似たようなスタンスで報道していたが、矛先が朝日新聞に向いたことで、影響が少なかったのだろうか。
【日経新聞】
朝刊:277万6119部→276万9732部(-0.4%)→275万0534部(-0.4%)
夕刊:139万7776部→138万7950部(-0.7%)→138万7664部(-0.02%)
日経新聞は微減に留まっている。景気回復期には、企業や一般の投資意欲が増加することで、日経新聞の購読が増えると言われている。数字はわずかに減らしたものの、景気が上昇傾向にある証拠の1つとも言えそうだ。
【産経新聞】
朝刊:161万7525部→161万0822部(-0.4%)→161万5209部(+0.3%)
夕刊:53万6045部→52万0716部(-2.9%)→48万9534部(-6.0%)
産経新聞も1年半前と比較して減らしたものの、2014年上期から下期にかけて、朝刊が4387部とわずかながらも増えている。他紙の減少を考えれば、驚異的なことに違いない。長年続けてきた慰安婦報道の検証などが、ようやく実ったと言うところか。
しかし夕刊の落ち込みが大きいのは不思議だ。知っている人も多いだろうが、同紙の夕刊は、大阪府を中心とした近畿地区のみ。その中でも部数の多い大阪府の発行部数は次の通り。
朝刊:55万0372部→54万7859部(-0.5%)→55万0841部(+0.5%)
夕刊:42万1268部→40万8589部(-3.0%)→38万2229部(-6.4%)
朝刊が回復している一方、夕刊が約1割も減少している。…どの新聞社にも言えることだが、夕刊の内容に必要性を感じないことが多い=節約で夕刊カット、ではないでしょうか?!