パワハラやおねだりの疑惑告発文書問題に揺れる兵庫県の斎藤元彦知事(46)は9日、兵庫県庁で日本維新の会と兵庫維新の会、県議団の連名による辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事を通して受け取った。
国会内で会見した藤田文武幹事長(43)は2021年知事選で「推薦した責任がある」と説明。不信任案提出の判断は当面持ち越す方針だが、藤田氏は今後提出された場合「賛同せざるを得ない」と言及した。
“身内”から辞職を迫られた斎藤氏は県庁内で取材に応じ「いろんなご指摘があるということは、私自身も真摯(しんし)に重く受け止めなければなりません」としつつも「百条委や第三者機関の調査にしっかりと対応し、県政を引き続き一つひとつ進めていくということが私は大事だというふうに今は思っています」と、改めて続投を表明。県政が停滞しているとの指摘も「県民の皆さんや事業者の皆さんにとって本当に重大な支障が生じているという状況ではない」と一蹴した。
維新共同代表の吉村洋文大阪府知事(49)は大阪府庁で元部下(財政課長)だった斎藤氏の辞職否定に「非がなかったか、よく考えてもらいたい」と憤った。斎藤氏には6日の百条委員会出頭の翌日に電話し、「辞して県民に問うべき」と出直し選を勧めたが「結論は出なかった」という。
報知新聞
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