「認定NPO法人かものはしプロジェクト」を2002年、大学3年生のときに立ち上げたのです。

2021年07月02日 22時23分30秒 | Weblog

動き出した「かものはしプロジェクト」とは?

かものはしプロジェクトでは、子どもが売られないようにするために、課題の根を断つ、社会の仕組みを変える取り組みを行っています。
活動は2002年からカンボジアではじめ、2012年からは人身売買の被害規模が世界最大と言われるインドにて活動を行っています。

ミーチャのような、保護施設にいた姉妹のような被害者をこれ以上出さないために…

インドでは、サバイバーたちの心的支援・裁判などに関わる支援は元より、人身売買が起こってしまう社会の仕組みを明らかにし、国や警察などにも働きかけ、子どもが売られない世界をつくるため、かものはしプロジェクトは活動を続けています。

今も世界のどこかで子どもが自分の意志に反し売られて、性的搾取の被害にあっている

世界では100万人※の子どもたちが「商業的性的搾取」の被害にあっています。
「商業的性的搾取」とは、子どもたちがお金やものと引き換えに性的な行為を強要され、搾取されてしまうことです。
※出典:ILO 2017年 Global Estimates of Child Labour RESULTS AND TRENDS,2012-2016

国連の定義の中でも「最悪の形態の児童労働」であると言われています。

人身売買の被害規模が世界最大と言われるインドでは、子どもが売られる値段は日本円で「2万円」と言われています(認定NPO法人かものはしプロジェクト調べ)。

「子どもを売春宿に売り、お金に変える」など、日本では遠い昔話のように感じる方も多いかもしれませんが今も世界のどこかで子どもが自分の意志に反し売られて、性的搾取の被害にあっているのです。

インドにおける人身売買で、特に被害者が多いのは貧困の多い農村地域です。

自分が働いて少しでも家族のために…と思っている子どもに声をかけ「稼げる良い仕事がある」とだまし、何も知らずに連れて行かれた先が売春宿だったということも少なくありません。

一度売られてしまった子どもたちは、逃げるすべを持ちません。
「嫌だ」と言っても、暴力や恐怖で支配され、その行為から逃れることはできません。
どんなに苦しくつらい日々を重ねても、自分の意志では売春宿から出ていくことはほとんどできません。

運よく助け出されたとしても、帰る場所を失ったままの子どもや女性が多くいます。

インドでは、自分の意思に反して強制的に働かされていたにも関わらず、売春宿で働いていたことで、村に戻ってもひどい差別を受けることがあります。
復学できない、仕事に就けない、結婚が不利になる、村で家族も含めてのけ者にされる…。

このように、人身売買によって身も心も傷つけられただけでなく、さらに差別によって苦しむ子どもや女性もいるのです。

 

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