被災地に振る雪。救助活動への影響などが懸念されている=7日午後0時27分、石川県珠洲市(甘利慈撮影)
能登半島地震の被災地は7日、厳しい冷え込みとなり、降雪が強まった。救助活動や復旧作業を妨げるかのように、無情にも雪が積もる。傘を差しながら、物資の入った段ボール箱を抱きかかえる被災者の姿も。不安と焦りが広がった。
震度7を記録した石川県志賀町の無職、岡崎信義さん(77)は自宅が損傷し、車庫での生活を続ける。住み慣れた自宅は目に見えて傾いており「重たい雪が積もればつぶれてしまうのでないか」。なすすべがなく、途方に暮れる。
七尾市立中島小で避難所運営に当たる女性職員は「積雪や路面凍結の影響で、(支援物資などの)物流が滞るのが怖い」と心配。同市では4日から、建物の倒壊危険性を周囲に知らせる応急危険度判定を急ピッチで進めているが、石川県営繕課の担当者は「道路状況も悪く、厳しい状況が重なっている」と判定作業への影響を懸念する。
穴水町役場で情報収集に当たっていた消防隊員の男性も「雨や雪による二次災害を心配している」と表情を曇らせた。
産経新聞
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