中国税関総署が20日公表した貿易データによると、中国がロシアから4月に輸入した原油は、金額ベースで前年同月比27%減の37億ドル(約5100億円)だった。輸入量は9%増と拡大が続いた。ウクライナ侵攻に伴う先進7カ国(G7)などの制裁の影響により、中国が割安のロシア産原油を買いたたいている構図が改めて浮き彫りになった。 輸入量は711万トンだった。これに対し、最多のサウジアラビアからは846万トン、金額が52億ドルだった。 G7などは昨年12月、ロシア産原油に上限価格を設定する制裁を導入。今年2月には石油製品にも上限を設定した。中国やインドなどが受け皿となって買い支えているが、米政府はロシアの石油による収入が減ったと分析している。 パイプラインを通じた天然ガスのロシアからの輸入額は、4月に2・2倍の5億6千万ドル(数量は非公表)と大きく増えた。中露はパイプラインでも協力を深めている。 (共同) 産経新聞
世界中の海水域や淡水域に漂う微細なマイクロプラスチックは、魚が飲み込むと、添加されている化学物質が筋肉や内臓に蓄積することが実証されており、人の食生活への影響が懸念されている。そこで東京大が実態を詳しく分析したところ、海水と淡水で、魚のマイクロプラスチック摂取量に最大約6倍もの差が生じることが判明した。食べようとする魚の選び方が、変わってくるかもしれない。
浮上した「重要な事実」
「魚をよく食べる日本人にとって、極めて重要な事実が判明した」。研究チームの井上広滋・東京大教授は、こう指摘した。
産経新聞
アメリカのバイデン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と21日午後、G7(主要7カ国)広島サミットの場で会談し、アメリカ製のF-16戦闘機について、同盟国による供与を容認する考えを伝える見通し。
バイデン大統領とゼレンスキー大統領の会談は午後2時過ぎから行われる予定で、ウクライナが強く求めるF-16戦闘機の同盟国による供与を容認し、パイロットの訓練を支援する考えを直接伝える見通しとなっている。
また、砲弾や装甲車など追加の軍事支援も表明する方針。
ゼレンスキー大統領は20日、「パートナーに感謝する。(F-16の供与は)われわれの社会・市民、そして住宅や家族を救う」と述べ、アメリカが方針を転換して、同盟国による供与を容認したことなどに感謝の意を示した。
一方、ロシア外務省高官は、F-16戦闘機の供与について、「状況をエスカレートさせる」などと非難している。
(フジテレビジョン)
(テレビ新広島)
インドのモディ首相をはじめG7広島サミットの招待国の首脳らが平和公園を訪れ、原爆資料館を視察し、慰霊碑に献花しました。 広島サミットに招待された8カ国の首脳と7つの国際機関の長は、議長を務める岸田総理大臣の案内で原爆資料館を視察しました。 館内では、核保有国であるインドのモディ首相を含め全員で芳名録への記帳を行いました。 その後、そろって原爆慰霊碑に献花し犠牲者に祈りを捧げ、集合写真を撮影しました。 21日午後にはウクライナのゼレンスキー大統領も平和公園を訪れ、原爆資料館を視察する方向で調整されています。
テレ朝news
【パリ=三井美奈】フランスのマクロン大統領は21日、広島で開かれている先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)の終了後、モンゴルを初訪問する。仏大統領のモンゴル訪問は初めて。モンゴルが中国とロシアの間に位置しながら民主化を進めていることに加え、ウランなど鉱物資源に富んでいることから、関係構築を重視した。 欧州連合(EU)はロシアのウクライナ侵略を受け、レアアースなど戦略物資の調達先を広げようとしている。フランスは原発の増設を目指しており、ウランの安定供給は重要課題となっている。仏大統領府高官は「モンゴルは発電の9割を石炭に依存する。フランスは脱炭素化に向けて協力できる」としている。 マクロン氏はフレルスフ大統領と会談した後、チンギスハン博物館を訪れる予定。中国によるモンゴルへの「歴史観の押し付け」に対抗し、連携を示す狙いがある。フランスでは2020年、西部ナントで計画されていた「チンギスハンとモンゴル帝国の誕生」展に中国が異議を唱え、開催が棚上げになった。同展はモンゴルの協力で今秋、開催される予定。 産経新聞