出雲山採りの面白い木

　蘭友のＮ氏とＮ氏の友人が、出雲で採取した木を紹介します。平成19（2007）年5月にＮ氏から預かって育てています。まだ木が小さくて力が無いので本芸かどうかわかりませんが、天冴えの白覆輪で、後に萌黄覆輪に変化する木です。パッと見すごく綺麗な木です。子は中透けっぽい柄で出てきており、今後要観察です。泥軸・泥根。

 

　上から見た写真です。細葉ではありますが、すごく雰囲気のいい色合いです。

 

　下の写真は、私がＮ氏から預かって間もない平成19（2007）年6月当時の写真です。他に出雲で一緒に採れた木（選別済み）と寄せ植えにしています。当時は2枚葉で、枯死寸前でした。半分あきらめていましたが、この木が何とか生きながらえて、面白い芸を見せ始めてくれてとても嬉しく思っています。

 

　上の写真を上から写したものです。何となくボヤッと覆輪状の斑が見えるような感じでした。

 

　私は山から採ってきた選別済みのものを預かって育てているだけですが、この木のおかげで山採りの面白さや難しさに触れることができたような気がします。預けてくれたＮ氏とこの風蘭に感謝です。これからどうなっていくのか、見守りたいと思います（記録の記事は、ここをクリック）。