モンブランのマイスターシュテュックNo. 149(Montblanc Meisterstück No. 149)です。
以前、バラバラにしてメンテナンスした万年筆です。
いわゆる「仏壇カラー」というやつです。
この万年筆には少し面白いインクを入れています。
プラチナ社のシトラスブラックという古典インクです。
これは、書いた直後は書いた線がよくわからないような黄色ですが、少し時間が経つと黒っぽく変色します。
太くてインクフローが多いペン先の方がこのインクの特徴をよく表現できるようです。
1本の線でもインクが多いところはより黒く変色し、インクが少ない部分はくすんだ黄色になるので、風蘭で言うと雲を浮かべてるというか、黄色の虎斑みたいな感じになります。
なので、このインクを「黄虎」と呼んでいます。自分だけの呼び名ですけどね。
そして、この虎斑をコントラスト良く出してくれる紙は、今のところ「コスモエアライト」が一番なんじゃないかと。書き味も素晴らしいし。
・・・おっと、紙とインクの話はまた別の機会に。
何にせよ、魅力的な変化と仕上がりになるインクです。
で、この万年筆は個別のケース(袋?)に入れています。
伊東屋のロメオの革の一本ざしです。
手触りが良くてずっと触っていたいくらいです。
ところで、この万年筆は下の写真のようにペン芯のフィンが1本折れています。
これにちなんで、この万年筆には、この記事のタイトルの「歯抜け」というニックネームをつけています。
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