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モノノ怪

2007-08-18 04:35:39 | Animation
きみがいないとー
とエンディングが流れると、ほろっときてしまう。
最後のシーンがまたこのフレーズによく合うように作られている。
映画のエンディングには歌詞のあるものは使いたくなかったのだが、とイノセンスのパンフで押井監督が仰っていたのを読んだ覚えがあるのだけど(その時は、プロデューサーの鈴木氏に勧められて聞いたフォローミー~にヤラレテしまったとか (^_^;)、詩と曲どちらかだけでなく両方、つまり「歌」に補完される想いというのは確かにあるなー。
モノノ怪は、サイケデリックな配色で絵も平面的とさえ思える描き方だが、マンガを読み慣れた日本人なら難なくそこに奥深い遠近を感じ取り、動かない襖絵や屏風絵などで表される物語の一部を取り込み、補完し、どんどんと入り込んでいってしまう作りになっている。何もかもを視覚通りの3DCGで描かれるより、こうやって自分の中で何某か処理をする工程があるほうがのめり込み易いのかもしれない。そういう場合、自分が見たモノノ怪と他人が見たモノノ怪は、もしかしたら全く別のモノなのかもしれないが、そういうモノだろうとも思う。
そして、オープニングからエンディングまで、すべてを揃えて一つの作品として作る姿勢が当たり前、いや、最近は予告まで作品の一部になっているアニメ少なくないなぁ(^_^;

ナツノハナ
JUJU
ソニーミュージックエンタテインメント

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