横川由理のマネー・コンシェルジュ

お金のお悩みを解決!! 資産運用や保険が得意分野です。

税扶養と保険扶養の違い?

2010年02月03日 13時24分51秒 | Weblog
確定申告の季節になると、よく質問をいただくのが
「税扶養と保険扶養の違い」についてです。

会社員のお父さんについて考えてみましょう。
3人家族で、家族構成は:妻=パート、子=大学生、アルバイト とします。

税扶養とは:所得税や住民税を計算する上で扶養親族に該当し、
その人の所得から扶養控除として差し引くことができます。
収入で103万円が上限です。

つまり、103万円を超えると、
お父さんや夫の扶養控除を差し引くことができないため、税金が高くなります。
この103万円には、交通費は含みません。

一方、保険扶養とは:
夫やお父さんの健康保険の扶養親族になることです。
妻の場合は、第3号被保険者として国民年金の保険料を払わなくとも、
払ったこととして、将来、老齢年金を受け取ることができます。
収入で130万円が上限です。

つまり、130万円を超えると、妻であっても子であっても、
自分で年金保険料や国民健康保険の保険料を支払わなければなりません。
この130万円には、交通費を含むので要注意

いわゆる、103万円の壁と130万円の壁です。
もちろん、壁の高さは保険扶養の130万円の方が、圧倒的に高い。
年間で20万円以上の社会保険料負担となってしまいます