青池保子 『エロイカより愛をこめて』

ファンの皆さん、怒らないでね！

高校時代の私の大好物はゆでたジャガイモだった。
大学寮の新歓コンパで酔っ払った私が先輩の下着姿を見てはいたセリフは
「ランニングは赤（共産主義者）です」
だった。
サークルの先輩におごってもらうときに
「へっへっへ」
と笑うのが癖であった。
そしてサークルの活動は夜だった（天文だから）ので、昼間はみんなで「エロイカ」トランプをしてました。

もう20年以上も前のことなんですけどね。
連載中断が一時あったものの、今なお続く長寿人気少女漫画。少女漫画といってもハードなアクションあり、メカニックあり。一応スパイアクションものだから。女性はほとんど出てきません。

これだけ長い作品になると新たに読もう、という人は大変だなあと思います。同時にうらやましくもありますが。メインの登場人物もほとんどが二十年近く前からの活躍だから、最近の２～３巻を読んだだけじゃあその魅力や人間関係は把握しにくいでしょう。
昔は「３巻から読め」とよく言われました。３巻あたりからキャラクタのキャラクタ（ややこしい表現だな）がしっかりしてきているからです。

今ならどうだろう？　
『エロイカ』入門者のショートコースを考えてみました。

最初の番外編「特別休暇命令」からそれに続く数編、すなわち
「グラスターゲット」、番外編「ミッドナイト・コレクター」、そして「９月の７日間」。
ここらへんを読んでおけば主要キャラクタの人間関係やキャラクタなどが押さえられるのでは。ジョン・ポール君はもういないけど（涙）。

私はこの頃からいるキャラクタなら、サバーハやボロボロンテみたいにまれにしか出てこなくてもしっかり覚えているんですけれどねえ。
実は私、３２巻を読んで
「Ｑってだれだったっけ？」
と思っちゃったんです。記憶力悪いですね～。しっかり復習しておかないと。
もとさん、とらさん、ゴメンナサイ！


ああ、この漫画も内容に触れるまでが長くなりすぎ。
というわけでこの稿も続く！