インテルが暫定首位に、ミランは優勝の可能性消える
24日に行われたイタリア・セリエA第35節で、
インテルがアタランタを3-1で下し、
翌日サンプドリアと対戦するローマを抜いて暫定首位に立った。
また、パレルモ対ミランの一戦は、
ホームのパレルモが3-1で勝利を収めた。
これにより、3試合を残しインテルとの差が9ポイントとなった
3位のミランが優勝する可能性は消滅した
(当該成績でインテルが2勝しているため)。
一方、勝ったパレルモはサンプドリアを抜き、暫定4位に躍り出た。
インテルはこの試合でマイコンが負傷欠場し、
さらには4日後のチャンピオンズリーグ準決勝、
バルセロナとの第2戦を見据え、ルシオ、カンビアッソ、
モッタら主力をベンチに温存する。
すると開始直後の5分、インテルは、
アタランタのティリボッキにゴールを許しあっさり先制される。
いきなりピンチに立たされたインテルだが、
慌てることなく立て直すと、24分にディエゴ・ミリートが
ループシュートを決め同点に追いつく。
インテルは35分にもエトーのクロスをマリガが押し込み、
あっさり逆転に成功。
後半に入るとスナイデルを下げる余裕を見せたインテルは、
78分にもキブーの豪快なロングシュートで2点差とし、
危なげなく勝利を手にした。
一方、優勝にわずかな望みを残すミランだったが、
今季好調のパレルモの前に良いところなく敗れた。
パレルモは9分、左CKからつないだボールをボボが押し込んで先制すると、
18分にはスルーパスを受けたエルナンデスが落ち着いて決め、
あっさりと2点を奪う。
後半になってようやく反撃を見せたミランは55分、
素早いコンビネーションからセードルフがゴールを決めて1点差に迫る。
だが69分、パレルモのミッコリがファインゴールを決めて2点差とし、
決着がついた。
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