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神奈川県内の公立全日制高校を2010年度に退学した生徒は1,426人で、3年連続で減少傾向に!!

2010年10月21日 00時00分00秒 | 神奈川の教育・学校等の取り組み
昨日10月20日(水)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・退学者3年連続で減少、
2010年度の県内の公立全日制高校/神奈川』

という気になる記事からです。
記事に関する詳細は、上記のリンク先での参照をお願いします。

神奈川県教育委員会の調査で、神奈川県内の
公立全日制高校を2010年度に退学した生徒は
1,426人《前年2009年度比439人減》で、
3年連続して減少傾向
にあることが明らかになりました。

神奈川県教育委員会では『授業改善の効果』など
分析しているようですが、3年連続で減少傾向が
続いているのは良い方向とはいえ、『学業不振』の増加は、
神奈川県教育委員会でも懸念材料としているように、
気になるところですね。また、昨年2009年12月2日(水)に
『神奈川県内の公立中学校の3年生のうち、
全日制高校への進学希望の生徒が40年ぶりの最低水準!!』

として取り上げたように、神奈川県内の公立中学校を
来春2010年春に卒業する3年生のうち、
全日制高校への進学を希望している
生徒の割合が、過去約40年で最低水準だった
ことが
分かったように、これは以前から度々指摘してきていますが、
私学志望が過去最少になるなどの傾向も
出ていることなどから、長引く不況が
大きな要因であり、また、家庭の経済的事情や
学力不振などから定時制・通信制に泣く泣く
進学せざるを得ない“ミスマッチ現象《不本意受験》”

が起きてしまっているというのも大きくこの傾向に
表れている気がします。2010年度に関しては、
定時制・通信制の志望者・受験者が共にここ数年より
減っていましたが、また増加傾向にいつなっても
おかしくない状況にありますからね・・・。

神奈川県の場合は、『神奈川県の公立高校入試の
絶対評価制による学校別格差の問題』
《中学校自体の絶対評価制による成績評価》

といった制度上の欠陥を抱えているので、
少人数学級や習熟度別授業などの充実
今回の退学者の減少傾向に確かに表れていると思いますし、
それぞれの学校で独自の学習や取り組みも増えてきているので、
そういうのもあると思うので、これはこれからも
続けていって欲しい大切な取り組みの1つですが、
慢性的な問題にもしっかり眼を向けて取り組んでいかないといけません。
またいつ、退学者が急増してもおかしくはないんですから・・・。
実際、全日制はこの傾向でも定時制や通信制、私立の退学者の
状況というのもすごく気になるところですから・・・。


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