昨日12月1日(火)の神奈川新聞地域面から
『カナロコ・全日制への進学希望、40年ぶり低水準/神奈川県教委』
という気になる記事からです。
記事に関する詳細は、上記のリンク先の参照をお願いします。
神奈川県内の公立中学校を来春2010年春に卒業する
3年生のうち、全日制高校への進学を希望している
生徒の割合が、過去約40年で最低水準だったことが
分かったそうです。
やっぱり、予想通りに来春2010年春に卒業する神奈川県内の
公立中学に通う3年生の全日制高校への進学が最低水準に
なりましたね。なるべくしてなったという状況だと思います。
私学志望が過去最少になるなどの傾向が
出ていることなどから、長引く不況が大きな要因だと
みられるとのことですが、以前から取り上げて
きているように、家庭の経済的事情や
学力不振などから定時制・通信制に泣く泣く
進学せざるを得ない“ミスマッチ現象《不本意受験》”が
ずっと続いている状況なので、やはり神奈川県が慢性的に抱えている
『神奈川県の公立高校入試の絶対評価制による
学校別格差の問題』《中学校自体の絶対評価制による
成績評価》といった、制度上の欠陥があることも大きいと思います。
こういった制度上の問題を抱えている以上、家庭の経済的な事情から、
滑り止めでの私立高校の受験は出来ず、定時制や
通信制の受験をせざるを得ないという生徒は今後も
増え続ける一方だと思います。この一方で、8月8日(土)には
『2008年度の神奈川県内公立高校(全日制)卒業者の
大学や短大への進学率が、過去最高の56.3%に!!』
として取り上げたように、2008年度の神奈川県内
公立高校《全日制》卒業者の大学や短大への
進学率が、過去最高の56.3%となったことが分かっているように、
進学をして勉強をしたい、いろいろなスキルを身につけたい、
可能性の幅を広げたい、新たな目標、夢を見つけたいなど、
進学をすることでいろいろな道を開きたいと考えている生徒が多いでしょうし、
長引く不況が続いているからという言葉だけで片付けることなく、
どうやったら全日制普通科を希望している生徒の希望を
かなえてあげられるのか?対策を早急に考えないといけないし、
いい加減、この制度上の欠陥を見直さないといけません。
いろいろ産学公などの連携などもここ数年、行われるようになってきていますし、
大学と公立高校、中学などの連携というのも進められるなど、
良い取り組みも出てきているわけですし、こういった取り組みを
これからも積極的に行うために、こういった取り組みに今後、影響が
出てこないようにもしないといけませんから。
また、全国を見渡しても一部で公立の全日制普通科高校への進学希望が
増加している地域はあるようですが、全般的にはやはり減少しているようなので、
国、文部科学省がこの状況をしっかりと把握して、対策に取り組むべきでしょう。
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