俳優の卵で、ダウン症の長男を持つ藤沢市内在住の内海智子さんの子育て体験記が1冊の本に!!

昨日7月10日(金)の神奈川新聞社会面から
『カナロコ・「ダウン症の俳優になりたい」母親の子育て奮闘記が本に/藤沢』
という気になる記事からです。
記事に関する詳細は、上記のリンク先の参照をお願いします。

ダウン症の長男を持つ藤沢市在住の内海智子《さとこ》さんの
子育て体験記が1冊の本になったそうです。知的障害のある
長男隼吾《じゅんご》さん《15歳》は俳優の卵で、映画や
ドラマに出演してきました。
ダウン症と分かったときの戸惑いから、夢に向かって一歩ずつ歩んでいく親子。
そんな姿がつづられているということです。

本のタイトルは『ぼくはダウン症の俳優になりたい～子育ては
出会いと感謝に支えられて～』だそうですが、自分の子どもが
ダウン症《ダウン症候群》と診断されたら、それは戸惑い、ショック、
今後の人生はどうなるんだろう？と後ろ向きになってもおかしくないのに、
内海さんは様々な出会いによってそれが変わっていくそうです。
いろんな出会いがあって、決してすべてが恵まれた出会い
にはならないものの、意味のある大切な出会いばかり。
1つ1つの出会いを大切に！とよく言われますが、
出会いを大切に！という言葉の深い意味そのままですね。

今回のお母さんの内海智子さんの長男である隼吾くんの俳優業の挑戦は、
2007年に、知的障害者施設を運営した石井筆子の半生が描かれた映画
『筆子・その愛』に出演し、この知的障害者施設の入所者役を演じきっていますし、
このブログでは、昨年2008年2月8日(金)に
『藤沢市内のダウン症の中学1年生が、TBSテレビの
ドラマ「だいすき！！」に初出演!!』
《記事元の『カナロコ』の記事は既に消滅!!》
として取り上げたように、中学校1年生の時に隼吾《じゅんご》くん《当時13歳》が、
テレビドラマ《TBS系木曜ドラマ『だいすき！!』に初出演をしたという
記事を取り上げて、このときの撮影では5時間に及んだ収録を
乗り切ったわけで、着実に表現者《俳優》としての階段を上っていますね。

1つ下の弟さん・竜太くんの育児もそうですが、子どもの成長が手に取るように
分かるからこそ、元気に子どもたちが育っているからこそ、明るく前向きで
いられるんでしょうね。
子育て中の悩みから児童虐待や無理心中などといった
痛ましい、心が痛む事件が相変わらず起きていますし、お母さんの智子さんが
おっしゃっているように、『子育て中の親にぜひ読んでもらいたい』なって
思います。子育て中の悩みを気軽に相談できる相手が身近にいない、環境にないと、
どうしてもひとり抱え込んでしまいますからね。
この『ぼくはダウン症の俳優になりたい～子育ては出会いと
感謝に支えられて～』は、ダウン症のお子さんがいるお母さん、お父さんは
もちろん、本当にたくさんの子育て中のお母さん、お父さんにとっても
子育てを助けてくれる大切な1冊になるような気がします。
1人でも多くの方に、お母さんの内海智子さんの想い、お子さんの隼吾くんの想い、
がんばりが届くと良いなと思います。

《尚、文中の『ダウン症《ダウン症候群》』、『児童虐待』のリンク先は、
フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』、木曜ドラマ『だいすき！！』は、
TBSホームページ内のドラマ『だいすき!!』オフィシャルホームページ(アーカイブ)です。》