座禅
2005-11-20 | 旅

軽い二日酔いで朝6時に起床。
めざましに、散歩がてら近くの川へ降りてみる。
山を流れる川の水ってキレイなんだよね。
宿に帰って軽くラジオ体操でリフレッシュ。
そして、ひのはらユースホステル名物、早朝座禅会!
車で10分ほどの吉祥寺で座禅を組むのだ。
ちなみに、吉祥寺の総本山は鎌倉の建長寺。
人数が多いので木村さんが寺まで2回に分けて車で送ってくれた。
お寺の周りの紅葉がいい色になっている。
僕にとって座禅は初めての体験である。
それでも、住職が丁寧に座禅の組み方や呼吸法について教えてくれるので安心だ。
座禅は目を閉じないで半目で行うとは意外であった。
目を閉じると、眠気や妄想が生じるためであるらしい。
また、坊さんが肩を平たい棒でピシーッとやるやつは警打という。
警打は本来、座禅している人の眠気を覚ますために自己申告制でやるものなんだって。
むやみやたらと打たれるものではないようだ。
それでも、せっかくなのでサービスで打ってもらった。
座禅を組んだ後、住職のおもしろいお説教を聞く。
仏教雑誌から抜粋した、とある仏教学者の人生訓のお話。
要約すると、
受験勉強時代
「精神一到、何事か成らざらん」
「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり」
海軍時代
「人間万事塞翁が馬」
「吉凶禍福はあざなえる縄の如し」
そして、宗教学研究時代、人間の力ではどうにもならない事の成り行きが世界を支配しているという教えを見出す。
「人事を尽くして天命を待つ」
さらに清沢満之に学ぶ。
「我は寧ろ之を、天命に安んじて人事を尽くす、と云はまく欲す」
「如来の威神力にまかせて、無責任なり」
すなわち、八十半ばに至って無責任主義という人生訓に至るのである。
住職は禅宗と真言宗の教えから葬式の違いまで、実に興味をそそるような話をしてくれた。
この住職、本当に話が上手なのだ。
ほとんど仏教の知識も興味もなかったが、目からうろこが落ちた。
なんとおもしろい仏教の世界が日本文化の根底に根付いているのか。
最後にお茶とお菓子を頂いて、木村さんの迎えを待つ。
住職との別れ際に、感謝の意を込めて写真を1枚撮らせてもらった。
僕はあまり人物の写真は撮らないのだが、それでも、どうしても撮りたい人に出会うことがたまにある。
めざましに、散歩がてら近くの川へ降りてみる。
山を流れる川の水ってキレイなんだよね。
宿に帰って軽くラジオ体操でリフレッシュ。
そして、ひのはらユースホステル名物、早朝座禅会!
車で10分ほどの吉祥寺で座禅を組むのだ。
ちなみに、吉祥寺の総本山は鎌倉の建長寺。
人数が多いので木村さんが寺まで2回に分けて車で送ってくれた。
お寺の周りの紅葉がいい色になっている。
僕にとって座禅は初めての体験である。
それでも、住職が丁寧に座禅の組み方や呼吸法について教えてくれるので安心だ。
座禅は目を閉じないで半目で行うとは意外であった。
目を閉じると、眠気や妄想が生じるためであるらしい。
また、坊さんが肩を平たい棒でピシーッとやるやつは警打という。
警打は本来、座禅している人の眠気を覚ますために自己申告制でやるものなんだって。
むやみやたらと打たれるものではないようだ。
それでも、せっかくなのでサービスで打ってもらった。
座禅を組んだ後、住職のおもしろいお説教を聞く。
仏教雑誌から抜粋した、とある仏教学者の人生訓のお話。
要約すると、
受験勉強時代
「精神一到、何事か成らざらん」
「為せば成る。為さねば成らぬ何事も。成らぬは人の為さぬなりけり」
海軍時代
「人間万事塞翁が馬」
「吉凶禍福はあざなえる縄の如し」
そして、宗教学研究時代、人間の力ではどうにもならない事の成り行きが世界を支配しているという教えを見出す。
「人事を尽くして天命を待つ」
さらに清沢満之に学ぶ。
「我は寧ろ之を、天命に安んじて人事を尽くす、と云はまく欲す」
「如来の威神力にまかせて、無責任なり」
すなわち、八十半ばに至って無責任主義という人生訓に至るのである。
住職は禅宗と真言宗の教えから葬式の違いまで、実に興味をそそるような話をしてくれた。
この住職、本当に話が上手なのだ。
ほとんど仏教の知識も興味もなかったが、目からうろこが落ちた。
なんとおもしろい仏教の世界が日本文化の根底に根付いているのか。
最後にお茶とお菓子を頂いて、木村さんの迎えを待つ。
住職との別れ際に、感謝の意を込めて写真を1枚撮らせてもらった。
僕はあまり人物の写真は撮らないのだが、それでも、どうしても撮りたい人に出会うことがたまにある。