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マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

母が認知症の可能性はないと診断された後の話

2019-11-24 | 母のこと
先週くらいだったでしょうか、母に認知症検査(MRI検査)を受けさせた結果の話を投稿したのですが、その後の母の様子など、少し綴っておきます。

これまでの経緯
上にリンクを貼っていますが、簡単に経緯をお話しします。

母のもの忘れ、特に直近に自分で経験したことを、すっかり忘れてしまうことが続いているので、私は認知症を疑いました。
今から2週間くらい前に、やたらと頭痛を訴えていたので(のちに帯状疱疹が原因と判明)、先月救急搬送された際に後頭部を打っていることもあり、それらの検査を受けるついでに、認知症の検査も受けさせました(本当は認知症検査がメイン)

検査結果は、いわゆるアルツハイマー型ではないと診断が下ります。
しかし、MRI検査前の問診では、認知症を思わせる答えを連発していました。
もの忘れに関しては、脳の血管が細いことによるかもしれない、と医師に言われましたが、結局物忘れの原因はわからずじまいで、経過観察のため一年後に再受診することになっています。

本当に認知症じゃないのかな?
その後も、結局母のもの忘れは続いています。
まあ、そうですよね。
病院で認知症の疑いはない、と言われたら、認知症ではないのでしょうから、何の治療も施しませんし、薬の処方もありませんから。

しかし、母のもの忘れっぷりは、どう考えても認知症の初期症状ではないのか?
という疑いがぬぐいきれないので、もしかしたら記憶障害を起こすような疾患が隠れているのかもしれない、と思うようになりました。

母の認知症を疑う要素を書き出すと、

 ・最近経験したことを忘れている(救急搬送のことも帯状疱疹のことも忘れています)
 ・食事をしたことも食事の内容も忘れている
 ・現在の時間、今日の日付と曜日がわからない
 ・薬を飲まなくてはいけないことを忘れている
 ・ときどき自分専用のピッチャーに何を入れていたか忘れている

しかし、認知症ではできなくなりそうな、次のことはできています。

 ・買い物に行く→支払いを済ませる→帰宅する の一連の流れは問題なくできる
 ・トイレ、食事、入浴、散歩、戸締り
 ・時計を見て行動する(私が〇時に出かけるよ、と言えばそれに合わせて支度します)
 ・着替え、服の着方、どこにしまうか、などは問題がない
 ・認知症が原因の迷子にはならない(ただし若いころから方向音痴)
 ・芸能人の顔と名前は憶えているし、家族の名前と存在も覚えている

ただし、買い物へ行って帰ってきたら、自分が買い物に行ったことも、何を買ったかも、覚えていません。
今のところ、支払いを忘れて店から持ち出してしまう(客観的に見て万引き)行為は、一度も起こしていませんが、正直なところ、私の方が不安になりますよね、いつかやらかすのではないか、と。

最近、一人で買い物へ行った際に体調が悪くなったので、一人で買い物へ行くことは禁じましたが、私と一緒に買い物へ出かける際も、特に問題になりそうな行動はしませんので、もしかしたら外の刺激がいい影響を与えているのかもしれません。

時間の感覚も、私が何度もしつこく予定を言った場合は、それを覚えていて、当日の朝に予定の時間を聞いてきます。
何度も言うことは、結構大事なことなのかもしれません。
そのかわり、予定の行動が終了したら、その行動したことを忘れます。
例えば、病院へ行かなくてはいけない日は憶えているけれど、病院へ行った後は、行ったこと自体を忘れている、といった感じです。

薬の服用に関しては、つべこべ言っている場合ではないので、毎日私が決まった時間に飲ませています。
いろいろと工夫はしてみたのですが、結局飲む薬が存在していることを忘れているため、もう改善するのはあきらめました。
母が飲んでいる薬は、飲み忘れが続くと命にかかわってくるので、本人任せにできないのです。

できることの中に、家事を入れていませんが、母の体力では家事をこなせないので、私が代わりにしているからです。
おそらくできないのは、洗濯機のスイッチの選択や、電子レンジの複雑な時間設定くらいです。
機械音痴ですね(笑)
ちなみに、温めるだけの電子レンジ操作は、問題なくできます。

「自分のピッチャーに何を入れていたかを忘れる」と書きましたが、母の疾患は常に水分を摂った方がよいので、数年前から専用のピッチャーにお湯(白湯)か水を入れて、常備しています。
これは、母が自分で始めたことなので、私は関わってはいません。
母の体調が悪いときに、お湯か水を足してあげる程度です。

2~3か月前くらいから、母が私に

「これ(ピッチャー)に、何を入れたらいいんだっけ?」

と聞いてくるようになりました。
聞いてこないことがほとんどですが、ごくたまに、かなり体調が悪いときは特に、ピッチャーに何を入れていたか、わからなくなるようなのです。
飲み物を入れる、ということはわかっているのですが、豆乳を入れようとしたり、ジュースを入れようとしたりすることがあります。
さすがにそれは違うよ、と注意しますが、冷蔵庫のお茶などは入れても問題ないので、基本的には好きな飲み物を入れるように言います。

気になるのは、入れるべき飲料が入っている容器がわからないのか、飲料の種類が思い出せないのか、という点です。
前者ならば、視力が悪化していることも考えられますが、後者ならば少し問題です。
なぜなら、我が家は豆乳、水、お茶の3種類しか、冷蔵庫に入れていないからです。
その選択肢なら、ピッチャーに入れるべき飲料は自ずと判断できると思うので、やはり認知症を疑ってしまいますよね。
ちなみに、白湯は電気湯沸かしポットから入れ、ポットの操作も問題なくできています。

ここまでを読み返すと、ますます母のもの忘れの正体がわからなくなってきた、というのが本音です。

ネットで調べてみた
あまりにも、母のもの忘れっぷりが酷いので、ネットで検索してみました。
すると「脳血管性認知症」という言葉が出てきました。

「脳血管性認知症」は、脳梗塞や脳出血が原因で発症する認知症のことらしいです。
詳細は、ネット検索してみてください。
この認知症だと、“できること”と“できないこと”がはっきり分かれているらしく、判断力や記憶力は保たれていることが多いそうですが、もしかして、これかしら?

とも思ったのですが、直近の記憶がなくなっているので、微妙な気はします。
ただ、脳の血管が細いと言われたので、目の付け所は、あながち間違ってはいないような気がします。
ただし、他の症状は母には当てはまりません。

実は、MRI検査の結果では、小さい範囲で脳梗塞を起こした形跡があると言われました。
しかし、認知機能に影響するほどのモノではなく、いつの間にか起こした脳梗塞かもしれないとのことで、そういったことは割とあるのだそうです。
ですから、認知症の診断を下す材料が、現段階で揃っていない状況なのかもしれませんね。


母のもの忘れについては、今後も気が付いたことを投稿していくつもりです。
毎回、何も解決しないままかもしれませんが、この先認知症へ進む可能性も含めて、老化という視点からも、母の状態を記録していくことは、今後、私が取るべき行動のヒントになるかもしれないので、なるべく詳細を綴っていこうと思っています。

頭痛の正体は帯状疱疹だった話

2019-11-19 | 母のこと
母を、皮膚科へ連れて行ったのですが、帯状疱疹だと診断されました。
思い返せば、頭痛が予兆でした。
今回は、そのお話をしたいと思います。

原因不明の頭痛
先日より、ずっと母が頭痛を訴えておりました。
頭痛の箇所は、耳の裏から首にかけて。

最初は、寝違えが頭痛に繋がっているのかと思い、液体シップを塗って対処していましたが、一向に頭痛は治まらず。
先週末には、脳神経外科を受診しましたが、頭痛の原因となる病気などは判明せず。
しかし、診察する際に、痛いと言っていた耳の裏あたりに、小さい赤い腫れのような、ただれのようなモノができていました。
そのとき私は、液体シップを塗ったせいで、肌が負けてしまったかな?と思っていたのですが...

しかし、その後も断続的に頭痛を訴える母。
もしかしたら、違う病気になっているかもしれないと思ったりもしましたが、とりあえず様子を見ることに。

一昨日、また母が首や耳の裏が痛いと言い出し、見ると、のど元くらいから後頭部の首のあたりまで、赤いただれのようなものが広がっていました。
これはもう、虫刺されによるアレルギー反応か、もしくは食べ物によるアレルギーでそれが原因で頭痛も発症していたかもしれないと、本日皮膚科を受診することにしました。

頭痛の原因は帯状疱疹
診察室で診てもらうと、医師はすぐに分かったらしく、帯状疱疹だと診断されました。
帯状疱疹になる原因は、子どものころに発症した水ぼうそうウィルスが、脊髄あたりに隠れていて、それが再発するからとのこと。
きっかけは、加齢、ストレス、疲労などにより免疫力が低下することにあり、その際に、隠れていたウィルスが再活性化し、帯状疱疹になるということでした。

調べてみたら、発疹が出始める前に、神経が刺激されて痛みを感じることがあるらしいです。
母の頭痛は、実は神経が刺激されたことにより、発生していたのです。
だから、耳の後ろの頭痛を訴えるという、不思議な痛がり方をしていたわけですね。

私も母も他の家族も、これまで帯状疱疹を経験したことがなかったので、発疹が出る前に痛くなるという知識がなかったし、頭が痛いのならば脳神経外科だよな、という判断で脳神経外科を受診したのに、実は皮膚科案件だったとは。
まあ、認知症の検査ができたので、脳神経外科を受診できたことは、それはそれでよかったですが。

処方薬と現在の状況
頭痛の原因も、赤いただれの原因もはっきりしたので、あとは治癒するまで頑張ればよし。
塗り薬1種類と、飲み薬を3種類、処方していただきました。
再診は、1週間後です。

現時点で、疱疹が出ているのは、のど元あたりと、耳から首にかけてのラインと、首の後ろあたり。
首の後ろは、髪が生えているところも疱疹が出ているので、薬を塗るのも大変だし、ガーゼを当てられないので、少し困っています。
一番疱疹の状態が酷いのは、耳の裏とのど元。
耳の裏は、すでにかさぶた化し始めている箇所もあります。
塗り薬を塗るときに、酷い部分に触れると、かなり痛い様子です。
少し可哀そうですが、我慢してもらうしかありません。

今の私に言えることは、もっと違う場所に疱疹が出たらよかったのに、ということでした。
手足や胴体のどこかに疱疹ができていたら、薬も塗りやすいし、ガーゼも当てやすいのですが、耳の裏や首回りは、食事のときやおしゃべりするときに、どうしても動いてしまって、せっかく当てているガーゼが頻繁にずれてしまいます。
なによりも、本人がきっとうっとおしいと思います。

まあ、発症してしまったことは仕方がないので、早く治癒してくれることを願っています。

明日は我が身
帯状疱疹は、年齢に関係なく発症します。
今回は、たまたま母が帯状疱疹になりましたが、私も水ぼうそうを経験しているので、発症する可能性は十分あります。

予防方法としては、ストレスを溜めない、疲労を溜めない、規則正しく生活して、食生活も気を付ける。
要するに、健康を心がけて暮らすことが大事ということですね。

それにしても、母の症状を見ていると、たしかに痛そうです。
回復に向かっていると、1週間くらいでかさぶたになるということでしたが、状態が酷いと別の場所にも疱疹が出るらしく、痛みが酷くなる場合は、大きな病院で治療する必要も出てくるとのことでした。
状態によっては、入院治療になる場合もあるらしいのですが、そうならないことを祈るばかりです。


ここのところ、病院通いが続いたので、私も少し疲れました。
母が自分で通院できる状態だったら、ここまで疲れたりはしないと思うのですが、持病(糖尿病と心臓)があり、長い距離を歩けないので、仕方がありません。
母を見ていると、歳をとっても健康でいられるように努力をしないといけないな、と思います。
健康に関していえば、今の母は反面教師ですね。
予防ができない、予測できない病気は別として、糖尿病は生活に気を付けていたら罹患する可能性も少ないし、母の心臓が悪いのは、糖尿病の合併症ですから、本当に規則正しい、健康を意識した生活は大切だと、ひしひしと感じた数日間でした。

母が散歩途中で具合が悪くなった話

2019-11-17 | 母のこと
母は、ときどき散歩に出かけます。
その際、ついでに近所のコンビニへおやつを買いに行きます。

土曜日も、散歩のついでにコンビニへ出かけましたが、ずっと心配していたことが、ついに起きました。

朝から体調が思わしくない
土曜日に限ったことではありませんが、不調が起こる時間帯は午前中が多いです。
金曜日に病院を2件受診し、さらに外食をしたため、金曜日の夜は疲れが溜まっていたようで、夜は眠れない母でも、結構深い眠りに落ちていました。

日中に疲れるようなことをした日の翌日は、必ずと言っていいほど午前中は不調に陥ります。
立ち眩みのような症状を起こし、その時はまっすぐ立って歩けないため、トイレなどに行く際に私が付き添う必要があります。
歩きながら、意識を失っているのではないか?と思わせるような表情をするときもありますが、話しかけるときちんと返事が返ってきます。

そんな感じで、土曜日の午前中は食事も少ししか摂らず、ずっと寝ていました。

私も疲れが出て絶不調
母を、通院と外食で半日連れまわしていたので、私もかなり疲れが溜まっていました。
身体の疲れだけではなく、母をフォローしながらの外出は、精神的にも消耗します。
体調を見ながら、休み休み歩く必要があるため、時間もかかるし、私も自分のリズムで歩けないので、疲れてしまうのです。

人って、少しぐらいならリズムが遅くなったり速くなったりしても、あまり影響がありません。
しかし、介護をしたり付き添いをしている方は、相手にリズムを合わせるために、本人のリズムとは、かなりの差が生じているはずで、そのリズムの差で疲れてしまうことは、絶対にあると思います。
実際、看護師をしている友人は、患者に振り回された日は、自分の業務リズムが狂ってしまい、かなり疲れてしまうと言っていました。

介護士は重労働だと聞きますが、それは体力だけの話ではなく、相手のリズムに合わせたり、相手のわがままを聞いたりなだめたりと、心身共にかなりの消耗をして、本当に大変な仕事だと思います。
私は、母ひとりに付き合うだけで、疲れが出てしまうわけですから、看護師や介護士をしている方々は、かなり強靭な体力と精神力が必要かと思われます。
本当に、尊敬に値する職業です。

さて、私も土曜日は不調だったため、昼食後しばらくしてから、1時間くらい昼寝をしていました。
うとうとしていると、母が散歩に出ていきました。
前日の疲れが溜まっているはずだと思いながら、体調が回復したのなら、まあ散歩くらいはいいだろう、と判断して出かけるのを止めたりはしませんでした。

それが、よくなかったようで...

母、マンションのエントランスでダウン
母が散歩に出た後、また少しうとうとしていた私を、家のチャイムが起こしました。
宅配便だろうか、と思いつつ、インターホンの画面を見ると、知らない男性が立っていました。
インターホン越しに対応すると、母がエントランスに迎えに来てほしいと言っているから、迎えに行って、とのこと。

嫌な予感がして、慌ててエントランスへ迎えに行くと、エントランスに設置されているベンチで、ぐったりしている母。
いつもの不調が、とうとう外出時に出てしまったようでした。

母は、自分の体調がどこまで大丈夫かが予測できていないことがあり、今回も自分は大丈夫だと思って散歩へ出かけたところ、不調が出てしまいました。
しかも、ベンチを見るとコンビニへ買い物に行った袋が置いてあります。
コンビニへは、普通の人で5分強かかります。
母は、ゆっくりとしか歩けないので、おそらく10分以上かけて、コンビニまで行っているはずです。
あまりよくない状態で、往復20分以上、歩いたことになります。

おそらく、マンションのエントランスで力尽きたのでしょうね。
たまたま、同じマンションの方が、ベンチでダウンしている母に声をかけてくださって、私を家まで呼びに来てくださったのでした。
どこの部屋の方かはわからないのですが、改めてお礼を申し上げたいです。
本当に、どこの方だったのだろう?

エントランスでの母の状態
不調になった瞬間や、そのあとすぐのことは、どうも忘れてしまうようで、同じマンションの方にお世話になった記憶はありません。
ベンチに座って、かなりしんどそうな母にいろいろ聞いても、身体が動かないというばかり。
原因はわかりませんが、とりあえず家に氷砂糖を取りに帰りました。
もしかしたら、低血糖になった状態かもしれないと思ったからです。

このときの状態は、いつも午前中に不調になったときと同じ表情をしていたので、立ち眩みや体の怠さが出ていたようです。
糖不足のほかに、水分不足の可能性もありましたが、飲み物は全部ポットやピッチャーに入っていて、すぐに飲める状態の飲料がなかったので、家に取りに帰ったのは、氷砂糖だけです。

ひとまず、氷砂糖を舐めさせて、10分以上経ったでしょうか。
やっと、自分で立ち上がれるようにはなったのですが、歩けないため、私が支える形で帰宅。
母に水を飲ませて、寝てもらいました。
そして、今後一人でコンビニへは行かないよう言いました。

日曜日の母
土曜の夜から、日曜の午前中にかけて、母の状態はほとんど変わらず、ふらつきや怠さが残っていたようです。
食欲も、土曜の夜からあまりありません。

午後になって、ようやく少し回復したようで、トイレまで自分で歩いていっていましたが、散歩へ行こうとしたときは、さすがに止めましたね。
そして、回復している状態のときに、土曜日の出来事を改めて説明したところ、エントランスで気分が悪くなって座っていたことは覚えていましたが、マンションの方に私を呼んでほしいと頼んだことは、覚えていませんでした。

改めて、今後一人で買い物へは行かないようにお願いして、お財布を預かることにしました。
散歩へ行く際も、私が付き添えるときは、一緒に行こうと思っていますが、それは伝えていません。
母も、自由にしたいでしょうから。

外出先で倒れる可能性
これまでも、母が散歩へ行くたびに、途中で倒れたら誰かが連絡をくれる状態にしておかなければいけない、と思いつつ、対策をしてはいませんでした。
しかし、とうとうご近所の方にご迷惑をかけてしまう結果になってしまったので、今後は母が一人で散歩しているときに、私に連絡がつくように、連絡先がわかるモノを持たせておくつもりです。
今回、たまたまマンションのエントランスで体調が悪くなったので、大騒ぎにならずに済みましたが、今後は何が起こるかわかりませんから。

ただ、個人情報が赤の他人に漏れるという側面もあるため、どのような形で持たせるかを、現在検討中です。
パスケースのようなモノを持たせて、私の携帯番号とかかりつけの医者の番号を書いたカードを入れておくか、あるいは家の鍵に電話番号が書かれたキーホルダーを付けておくか。
母にとってベストな方法を考えていかなければなりませんが、アイデアが乏しいので、しばらく悩みそうです。



金曜日は母の病院2件受診、土曜日は母の体調不良のフォロー、私も二日間ぐったり疲れて、さすがに土曜日は、ブログの更新をする気が起きませんでしたね。
来週は、気温差の上下が結構ある天候らしいので、母も私も、不調になる日が増えるかもしれませんね。
そういうときは、ブログは潔く更新せずにいようと思います(笑)

母に認知症検査(MRI検査)を受けさせた結果の話

2019-11-15 | 母のこと
本日は、母が月1回通院している内科と、初診で脳神経外科へ行ってきました。

毎月の診察と薬の処方
母は、糖尿病とその合併症による心臓疾患があり、毎月の通院は、薬をもらうためと、経過観察のためにしています。
以前は、母ひとりで通院していましたが、今は一人で歩いていくには少し辛い距離にあるため、私が付き添っていきます。
母の体力や、足腰の衰えが回復したら、また一人で通院できるようになると思うのですが、なかなか良い方法を思いつかないので、仕方ありません。

内科では、毎回血圧を測定して、問診をしたら終了です。
1ヶ月の間に何か異常があれば、私が医師に報告していますが、大体は経過観察と言われて終了ですね。

本日も、最近になってふらつくことが多かったり、歩いていて急に歩けなくなったりする、と報告したのですが、何が原因かはわからず。
かかりつけ医によると、低血糖でもなければ、貧血でもない、とのことなのですが、この原因不明が一番厄介です。
何をしたらいいのか、どこに診てもらえばいいのか、判断に困ります。

変な話ですが、もっとわかりやすい症状が出てほしいと思ってしまいます。
まあ、何もないことが一番ありがたいのですが。

1週間前からの頭痛
1週間前から、母が頭痛を訴えていました。
耳のすぐ後ろあたりが痛いと。
最初は、寝違えだと思っていたのですが、液体シップを塗っても効果は一瞬しかなく、家では対処方法を思いつかず、脳神経外科を受診させることにしました。

この頭痛、母に言わせると、耳の後ろが急に痛くなるらしく、しかも反対側の耳は何ともないらしいです。
今朝も、頭(耳の後ろ)が痛いと訴えていたのですが、不思議なことに外出している間は痛みを一度も訴えませんでした。
最近、急に気温が下がったので、気圧による頭痛かとも思ったのですが、外出している間は何ともなかったということは、関係なさそう。
さて、いったい何が原因で(母が訴える)頭痛になっているのでしょうか。

同時に認知症検査をさせるも、こちらが本件
実は、脳外科へ連れて行った真の目的は、認知症検査を受けさせるためです。

ここ数年、母のもの忘れが激しくて、もはやこれは、いよいよ認知症が始まっているのではないか?と疑っていました。
母の姉(私の伯母)は、認知症を長年患い、亡くなりましたから、姉妹なら似たような脳構造をしているかもしれない、という思いもあって、以前から検査を受けたらどうか、と母に話をしていました。

しかし、高齢者の方はどなたも自分が認知症かもしれない、認知症なのだ、と認めるには、かなりの抵抗があります。
母も例外ではなく、検査を勧めると、まだ自分はしっかりしている、と頑なに拒否してきました。

今回、検査を受けさせることができたのは、母がずっと頭痛を訴えていたことと、先月転倒した際に後頭部を打って救急搬送されていたので、その経過観察に行ってみようという提案をしたことが、母の気持ちを少し軟化させたようです。

認知症の検査を受けさせたいと思ったら
ダイレクトに、認知症の検査に行くよ、と言っても、言われた本人は痛みや不快感があるわけではないので、病院へ行く理由が思い当たらないし、何よりも自分はまだ認知症などにはなっていない、というプライドもあって、連れて行くのはなかなか難しいのが現状だと思います。

しかし、なにか他の理由をこじつけて、一度脳波の検査をしてもらおう、とか、頭痛を放っておいたら、くも膜下出血や脳梗塞になるよ、と言えば、痛みとその先の苦しさを想像して、予防の意味も含めて一度検査しておこう、となる可能性があるのだと、今回の母の件で実感しました。
母の場合は、救急搬送後の事後検査ということも、検査を受ける理由として有効でした。

もし、頭痛などの症状が一切なく、しかし認知症の疑いが強いのであれば、かかりつけの医師に相談して、健康診断の一環として検査を勧めてもらうのも、有効な方法かもしれません。
しかし、もし頭に関係のない痛みや症状を訴えても、いろいろ調べて、脳が原因の症状に当てはまったら、それを話のきっかけにして、検査を受けさせることもできるかもしれません。

巧みな話術があれば、すんなり検査を受けさせることができるのですが、なかなか難しいですよね(苦笑)
最終的なアプローチは、本人が痛みを想像できる“何かの症状”に結び付けられるようにすることかな、と思います。
そのためには、多少面倒ですが、病気とその症状や原因の知識を増やしておくことが、大切なのかもしれません。

検査前のテスト
問診と言えばいいでしょうか。
今回受診した医院は、MRIによる検査をするのですが、その前にいろいろな質問をします。
今日の日付、自分の年齢(生年月日は聞かれなかった)、簡単な暗算(引き算)、モノを見て記憶、言葉の記憶、言われた数字を逆に言うなどです。
神経心理検査というらしいです。
ネットで検索すると、いろいろ出てきます。

この問診、そばで私も見ていたのですが、問診だけなら母は認知症に限りなく近い回答をしていたような気がします。
なにせ、1~2分前に言った言葉は、すっかり忘れていましたし、日常生活においても、直近で起きた出来事や、一度見たはずのニュース内容を覚えていないのですから。

私は、覚悟を決めました。
MRI検査後の結果で、認知症の疑い、あるいは認知症の初期症状だと言われることを。

MRI検査
検査時は、身に付けている金属をすべて外し、検査着に着替えて臨みます。
母は総入れ歯なので、入れ歯も外します。
部分入れ歯の方も、外します。
アクセサリーや、凝り改善の磁気シールも外します。
とにかく、金属でできているモノは、一切検査室へは持ち込めません。

着替えを終えて、待機していると、前に検査を受けていた方が出てきました。
お見受けしたところ、あまり疲れた様子はありませんでした。

いよいよ母の番です。
私は検査室の外で、院内備え付けのテレビを見ながら、母を待ちました。
母が検査室から出てくるまで、30分もかからなかったような気がします。

検査結果
検査が終わって、さらに15分くらい経って、診察室に呼ばれました。
結果が出たのです。

通常、大きな病院でMRI検査を含む様々な検査を受けると、結果は後日聞きに行くことが多いかと思いますが、今回受診した医院は、検査後すぐに結果を教えていただけます。
おそらく、他の検査がなく、MRIに特化しているため、検査結果も早く出るのかもしれません。

診察室に通されると、MRI画像を見せられ、医師の説明が始まりました。
一般的な脳の中は、どのようになっているのか、を説明しながら、今回検査した母の脳と比較する形で、結果を教えてくれました。
そして、検査結果は

「認知症に見られる状態は、全くありませんでした」

淡々と、言われました(笑)

え?
検査前の問診で、ほぼ認知症と診断されるのでは?と思っていたのに、認知症に関しては全く問題がないと?
であれば、母の清々しいくらいのもの忘れっぷりは、一体何が原因なの?
これについては、医師もよくわからないそうです。

その後、MRI画像を見ながら、それまで淡々と説明していた医師が、最後に少し不思議な顔をしながら、半ば苦笑いで

「認知症は問題ないですが、驚くくらい脳の血管が撮影されません」

とのこと。
要するに、血管が細すぎて画像に映っていないのだとか。
むしろ、医師はこの現象が不思議だったらしく、一般的な血管の画像と母の画像を比較して、ひたすら説明してくれました(苦笑)

医師が言うには、血管が細いと、動脈瘤や脳梗塞、くも膜下出血などの危険性があるとのこと。
ただ、現状その傾向はみられないことと、以前脳梗塞を起こした形跡はあるけれど、深刻な状態ではないという説明でした。

結局、頭痛の原因は、血管が細いために起きているのでしょうか?
と質問したところ、それは断言できないそうです(苦笑)
そして、もの忘れに関しても、もしかしたら血管が細いことが影響しているかもしれないけれど、それも断言できないと。

どうも、今回の検査で得た答えは

 母のもの忘れは、ただの加齢

のようです。

もしかしたら、母はただ単に、覚える気がないだけなのかもしれません(苦笑)

これからの過ごし方
認知症の可能性は消え、頭痛の原因も特定できないまま、今回の検査は終了しましたが、脳の血管が細いということは、今は何もなくても、将来深刻な状態が起きる可能性があります。
ただ、現在は糖尿病の薬と、心臓をケアするための血液に作用する薬を内科から処方されているため、その薬をきちんと服用していれば、深刻な状態も予防できるとのこと。
血液に作用する薬は、血管が細くなっていることに対しても、効能があるのだそうです。
ですから、もの忘れに特化した薬は、今回処方してもらわず、経過観察として一年後に再受診することとなりました。

現状、母は認知症ではないし、そうなる可能性もないと判明したので、もの忘れに関しては、違う方向からアプローチしたらいいような気がしています。
どのようにアプローチしていくかは、これからいろいろ勉強して、試してみます。

母が検査を受ける前のこと(参考までに)
今回、検査を受けるまで、認知症の疑いを持っていた私ですが、実を言うと少し違うかもしれない、と思わせる母の言動があったこともたしかです。
どちらかわからないので、はっきりさせるために検査を受けさせたような側面もあります。

母が主に覚えていないのは、

 ・数分前、数日前、数か月前の行動や出来事(結果、話の辻褄が合わなくなる)
 ・繰り返し報道されているニュース(事件や事故や災害)(結果、毎回新しいニュースだと思っている)
 ・ご飯を食べたことと食べたもの(結果、数日前に食べているはずの食事を久しぶりだと言う)
 ・今日の日付と曜日
 ・時間
 ・薬を飲むこと
 ・先の予定
 ・季節感
 ・ごみの分別と出す曜日

書き出していて気が付いたのですが、どうも時系列に関係することは忘れてしまう傾向です。

忘れないことは

 ・母世代の芸能人の名前と顔(最近の若い芸能人は、そもそも知らない)
 ・親戚、家族の名前
 ・親戚、家族の今の状況(亡くなっていることや、どこに住んでいるのかなど)
 ・昔の出来事
 ・連続ドラマのおおざっぱな内容
 ・料理の手順
 ・服の着方
 ・お隣の名前
 ・お付き合いがある同マンションの住人の顔(お互い名前は知らない可能性あり)
 ・道具の使い方
 ・歩きなれた場所の道順
 ・家にカギをかける、開ける
 ・ガスを点ける、消す
 ・電気ポットに水を足す
 ・過去に行った場所
 ・お店での買い物の仕方(支払いなど問題なし)

これ以上ピックアップしていくと、キリがないので止めます(笑)

忘れてしまうことと、忘れないことを見比べると、認知症とは言えない部分が多いのですよね。
しかし、それは認知症なのでは?と思わせる忘れっぷりも、看過できませんし。

テレビのドキュメンタリーや、ノンフィクションの書物では、認知症の場合、物事の順序(工程)がわからなくなったり、服を後ろ前や裏表に着てしまったり、道順を突然忘れてしまったりしています。
しかし、母にはその傾向がありません。
ですから、基準とすべき症状には当てはまる部分と、当てはまらない部分に、こちらが迷ってしまうのですよね。

ただ、私が今回のことを通じて断言できることは

 判断に迷うなら早めに受診させる

です(笑)

もし、自分の家族が認知症かもしれない、と少しでも思ったら、健康診断の感覚で認知症検査を受けてもらうことをお勧めします。
そうすれば、何より自分自身の気持ちが解決しますし、余計な迷いに思考時間を割かずに済みますからね。

今回は、母の認知症検査について書きましたが、少し長くなってしまいました。
結果は、認知症ではない、ということでしたが、母に残っている健康問題は消えていません。
今後のフォローの在り方は、常に考えていかないといけないですね。
老後の健康問題は、他人ごとではありませんから、自分が母の年齢まで生きられたら、どうありたいか?を、改めて考えたいです。

母の体調がなかなか戻らない話

2019-10-27 | 母のこと
母の調子が悪い、というお話をしていましたが、まだ調子が戻りません。
依然、午前中はふらつきがあり、トイレに行くときは私の腕につかまって行く日が、数日続いています。

出かける予定はギリギリまで迷う
本日は、午後から私が出かける予定でした。
夕方には帰ることができる用事でしたが、母の調子があまりにも回復しないようならば、外出は中止をしようと思っていました。

とりあえず、出かける用意をしながら、母の様子をうかがっていましたところ、出かける1時間前くらいから、ふらつかずに歩けるようになったので、一応外出することにしました。
ただ、身体の調子には波があるので、出かけた途端に調子が悪くなることも考えながら、私がいない間の数時間は、なるべく歩かずに済むように、母の部屋のテーブルに、飲料水やちょっとしたおやつを置いておきました。

実を言うと、来週も出かける用事が入っています。
今から、行けるかどうかわからないな、と思っています。
是が非でもいかなくてはならない用事ではないため、キャンセルしてもいいので、もし母の調子がこれ以上悪くなるようでしたら、今後の外出の予定をすべて考え直す必要がありそうです。

外出中に気になってしまい集中できない
母の調子が悪いと、出かけている間に何か起こりそうで、外出中の用事に集中できません。
今回は、集中しなくてもよい用事でしたが、この状態が続くのであれば、本格的に仕事を探すのはムリだと感じました。
本当は、来年度末までに仕事に就きたかったのですが、そうもいかない様子です。


何度か言いましたが、母は要介護認定も支援認定も受けていません。
理由は、一人でご飯も食べられるし、トイレへも行けますし、入浴もできるから。
ただ、すべての動作において、体力が続かない上に非常に疲れてしまうので、今の状態のようにちょっとした支えが必要になることがあるのです。

民間のサービスを、介護保険なしで利用することができれば、是非お願いしたいところなのですが、私が知る限り、民間であろうが公的機関であろうが、介護認定や支援認定された方へのサービスしか提供していないところばかりです。
少なくとも、私の住んでいる地域はそうです。
ですから、母のような状態では、結局自分で何とかしなければならないのです。

しかし、母は自分で行動することに限界があります。
自己流のリハビリも、心臓が悪いために長くは続けられませんし、そもそも動くこと自体がしんどいので、いくら身体によい体操や運動があったとしても、実践する体力がないのです。

体力がない、長時間の運動は心臓に負担がかかる、しかし、身の回りのことは自分でできる。
このような人は、結局サービスの手からこぼれ落ちてしまい、自分や家族で対処するしかないのが、現実なのですね。

今回はひとまず何事もなかったが
外出先から帰ってきたら、母は寝ていました。
そのまま、起こさずに着替えや夕飯の支度をしているうちに、目が覚めてトイレへ行っていました。

正直、外出して帰ってきて、玄関を開けて様子を確認するまでは、気が気ではありません。
今回のような、少し長めの外出だけではなく、近所のスーパーへの買い物ですら、母が家で倒れていやしないか、と考えながら買い物をしています。
母に限りませんが、年老いた人を一人にしておくと、いつ何が起こるか予測がつかないため、どんなに普段は健康的に暮らしていても、心配になるものです。

先日見かけた、スーパーのベンチで具合が悪そうにしていた年配の男性も、きっとご家族は心配しながら日々を過ごしているのだろうと思うと、他人事ではありません。
老いというものは、本人以上に周りが心配を重ねることがメインの、ライフステージなのかもしれません。

今後は少し対策を練る必要性が大です
いつ倒れるかわからない母、午前中はとにかく調子が悪すぎて歩くこともしんどい母、何かしていても常に疲労した状態になってしまう母。
しかし、受けられるサービスがない母。

何か納得しかねますが、現状はどうしようもないので、私がいかに母をフォローするのが理想的かを、じっくり考える必要があるみたいです。
おそらく、何かしらの対策をする場合、出費は避けられないと思いますが、私の収入がない状態でどこまでできるかを、まず考えてみようかと思っています。


まだ自分の中では、老いた家族に対して何をしてあげたらいいのか、わからないことだらけです。
しかし、確実に日々老いて衰えていく母に、一番ベストな方法を考えたいという気持ちだけは、はっきりとしています。

同居の母が体調を崩したときの話

2019-10-24 | 母のこと
ここ1週間ほど、母の調子がよくありません。
ふらつきながら歩くので、家の中でもとても危険です。
母の具合が悪いときは、外出することができない状態です。

本人が把握できないふらつき
母の症状を、もう少し詳しく説明すると、寝ている状態から起きて、立ち上がった数秒後に急に立ち止まり、ふらふらとし始めます。
おそらく、頭がくらくらしている状態なのだと思いますが、母は自分がどういう状態なのかを説明できません。
自分でも説明できないような、ふらつきなのでしょう。

例えば、私は貧血気味なのですが、貧血でふらふらしているのか、疲れが出てふらふらしているのかは、自分でなんとなくわかりますし、熱が出ているのであれば、それも自覚できます。
ですから、なんらかの対策を考えられますし、安静が必要だと感じたら、ほぼ何もせず寝ています。

しかし、母は立ち上がって数秒するまで、自分の調子の悪さに気が付きません。
立ち上がって、目的の場所まで普通に行けると思って、歩き始めます。
そして、数秒後に歩けないと訴えて、私を呼ぶことになります。

調子が悪くなる都度、頭が痛いのか、足元がふらつくのか、めまいがするのか、身体がだるいのか、といろいろ質問するのですが、都度違うことを言うので、もしかしたら都度違う原因があるのかもしれませんね。

考えられる原因
母は糖尿病を患っていて、糖尿病の合併症による心臓の病気があります。
視力が悪いのも、半分は糖尿病が影響しており、半分は若いころに発症している白内障が影響しています。
白内障は、今年の頭に手術をしたので、一応経過は順調です。

昨年末、母が急に具合が悪くなり救急搬送されたとき、ひどい頭痛がすると言っていました。
病院での検査では、頭痛の原因がはっきりとはしませんでしたが、それとは別にかなりの貧血状態だということと、大腸ポリープがみつかりました。
幸い良性のポリープだったので、取り除くだけで終わりましたが、そのとき担当医が、貧血が原因で頭痛がしたかもしれない、ということと、貧血の原因がポリープと心臓病用の薬かもしれない、ということを説明してくれました。

その後、ひどい頭痛は起こらなくなりましたが、頭痛の原因が他にもあるかもしれないということで、眼科を受診。
その際に、白内障の手術をしましょう、ということになりました。
頭痛の原因が白内障だったとは言い切れませんが、手術をすることによって、頭痛を引き起こす症状を予防できるということでの手術でした。

大腸ポリープの手術と白内障の手術が終わってからは、頭痛を訴えることがなくなりました。
しかし、ときどきではありますが、先ほど書いたような原因不明のふらつきを起こします。
それが、貧血なのか低血糖なのか、それとももっと別の原因なのか、よくわからない上に、どういうときにその症状が起きているのかも、いまいち把握しきれません。

月1度、かかりつけ医を受診するのですが、その際に母の調子の悪さを説明すると、心臓と糖尿でそういう症状になるときがある、としか言われないので、どうにも困ってしまいます。

ここ1週間の調子
実を言うと、連休前に救急搬送されました。
私が出かけていた数時間(4時間くらい?)の間に、家で倒れて後頭部を打っていたのです。
おそらく、倒れたのは私が帰宅する数分前。
家に入ろうとしたら、母が助けを呼んでいました。
母が服用している薬は、打身やケガによる出血をしてしまうと、血が止まらなくなるという副作用があります。
日ごろ気を付けているときは大丈夫ですが、事故などにあったときは要注意です。
そのことと、後頭部を打っているということで、救急車を呼びました。

結局、病院では倒れた原因がはっきりせず、打った後頭部にも脳にも異常は見られなかったため、そのまま帰宅しました。
しかし、その救急搬送された後のこの1週間で、ふらふらする頻度が少し多くなったように思います。
特に、朝はとても調子が悪いので、午前中の外出はなかなかできない状態です。

食事が原因かもしれない
今朝も、朝トイレに行こうとしたときに、急に立ち止まってふらふらし始めました。
すぐに気が付いたので、母の体を支えてソファに座らせました。
本人は、身体がだるいと言っていましたが、おそらくめまいもしているはずです。
少し、焦点が定まらない様子がうかがえました。

数分して、トイレに行きたいというので私が支えながら、連れて行きました。
その後、午前中はずっと同じ状態が繰り返されました。

昼過ぎ、ゆっくりではありましたが、一人で歩ける状態まで体調が戻ったので買い物に出かけましたが、母にはムリして立ち上がったり歩いたりしないように、くぎを刺しておきました。

母は炭水化物が大好きで、ごはんはもちろん、うどん、ラーメン、そうめん(夏)を、常に食べたがります。
なぜか、パスタや日本そばは好みませんが、糖尿病にはパスタや10割そばの方が、身体にはいいのですよね。
しかし、母はとにかくうどんやラーメン、そして粉もの(お好み焼き、たこ焼きなど)も大好きで、作ったり買ったりすると、ぺろりと平らげてしまいます。

ところが、その大好きな炭水化物の中でも、うどんとラーメンを食べた翌日、必ずと言っていいほど調子が悪くなります。
おそらくなのですが、炭水化物と塩分のダブルパンチで、血糖値と循環器に影響が出ているのでしょう。
あくまでも私が受けている印象なので、はっきりとはしませんが、前日の夜にあっさりしたおかずとごはんのときの翌朝は、調子がいいとまではいかなくても、私のフォローは必要としない体調ではあります。

うどんやラーメンを作ったときは、スープを全部残すように言うのですが、好きなのでつい飲み干そうとしてしまいます。
私が一緒に食事しているときは、やめるように言うのですが、私が知らない間に自分で作って食べているときは、スープを飲み干しているので、なるべくうどんとラーメンのストックは買わないようにしています。
また、私が作るときは、必ずスープの味付けを薄くして対応しています。

つい甘やかすときもある
うどんもラーメンも、母がしつこく言ってくるまでは買わないようにしていますが、やはり残りの人生少ないわけだし、たまには好きなうどんやラーメンを食べさせてあげたいと思い、買ってきてしまいます。
また、好きなうどん店があるので、そこへ連れて行ったりもします。
その後、調子が悪くなることが薄々わかってはいるのですが、自分もダイエット目的で食事を制限しているときは、食事の楽しみが半減してしまいますから、たまには好きな食事をしたい気持ちが理解できます。

うどんとラーメンは、調子が悪くなる一因ではあると思いますが、それ以外にも、低血糖でふらついてる可能性もあります。
以前は、定期的に甘いものも食べていたのですが、最近食べ過ぎてしまう傾向にあったので、買うのをやめていました。
もしかしたら、それも原因の一つかもしれないので、氷砂糖を用意しておいて、気分が悪いときはそれを舐めるように言っています。
ただ、最近は糖質を抑えた飴もあるので、もしかしたらそちらを用意しておいた方がいいのかもしれませんね。

何もかも、食べたらだめだと言っていては可哀そうなので、しばらくは糖質を抑えた菓子類や麺類を購入して様子を見ようと思いますが、果たして体調がよくなるかどうか。
ただ、食事は常に楽しくしたいという思いがあるので、なかなか難しい問題です。


今度の日曜日も、私には出かける予定が入っています。
定期的に参加しているコミュニティですが、もし母の調子が悪ければ、不参加もしくは遅刻して参加になるかもしれません。
調子を戻してほしいとは思いますが、年老いた母と過ごすということは、こういうことも念頭に入れて、日々の予定を立てる必要があるのだな、と、改めて考えています。
少しずつですが、母は老いに向かって進んでいます。

母の食事について

2019-09-14 | 母のこと
日曜日はレジャーの予定を入れており、母が1人で留守番です。
今日(土曜日)は、少し体調が優れない様子ですが、レジャー先からマメに電話をして確認は入れるようにします。

母のひとり飯
さて、日曜日は朝から夜まで、母はひとりで食事をしなくてはいけませんが、作り置きが全くなかったので、午前中に買い物へ行き、昼食づくりと同時に一日分の作り置きを準備しました。

とはいえ、母はその時に食べたいモノがないと、空腹でも何も食べないことがあるので、何種類かの食べそうな料理を作っておく感じです。
偏食が酷いので、本当に困ったものです。

特に食べないのは、肉全般とそれらのブイヨン、出汁などが入った料理。
ですから、市販のデリカテッセンは、食べられないモノだらけなのです。
チキンブイヨンもダメですし、ゼラチンもダメです。
カレールウも、ビーフ、ポーク、チキンなどのエキスが入った商品が多いので、それらを使っていないルウを探すのにひと苦労です。

同じ料理でも、動物のブイヨンを全く使わないモノを手作りする必要があるので、レパートリーが少ない私には毎度毎度、同じ料理しか出せません(苦笑)
アレルギーではないのが、また厄介です。
偏食でさえなければ、何でも食べられるのに、外食時も入院時も、食べられるモノが限られてしまいます。
母と外食すると店も限定されてしまい、とてもつまらないです(笑)

母の好物
母は総入れ歯ですが、多少堅くても食べることができますし、堅焼きせんべいも大好きです。
ですから、食材を特に柔らかく煮込むなどはしなくても大丈夫ですが、イカやグミのような食感のモノは、食べにくいようです。
何回も噛むと、疲れるのだそう。

偏食を考慮して、毎回おかずを作っていますが、偏食ゆえに意識して取らせていない食材もあります。
それは、いわゆる“粉もん”全般と、うどんやラーメンといった麺類、ケーキやクッキーといった類のスイーツです。
シリアルは、玄米フレークを選んだり、グラノーラもフルーツではなく大豆やナッツが入ったモノを選んでいます。

イモ類も、たまにしか料理しません。
炭水化物を過剰に摂取するのは、母の病気にはよくないらしいので、イモ類を使った料理は一週間に1~2回程度です。
実際、意識して炭水化物や粉もんの料理を作らずに過ごしたことがありますが、そのときは母の調子がよかったので、やはり炭水化物はあまりよろしくないみたいです。

ただ、母は炭水化物大好き、麺類大好き人間なので、出さないようにしていると、何度も食べたいと言ってきます。
気の毒だとは思っているのですが、救急搬送されるような事態になっても困るので、なるべく作らないようにしています。

ただ、白米だけは毎日炊いています。
白米は、麺類に比べると繊維やミネラルが摂取できますし、私自身も麺類を食べるより白米を食べた方がお通じが快調なので、主食は白米にしています。

母の食事に苦労する日々になるのか
今回の作り置きは、すべて野菜とたまごで作りました。
肉は嫌いですが、たまごは大好きです。
白米は、いつもどおり2合ほど炊いておきます。
魚も好きなので、デリカテッセンの煮魚とサバ缶を用意しておきました。

偏食の母、この先ひとりで食事ができなくなったら、毎日何を作って良いのかわからなくなりそうです。
しかも、食べやすく柔らかくしたり、細かくしたりする必要も出てくるでしょう。
手作りだけでは、絶対にカバーできないと思います。
今はまだ何とかなっていますが、将来一番苦労するのは、母の食事であることは間違いないです。
今のうちに、時短で手抜きな介護食を研究しておく必要がありそうですね。

母を眼科へ連れて行った

2019-07-05 | 母のこと
半年も前の話になりますが、今年に入ってすぐ、母が白内障の手術をしました。
両眼だったので(もちろん、時間差で手術)約一か月はどちらかの目に眼帯を付けて生活していました。

眼科を受診した理由
眼科を最初に受診したのは、昨年の12月。
母が酷い頭痛になり、歩けないぐらいフラフラしていたので、総合病院に救急搬送してもらいました。
救急外来で調べても頭痛の原因は判明せず、諸々の数値が時間とともに安定してきたので、その時は薬を処方してもらい入院せずに帰宅しました。

ふと、昔から視力が悪い事が頭をよぎり、もしかしたら眼に原因があるかもしれない?ということで、眼科へ連れて行くことにしました。
もともと、糖尿病が原因で糖尿病網膜症の症状が出ていましたが、検査をしてもらったところ両眼とも白内障とのこと。
白内障と頭痛の因果関係ははっきりと断言はできないけれど、もしかしたら今から症状が進行すると頭痛が起きることもある、と言われました。

70代の母には手術がベストの選択
眼科の医師によると、70歳を過ぎている母は症状が進んでいなくても手術した方がいいだろうとのこと。
あまり年齢が進み過ぎると、他の要因で手術が困難になる可能性があり、失明してしまうリスクもあるとのことだったので、両目ともの手術をお願いすることにしました。

ちなみに、症状の程度によっては、手術せずに経過観察する場合もあるとのこと。
若い方で、日常生活にさほど不自由を感じなければ、定期的な検診でも大丈夫だそうです。

手術から今回の受診まで
手術から、約半年。
今日の受診では、経過は順調で合併症もないので、本日より眼薬の点眼を終了すると言われました。

術後から今日までの流れを書きますと

 手術5日前~当日朝まで 指定された点眼薬を差す(手術する方の眼の殺菌が目的)
 手術当日(日帰り) 手術後に眼帯をしたまま一晩過ごす。以降、指定の点眼薬3種類を毎日差す。
 術後翌日 術後の経過を診察。問題なければ日中は眼帯を外してもOK。就寝時のみ眼帯をする生活。
 術後1週間 経過診察。問題なければ、眼帯が完全に外れる。点眼薬は継続。
 
*****ここまでの流れを、反対側の眼で再度繰り返します*****

 眼帯が外れたのちは、2週間ごとに受診して経過観察。点眼薬は3種類から2種類に。
 経過が順調ならば、徐々に受診間隔が長くなっていきます。
 2か月経過 点眼薬が1種類になり、受診も1か月ごとに。
 4か月目 点眼薬継続。次回の受診が2か月後になる。
 6ヵ月経過 点眼薬終了。次回の受診は、半年後になる。

以上が、今日までの流れです。
次回は、半年後に眼科へ行きます。

思った以上に点眼薬が面倒だった半年間(笑)
母は私と同じで、面倒くさがりです。
毎日決められた時間の点眼が嫌で仕方がなかったので、点眼薬が終わって本人も私もホッとしています(苦笑)

身体の老化による疾患は、ある程度は仕方がないのかもしれません。
特に、白内障などの眼の病気は、予防するのが難しいものが多くあります。
それでも、なるべくなら年老いても病院や薬にお世話になることがないように、暮らしていくのが理想だと思います。
もし病気になったり、何らかの身体的変化が出たりした場合も、快適に過ごしていたいです。

母が点眼を忘れていると、私から声をかけるわけですが、タイミングが悪いとものすごく不機嫌な態度をとられました。
病気だから仕方ないだろう、と私も声を荒らげて喧嘩上等状態になることも(苦笑)
こちらだって、好きで目薬差せとは言ってないだろう?
あなたが失明しないように、私が気を付けてあげてるんじゃないか!
と、思うこともしばしば(笑)

しかし、目薬や服薬が面倒くさいと思う気持ちもわかります。
母は、糖尿の薬をもう10年以上服用し続けていて、種類が多いです。
しかも、朝と昼と夜で飲む種類が違います。
かかりつけの病院は薬局が併設されていないので、1回分を一包ずつにしてくれません。
家に帰ってから、1回分ずつを自分で小袋に小分けします。

面倒くさいです(苦笑)
処方箋薬局に頼んで、一包ずつにしてもらう手もあるのですが、個人病院に気を遣ってしまって言い出せないのが現状。
それでも、もし母が他人の手を借りる必要が出てきたら、薬の出し方を変えてもらう必要があるでしょうね。

少しでも病気を増やさないように
今後は、母自身にも意識させる必要があるのですが、これ以上病気を増やさない生活を心がけてもらいたいです。
私もそうですが、つい自分を甘やかしてしまうことがあります。
食事、運動、生活...いろいろ気を付けていれば、病気になるリスクは減らせます。
健康な身体を求めるには少し無理がありますが、今より少し改善する方法やこれ以上病気を増やさない努力はできるはず。
面倒くささを感じずに、それらを実行できたら理想的なのですが...
なかなか難しいですね(苦笑)


書き忘れていましたが、眼科受診のきっかけになった頭痛は、今のところ再発はしていません。
白内障の手術が関係しているのかは、不明です。
もしかしたら、たまたま頭痛がするような体調だっただけかもしれません。

でも、何かが原因かもしれない、と思った時点で手を打つのは大事ですね。
例えそれが原因でなくとも、何かが改善することで心穏やかになるのなら、その行動は正解なのです。きっと。