3月もあと9日です。
今月引っ越しを予定しているのに、持っていくモノが決まらない、荷物がまとまらない、あと数日しかない、時間がない、という方は多いですよね。
私のブログ記事も、最近は片付けやモノを処分するテーマの投稿へのアクセスが増えています。
きっと、何かヒントになることがないかと、読んでくださっているのだと思います(思い込みます(笑))
ということで、本日は引越しする方へのメッセージ的な内容で綴ります。
貴重品をまずひとまとめにして
貴重品というと、頭ではわかるけれど、いざまとめようとすると「これ、貴重品?」と迷うモノも出てきたりします(笑)
でも、絶対に持って行かなくてはいけないモノは、大体の人が同じだと思いますので、私が考える貴重品をリストアップしておきます。
・現金
・年金手帳(※)
・通帳(※)
・キャッシュカード(※)
・クレジットカード(※)
・届出印(※)
・保険証(△)
・免許証(※)
・資格証(※)
・契約書(※)
・携帯電話、スマートホン(※)
・マイナンバーカード(※)
・公的に保存義務のある書類(※)
・貴金属宝石類(※)
・資産やお金の運用に関係している書類(※)
・パソコン内のデータ(※)
・新しい職場や学校へ持って行くべき書類(※)
・処方箋かお薬手帳(※)
・学校で使うモノ(※)
これくらいかな?
ちなみに、現金以外は持っていない人もいるかもしれないので(※)を付けました。
保険証は、どこへ引越すかにもよるため、各自治体へ確認が必要という意味で(△)を付けています。
また、携帯電話、スマホについては、充電器とか充電用ケーブルとかも必需品じゃないか、と思われるかもしれませんが、持って行くのを忘れたところで、買いなおしができるので、貴重品には入れていません。
パソコンも、本体自体は高額かもしれませんが、それよりも大事にしなければいけないのがデータです。
私は、パソコンを失うよりもデータを失うことの方が嫌だし怖いので、パソコン本体ではなくデータを貴重品としました。
最後に入れた、処方箋とお薬手帳は、持病があって薬が途切れてしまうと命の危険がある人を前提としていますので、風邪薬や鎮痛剤のような、ドラッグストアで買うような薬は対象外です。
貴重品をまとめたら
では、貴重品をまとめることができたと想定して、次の作業です。
といっても、あとはあなた次第(笑)
貴重品以外は、私の中では「買えるモノ、買いなおせるモノ」であると思っていますから、もしうっかり捨ててしまっても、何とかなるというスタンスでいます。
ということは、逆に貴重品以外は全部処分して、本当に必要なモノだけ買いなおしたらいいとさえ思っています。
とはいえ、お金がないのにそんなことムリに決まってる!と思った人もおられるかと思いますので、貴重品以外のまとめるべきモノを、ざっくりとリストアップします。
・貴重品に関連したり付属したりするモノ
・コンタクトレンズ(※)
・眼鏡(※)
・キッチンで使う家電品と取扱説明書(※)
・靴
・3日分の衣類と下着
・掃除機か掃除道具
・45リットルのポリ袋
・非常時の持ち出し袋
これくらいですね。
コンタクトレンズとメガネは、ないと生活に支障が出る場合があるので入れておきました。
貴重品に関連したモノというのは、例えば貴金属の鑑定書や鑑別証、保証書などで、携帯電話やスマホであれば、充電器や充電ケーブル、ポータブルWi-Fiなどですね。
また、先ほどパソコンのデータが貴重品だと書きましたが、データだけ引越し先へ持って行く人は稀でしょうから、パソコン周辺の付属品や機器類、取扱説明書、保証書などはまとめるべきでしょうね。
キッチンで使う家電(取扱説明書も含む)はリストに入れて、キッチンで使う調理器具は何故入れないの?と、言われそうですが、私の経験から言うと、食器や調理器具よりも必要なのは、電子レンジと湯が沸かせるポット類です。
なぜなら、最初の数日間は買ってきたモノを食べたり、インスタントやレトルトを食べることが多いからです。
ここは、思いっきり手作りを食べることは諦めて、手軽に食事を摂ることを優先すべきと思うので、調理器具よりも電子レンジや湯沸かしポットなどを優先してまとめましょう。
鍋やカトラリーや食器は、あとから買えるので、まずはキッチンの家電品で持っていくモノを決定しましょう。
衣類の3日分は、3パターンとかでもOKですが、とにかく洗濯する量が少ない方が引越し先で楽になるはずです。
服は全部持って行きたいの、という人は多いと思いますが、私は引越しを機に新しい服を買い揃えるのもいいかな、と思います。
職場や学校の制服、決まった服装のパターンがある場合は、それにプラスして普段着を3日分か3パターンあれば、引越し先では十分です。
あとは、掃除機や掃除道具、ポリ袋をリストに入れましたが、引越しをするとどうしても部屋が頻繁に散らかるし汚れるので、掃除機、掃除道具、ポリ袋は引越し荷物の中に入れておいた方がすぐに使えて便利です。
ただ、引越し先の近くにホームセンターや家電量販店(生活雑貨売り場あり)がある場合は、なくてもいいと思います。
非常用持ち出し袋については、買いなおしできるモノではありますが、引越し先で思わぬアクシデントに遭遇した時に、非常用持ち出し袋に入れている道具が役に立つはずです。
引越し先では工具が必要かもしれない、と思っても、非常用持ち出し袋に工具のマルチツールなどが入っているのであれば、ムリして工具を持って行く必要はありません。
非常用持ち出し袋って、普段使いできる道具で構成されているので、あれもこれもと悩む前に、非常用持ち出し袋に入っているモノと使用目的が重複しているモノは、ムリして持って行くのはやめましょう。
最後にまとめるモノ
もう、ここからはそれこそ個人個人で自由に選択してほしいのですが、先にまとめたモノを全てまとめてから手を付けてほしいと思います。
そうしないと、いざ本当に必要なモノを引っ越し荷物へ入れ忘れてしまう可能性が高いですからね。
逆に、先にまとめたモノ以外のモノは、全部処分しても問題がないという気持ちでいてください。
問題がないというのは、あくまでも「生活に支障がない」ということが前提ですから、もし引越し先が山奥の一軒家だったりするのであれば、それなりの生活雑貨をそろえていく必要がありますしね。
ただし、家具は本当に最後まで持って行くかどうかを検討してからまとめてほしいです。
というのも、きちんと大きさや面積を把握していても、いざ家具を置いてみたら部屋が狭くなって他に予定していた家具が置けなかった、ということは多々あります。
そして、家具店で働いた経験から言わせてもらうと、大きな家具は一度手放した方がいいです。
よほどのビンテージ家具で何百万円もしたというのであれば話は別ですが、似たような家具はどこにでもありそうだという家具については、手放すことでもっといい家具と出会える可能性の方が高いですから、大好きでもない限りは手放してみてください。
というのも、家具店で勤めていた際は、大半のお客様が「今使っている家具があまり好きではない、少し使い勝手が悪い」という理由を言われていたからです。
もちろん、破損した場合の買い替えで来られるお客様もいますが、それでも「気に入ってなかったから(壊れて)ちょうどよかった」とおっしゃる方が多かったです。
引越し先へ持って行く家具が減れば、その分引っ越し代も安くなる可能性もありますから、家具に関してはまずは手放すことを前提に考えてみてください。
で、ここまで読んで「え、待って、タンスやチェストは持って行かないと、服やその他の雑貨が入れられない」と思われた方、多いですよね?
そういう方は、申し訳ないですが今回の記事を最初から読み直してください(笑)
私は、ほとんどのモノは買いなおせることを前提にお話を進めているので、そんなに多くのモノは引越し先に持って行かないということも、自然と前提になっています(笑)
ですから、必要な家具は、最初にまとめてほしいと書いたモノが入る容量があればいいわけです。
それから、テーブルとイスは?と思われた方もいますよね?(笑)
そうですね、もし家にコタツがある方は、コタツ1セットだけあれば十分だということを、言わせていただきたいです。
テーブルとイスは、食事で必要だと思いがちですが、もし1年中使えるタイプの家具調コタツを持っているのであれば、イスとテーブルは買いなおし対象にして、コタツを優先して持って行きましょう。
コタツさえあれば、とりあえずの数日間は食事もできるし作業もできます。
テーブル、イス、机の類は緊急性がない限りは、持って行かなくても大丈夫です。
それに、コタツは脚を折りたためるので、荷物が嵩張らない点でもいい仕事をしてくれるのですよ(笑)
一度手放してほしい家具TOP3
いろいろと綴りましたが、そんなこと言っても全部買いなおす費用なんてないから、結局ほとんどのモノを持って行かなくてはいけないのよ!
という人も、たくさんいると思いますが、私個人としてはこれだけは一度手放してみてほしいという大型家具がありますので、検討してみてください。
1位 ソファ(ソファセット)
2位 タンス
3位 食器棚
この3つの家具、大体どのご家庭にもあると思います。
食器棚とタンスについては、最近は収納力が高い物件も増えていることもありますし、それこそモノを減らせば必要なくなるかもしれないので「あった方が便利かも」という考えは捨てて「なくても大丈夫かもしれない」という気持ちで、持って行くか行かないかを決めてほしいです。
食器棚やタンスがない方が、スペースを広く使えることは目に見えていますし、実際この2つの家具がないお宅にお邪魔したこともありますが、まったく困っている様子はありませんでしたので、一度チャレンジしてみてください。
そして、1位にしたソファ(ソファセット)ですが、はっきり言って日本人はソファセットがなくても暮らしていけると確信しているからです(笑)
理由はいくつかありますが、まずソファセットがあるにも関わらず、床に座ってリラックスしている方、多いのではありませんか?(笑)
私が知る限り、ソファで家族全員がくつろいでいる家庭って、ほぼお目にかかったことがないです(苦笑)
「いや、ソファがないと困る」という場合のほとんどは、ソファに寝そべってテレビを見ている人がいるか、ソファで昼寝をする人がいるからです。
でも、それってソファを占有している人が存在しているってことでもありますよね?
もしも、家族団らんのためにソファセットを持っているつもりであれば、一度家族の様子を思い出してみてください。
そして家族団らんには、ほとんど使っていないな、という場合は、強制的に手放して人をダメにするソファに買い替えてください(笑)
ソファは、家具店などで見るよりも、家の中に入ってきたときの方が何倍にも大きく感じられます。
そのため、他に置きたい、使いたい家具を別の部屋へ置くことになったり、手放すことになったりもします。
でも、ソファは必需品では決してありませんから、優先順位は下の方でいいのです。
ソファを置くことを前提に設計した新築物件やリフォーム物件であれば、問題はないですが、そうでない場合、日本の物件はソファセットがない方が部屋の空間を広々と使えますので、広さを取るか、ソファがある見栄えのよさを取るか、考えてみてください。
買いなおしする費用はありません、という方へ
そうですよね。
ここまで綴った内容は、まず買い替えられることを前提に、引越し先へ持っていくモノを厳選することをお勧めしてきましたが、実際はそんな費用を出せない人が多いはず。
でも、そういうご家庭でも、絶対に必要なモノ、絶対的に使うモノって、案外少ないと思います。
たしかに、購入した当時のことを考えると、おいそれとは手放せないと思いますが、持っていても支払った購入費は戻ってきません。
だから、使い倒すんだ、という考え方もありますが、そこにとらわれて快適な暮らしが難しくなってしまうのであれば、やはり思い切って手放してほしいと思います。
そして、なによりも、今現在引越しの予定日が迫っていて、荷物が多すぎてまとめられない、という方は、最悪荷物に入れ忘れても大丈夫なモノを、消去法で排除していくのが一番いいと思います。
もしくは、これだけは絶対に持って行く、と決めているモノを先にまとめて「どうしよう」と少しでも悩むモノがある場合は、それは置いていくか手放しましょう。
そうしないと、荷物、まとまりませんよ?(苦笑)
本日は、引越し荷物がまとまらない人に向けて、背中を押してみました(笑)
荷物がまとまらないのは、持って行くべきかそうでないのかが、判断できないからだと思います。
ですが、引越し荷物の決まりなんて、どこにも存在しないしセオリーもないから、仕方がないですよね。
私のアドバイスに対しても、納得できる人とできない人がいて当然ですが、何かを考えるきっかけ位にはなるかな、と思い、少し強引な提案をしました。
でも、本当のところは、すべてを手放すなどムリな話だと思いますから、暮らす上で大切なモノと社会的に大切なモノだけは忘れないようにして、引越し荷物をまとめてください。
あなたのお引越しが無事に済みますよう、陰ながら応援いたします。