野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

白萩のしきりに露をこぼしけり

2019年10月19日 07時41分52秒 | 

シロバナヤマハギは名前通りのハギの白花。萩の色はピンクを見慣れているので、白いとおやと驚く。「白萩のしきりに露をこぼしけり」正岡子規 「寒山落木」。調布の野草園にて。

(2019-10 東京都 調布野草園) 

 

 

 

山萩(ヤマハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
日本各地に分布し、日当たりのよい山野に生える
花の色は紅紫色だが、稀に白花のものがあり、白花山萩(シロバナヤマハギ)と呼ばれる。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝はほとんど枝垂れない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、表面にも裏面にも毛が生える。
開花時期は7月から10月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をつける。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Lespedeza は東フロリダ総督だったスペイン人の「セスペデス(Vincente Manuel de Cespedes, 1746-1802)さん」の名からきている。CがLになったのは誤植のためである。
種小名の bicolor は「二色の」という意味である。
品種名の albiflora は「白い花の」という意味である。
学名:Lespedeza bicolor f. albiflora


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