少し季節外れに早いが、それでもやはりクサノオウに間違いはないだろう。蕾と萼に長毛があるので、咲き始めのこの時期には、白のもじゃもじゃがとくに目立つ。
(2020-03 東京都 調布野草園)
クサノオウ
学名 Chelidonium majus var. asiaticum
別名 イボトリ、タムシグサ
白屈菜
分類 ケシ科クサノオウ属 (越年草) 有毒植物
語源の説に合わせて漢字も異なる。黄色の乳液が出るので「草の黄」、皮膚疾患の薬として「瘡(くさ)の王」、薬草の王様として、あるいは黄色の美しさから「草の王」など。 原産・分布 北海道、本州、四国、九州。朝鮮、中国、サハリン。