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「つくる会」教科書の著作権をめぐる醜い争い(裁判編)

2009-08-26 19:58:24 | 歴史教科書騒動
ちうことで、「つくる会」が扶桑社に(「つくる会」の教科書と内容は同じらしい)歴史教科書出版を止める事を求めていた裁判の一審判決が出たのだが・・・。
・「つくる会」会長の請求棄却 扶桑社版差し止め訴訟(2009年8月25日 asahi.com)

確か、今年の3月には「つくる会」の方々が、扶桑社版の歴史教科書の出版差し止めの仮処分を東京地裁・高裁に求めてたんだよな。
この辺の経緯については以下を参照(手抜き)。
・「つくる会」教科書の著作権をめぐる醜い争い(検定編)(2009年4月9日 flagburner's blog(仮))

で、昨日の判決は、少しばかり不思議な内容となっていた。
以下、2009年8月25日分 asahi.com『「つくる会」会長の~』から、判決内容に触れてるところを引用しておく。

---- 以下引用 ----
(中略)
判決はまず、「教科書は単元やコラムなどの著作物が結合したものだ」と判断。
藤岡会長らも著作者だと認定し、著作権に基づいて出版差し止めなどを求めることができる立場にあると判断した。

 しかし、藤岡会長らが扶桑社と口頭で結んだ出版許諾契約は2011年度まであり、「解除権を認める事情の変更もない」と指摘。
藤岡会長側の「10年3月で契約は終了する」とする主張を退け、出版差し止めは認められないと結論づけた。

(以下略)
---- 引用以上 ----

口頭の契約、か。
実は先程紹介した俺の記事(2009年4月9日分)で、俺はこんなことを書いていた。

---- 以下引用 ----
(中略)
つーか、扶桑社から「つくる会」の歴史教科書(正確には公民教科書も)を出版するにあたり両者が作成した(と思われる)契約書では、著作権がどこにあるのかを明記しなかったのだろうか?
流石に契約書を作成してないなんてオチはないと思うけど、仮にそうだとしたら双方間が抜けているとしか・・・。
(以下略)
---- 引用以上 ----

どうやら、「つくる会」の方々と扶桑社は、俺の予想を上回るマヌケだった模様(何)。
いやさ、「つくる会」の方々と扶桑社がそれなりに親しい仲だとしてもさ、この手の契約(正確には出版許諾契約だが)ってのを書面に残さないってのは、「つくる会」の方々が商売と(政治)活動の区別ができてないってことを端的に表してるんじゃね~の?


ってか、2011年度まで「つくる会」版と扶桑社版(正確には別会社が出版してるが)の両方が残るってのも気分が良くない話だ。
頭が痛くなってきた・・・。


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