刑法犯認知件数は減ったけど・・・

なんか、平成18年における刑法犯の認知件数は平成17年より少し減ったとか。

・平成18年の犯罪情勢（2007年5月21日 警察庁 .pdfファイル）

一応、認知件数の内訳は、以下の通り。
（）内は、平成17年度からの増減数。

・凶悪犯：10,124件（-1,236）
・粗暴犯：76,303件（+2,531）
・窃盗犯：1,534,528件（-190,544）
・知能犯：84,271件（-13,229）
・風俗犯：11,932件（-153）
・その他：333.692件（-15,812）
・刑法犯総数:2,050,850件（-218,443）

刑法犯（認知件数）が減った理由について調べるなら、もっと深く突っ込んでやる必要があるだろうけど、面倒なのでパス。
警察庁にしてもそんな分析はしたくないようで（言い過ぎ）、認知件数が減った理由を「住民の防犯意識が高まった」というものにとどめている。
ま、その理由なんて簡単に結論がでる代物じゃないしな。

しかし、そんな心配をしないのが３Ｋ。

・【産経抄】（2007年7月15日 産経抄）

この日の産経抄では、刑法犯の数が減少した理由をこんな風に見ている。
＞▼犯罪への厳罰化の効果である気がしてならないのだ。
＞その証拠に、殺人や放火といった「重要犯罪」が前年より１割以上も減少している。
＞断定はできないが、加害者の人権ばかり主張する厳罰反対派に遠慮することなく、その関連も分析してほしい。
＞またすべきである。

＞▼むろん、まだまだ心配することもある。
＞多くの犯罪が減った中で暴行だけが増えていることだ。
＞それも２０代、３０代で「キレてしまって」という「中也型」の犯行である。
＞恐らく普段は心優しい人も多いのだろう。そう思うとよけい気になる。


この日の産経抄担当は、警察庁の広報を任せたいくらいの提灯持ちだと言えよう。



最後に。

新潟中越沖地震の被災地でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された方々のお見舞いと、健康管理を心からお祈り申し上げます。

・・・・・・台風の後に地震か（涙）。