卓写!! ―Taku's Nature Photo Gallery―

野鳥,植物,昆虫,風景写真を中心にしたフォトギャラリー&日々の雑感などを徒然なるままに・・・

ニホンリス

2014-12-31 14:21:44 | 動物
今回は鳥ではないのだが・・・
鳥を探し回ってひたすら野山を歩き回っていると,鳥以外にもいろいろな動物,昆虫,植物にお目にかかれる。その中でも頻度が高いのがニホンリス(ホンドリス)である。数匹の群れで行動していることが多い。山道を歩いていて芯だけになったマツボックリをよく見かけるが,それはリスの食痕である。
一般的にリスというとペットショップで売られているシマリスを連想する人が多いのではないだろうか。確かにペットのリスは愛らしいが,野生のリスもそれに劣らずめんこいものである。私などはリスを見かけるとその動きや仕草につい頬がゆるんでしまう。
下の写真は私の撮影のホームグラウンドである「県民の森」で出会ったリスだ。なかなかいい毛並みをしていて,胸のあたりの毛が白っぽいのがわかる。


こちらのリスはマツの横枝の上で何やら食事中。こうして見ると体の大きさに対して不釣り合いなほど大きい尾が目立つ。世界的にも樹上性のリスには尾の大きい種類が多い。この尾で動きのバランスをとっているのだろう。


さて,今日は大晦日。来年もいい野鳥や野生動物に会えますように…。
皆さん,よいお年をお迎えください。
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アカゲラ

2014-12-30 20:50:10 | 野鳥
キツツキ科の鳥というと「自然豊かな奥深い森の中で,木の幹をつついている」というイメージをもっている人が多いのではないだろうか。しかし,このアカゲラやコゲラはけっこう身近な場所で見られるキツツキ類である。特に冬場は。
下の写真のアカゲラを撮影したのは,なんと東北自動車道の長者原SA(上り)である。朝早く,ベンチに座りコーヒーを飲んでいると頭上からコンコン…とドラミングが聞こえた。上を見やるとサクラの太枝にアカゲラがいるではないか。カメラは車の中だ。逃げないでいてくれ・・・と願いながらカメラを取ってくると,やや下方に移動したもののラッキーにもまだ幹をつついている。とりあえずふだんは使わないプログラムオートで連写。その直後に飛んで行っていしまった。

私はキツツキ類を見るといつも「あんなに木をつついて脳震盪を起こさないのだろうか」とか「枝の下側にとまってつついたら反作用で落ちてしまうのでは」などとくだらないことを思っていたが,家に帰ってアカゲラの画像を見たら鉤状に発達した爪に驚いた。なるほど,この爪でがっちりホールドしているのだな・・・。


こちらのアカゲラは大崎市の蕪栗沼で先日撮影したものである。蕪栗沼を訪れたことのある方はご存じだろうが,ここはだだっ広い平地の中にある遊水地であり,林という感じではなく灌木が若干生えている程度である。
また,下の写真は今日の午前中に栗原市の伊豆沼で撮影したもの。ガン・カモ類の撮影に行ってアカゲラが撮れるとは思ってもいなかった。それだけアカゲラは身近な鳥といえるだろう。


帰り道にハヤブサを見かけた。場所は県道佐沼‐築館線と東北新幹線が交わる辺りから佐沼方面に500m位の所。水田の上を低空でゆっくり飛んでいた。残念ながら後続車がいたのと停車スペースがなかったので車を止められなかった。しばらく行ってからUターンして探してみたが,もういなかった。以前にもここから北へ2kmほどのくりこま高原駅近くの水田で見かけたことがあるので,いつか撮影のチャンスがあるかもしれない。
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オオハクチョウ

2014-12-29 23:35:52 | 野鳥
初めまして。以前は某プロバイダで野良猫の撮影・観察日記を書いていましたが,そこのブログサービスが終わってしまったのを機会に,こちらに新たなブログを開設することにしました。仕事が忙しくて数か月も放置することがあるかもしれませんが,できるだけマメに更新していきたいと思います。
内容は野鳥を中心としたネイチャーフォトが主になる予定ですが,日々の雑感などを日記代わりに載せることもあります。よろしくお付き合いくださいませ。


さて,記念すべき第1回目の投稿ということで,どの写真をアップしようか迷った。レアな鳥にしようか…。しかしここは自分の出身地である宮城県栗原市で撮ったオオハクチョウを選んでみた。冬の栗原市では至る所で目にすることのできる珍しくもなんともない鳥だが,近くでよく観察するといろいろな発見がある。
ところで皆さんはオオハクチョウとコハクチョウの違いをご存じだろうか。嘴の黄色い部分の面積が大きいのがオオハクチョウである。日中の伊豆沼・内沼に行って,沼に残っているのはほぼオオハクチョウである。コハクチョウはマガンなどと同じように田んぼなどに行って落ち穂をついばんでいることが多い。ちなみに黄色い部分が白くて羽毛が灰色っぽいのはまだ幼鳥である。


オオハクチョウの顔をアップで撮ってみた。舌の形がけっこう人間っぽいのに驚く。実は嘴の縁もけっこう細かいギザギザになっているのである。
皆さん,宮城県北にお越しの際は,ぜひ伊豆沼・内沼にお立ち寄りください。ここは本当に水鳥の宝庫です。
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