卓写!! ―Taku's Nature Photo Gallery―

野鳥,植物,昆虫,風景写真を中心にしたフォトギャラリー&日々の雑感などを徒然なるままに・・・

福島市小鳥の森170503

2017-05-05 00:44:06 | 野鳥
 5月3日、福島市小鳥の森へ行ってきた。今年になって3度目の訪問である。前日の夜中に福島入りし、夜明けを待ってホテルをチェックアウトする。風もなく天気は上々だ。
 駐車場に着き、車から降りると早くもさまざまな鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。期待に胸を膨らませながら歩を進めていく。入り口付近の樹上では雄のホオジロが盛んにさえずっている。


 この日はいつもと逆にコースを回ることにし、初めに五本松池に向かう。池や周辺には鳥は見られなかったが、途中の棚田では2羽のカルガモが遊んでいた。


 シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリなど鳥、道端の植物・生き物や昆虫を撮影しながらゆっくり1時間ほどかけて森の南端の最高地点に到達する。ちょうど行程の半分のところだ。適当な場所に腰を下ろし一休みしながら、耳を澄ませて聞こえてくる鳥の鳴き声で種類を判別する。キビタキのさえずりも聞こえる。今日は姿が見られるだろうか・・・。
 脈拍が80くらいまで下がったところで再度出発する。すると近くからはっきりしたドラミングが聞こえてくる。音の源に双眼鏡を向けると、ジーッという鳴き声とともにコゲラの姿が確認できた。ここに来るとほぼ毎回見られる鳥である。


 カタクリの群生地付近のデッキから谷沿いを覗いてみると目立たないが小さく動くものが視界に入る。落ち葉をつついていたその鳥は近くの小枝に飛び移った。とりあえずカメラに収め画像を拡大してみる。比較的アイリングが明瞭なのでコサメビタキだろうか。ヒタキ類の種の判別は未だに苦手である。


 ふと、間近でキビタキのさえずりが聞こえた。ほぼ真上からだ。今シーズン最初に見るキビタキだ。オオルリほどではないが、キビタキのさえずりも美しい。


 ネイチャーセンターが近づいてきた。遊歩道の木柵に何やら小さい鳥がいて、盛んに何かをつついている。双眼鏡でのぞくとどうやらメジロのようだ。よく見ると木柵を結んでいるシュロ縄を懸命に引っ張っている。

 テレ端600mmまでズームしてファインダーを覗いてみる。すると間違いなくシュロ縄の繊維をくわえていた。おそらく巣材を調達しているのだろう。営巣のために小さい体で一生懸命に巣材を集めているメジロが健気に思えて胸がいっぱいになる。

 ネイチャーセンターに到着し、餌台付近に目を向ける。いつものシジュウカラやヤマガラのほかに今日はシメの姿も見られる。

 次の写真はシメとヤマガラの餌台でのツーショット。


 駐車場までの舗装路を歩いていると、前方の木の根元付近に何かがいる。どうやらアカハラのようだ。


 今回の撮影行では様々な鳥に出会えた。これからは夏鳥のシーズンだ。もうすぐオオルリ、サンコウチョウアオバズクなどの姿も見られるだろう。次の撮影行に思いを馳せながら帰途についた。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする