この頃,雄のキジの鳴き声がよく聞かれる。繁殖期を迎え縄張りを主張しているのだ。
日曜の朝早くカメラを持って自宅から歩いて15分ほどのI川沿いの堤防を歩いた。ウグイスがうるさいくらいに鳴いている。その中にも時折,複数のキジの声も聞こえる。「母衣(ほろ)打ち」と呼ばれる羽音も交じる。
声の聞こえた方に目をやると堤防の外側の畑に1羽の雄キジがいた。かなり遠いが取り敢えずシャッターを切った。
後で見たら案の定ブレブレだ。やはり手持ちの780mmはつらい。例えば10倍ズームにすればブレも10倍になるのだ。
私の動きに感づいたキジは後ろの笹薮に逃げ込んでしまった。双眼鏡片手に気配を殺しながら後をつける。事情を知らない人が見たらかなり怪しげな光景だろう。
キジはまだ藪の入り口近くにいて,後ろの様子をうかがっていた。しかし,私の姿を認めると藪の奥深くに潜り込んでしまった。
堤防に戻る途中,今度は雌のキジが堤防を超えて向こう側に走って姿を消した。またもやストーカーのごとく後をつける。ほとんど這いつくばってさっきのキジがいるであろう辺りを見やる。
・・・いた。枯草に体を隠し,首だけ出して周りをうかがっている。私も堤防の上で蹲ったままカメラを構えファインダーを覗く。どうか知り合いが誰も見ていませんように・・。
どうやら雌キジは私に気付いていないようだ。しばらくすると安心したのか姿を現した。すかさずシャッターを切る。
色彩は地味であるが,雌のキジの模様も美しいものだ。
気配に気付いたのか,この後あわてて飛び去ってしまった。もしかするとさっきの雄とはつがいだったのかもしれない。きっと初夏にはかわいい雛を連れて歩く母キジの姿が見られるかもしれない。
おっと,気が付いたらもうこんな時刻だ。3時間半後には起床しなければ・・。
日曜の朝早くカメラを持って自宅から歩いて15分ほどのI川沿いの堤防を歩いた。ウグイスがうるさいくらいに鳴いている。その中にも時折,複数のキジの声も聞こえる。「母衣(ほろ)打ち」と呼ばれる羽音も交じる。
声の聞こえた方に目をやると堤防の外側の畑に1羽の雄キジがいた。かなり遠いが取り敢えずシャッターを切った。
後で見たら案の定ブレブレだ。やはり手持ちの780mmはつらい。例えば10倍ズームにすればブレも10倍になるのだ。
私の動きに感づいたキジは後ろの笹薮に逃げ込んでしまった。双眼鏡片手に気配を殺しながら後をつける。事情を知らない人が見たらかなり怪しげな光景だろう。
キジはまだ藪の入り口近くにいて,後ろの様子をうかがっていた。しかし,私の姿を認めると藪の奥深くに潜り込んでしまった。
堤防に戻る途中,今度は雌のキジが堤防を超えて向こう側に走って姿を消した。またもやストーカーのごとく後をつける。ほとんど這いつくばってさっきのキジがいるであろう辺りを見やる。
・・・いた。枯草に体を隠し,首だけ出して周りをうかがっている。私も堤防の上で蹲ったままカメラを構えファインダーを覗く。どうか知り合いが誰も見ていませんように・・。
どうやら雌キジは私に気付いていないようだ。しばらくすると安心したのか姿を現した。すかさずシャッターを切る。
色彩は地味であるが,雌のキジの模様も美しいものだ。
気配に気付いたのか,この後あわてて飛び去ってしまった。もしかするとさっきの雄とはつがいだったのかもしれない。きっと初夏にはかわいい雛を連れて歩く母キジの姿が見られるかもしれない。
おっと,気が付いたらもうこんな時刻だ。3時間半後には起床しなければ・・。