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撮影会参加時のアマチュアカメラマンのマナーについて(ポートレート スタジオ ファイン)

2006年09月08日 | Weblog
モデル撮影会でのカメラマンのマナーについて

 モデル撮影会のときに、カメラマンに最低限のマナーがあるかないかにより、カメラマンとしてはいい写真が撮れるか撮れないかが決定します。カメラマンとしての写真撮影の基礎知識とマナーがありますと、モデルもリラックスしていい表情の写真が撮影できるのです。



1.モデルに近づきすぎない

 撮影会では、一部のカメラマンは望遠レンズを持っているのにわれ先にモデルのまん前に行き、そこを離れようとしません。モデルに近づきすぎれば遠くのカメラマンは撮影が不可能です。

モデルから少し離れれば、全身、半身、バストアップなどズームレンズを使用すれば容易に撮影できます。多くのカメラマンが同時に撮影可能です。

 望遠機能がないデジカメ、コンパクトカメラで撮影会に参加する人は全体から見れば少ないのですが、その場合はレフ係りに言って接近して撮影できる時間を設けてもらうといいでしょう。


2.モデルを扇形に取り囲む場合、角度を広げすぎない

 モデルを一直線よりも扇形に取り囲むことが多いのですが、広がりすぎるとモデルの背景に反対側のカメラマンが入ってしまいます。広がりすぎないでモデルの背景には人が入らないように注意しましょう。こちらのカメラマンは向こうのカメラマンが邪魔だし、向こうのカメラマンはこちらのカメラマンが邪魔なので、お互い様なのです。


3.モデルから近い人は座ってローアングル、遠い人は立ってハイアングルで撮影しよう

 一番前で一脚を立てて、立ってアイレベルで撮影されると他のカメラマンは撮影ができなくなります。大勢で撮影する場合、前の人は座って後ろの人が撮影しやすいように協力しましょう。せっかく一番前に来たのであれば、低い位置からモデルをスタイルがよくセクシーに撮影できるのに、なぜ立ってモデルのスタイルを悪く撮影するのか私にはわかりません。

 前後入れ替わって撮影すれば、できれば左右にも動いて撮影すれば、ひとりのモデルに対して、背景やアングルを変えて撮影ができ、撮影した写真も変化に富みます。私は同じ位置からの撮影は、全身、上半身、バストアップを含めて数枚ぐらいしか撮影しません。世の中デジカメで撮影が主流にになり、フィルムの枚数を考える必要がなくなりました。同位置から機関銃のように撮影する人がまれにいますが、同じ写真ばかり撮影しても意味はなく、撮影後の整理がたいへんだと思います。


4.撮影しているモデルの背後を通らない。背後に荷物をおかない。

 撮影しているモデルの背後を部外者が通るのはやむをえませんが、撮影会のカメラマンの中には平気で通る人がいます。背後に荷物を置いて夢中になって撮影している人もいます。地形上どうしてもそこを通らざるえない場合は、声をかけてすばやく通りましょう。また背後にゴミがあったらどけましょう。フレームの中をみれば、何が見苦しいかすぐわかるはずです。


5.ひとりのモデルにたいして、複数のカメラマンが、無理やり同時に目線を求めない。

 モデルが自分の方を見つめて微笑んでくれることは、確かに楽しいことです。その一瞬を待ってパチリとシャッターを押したくなるのもわからないではありません。しかし、数十人カメラマンがいる場合、すべてのカメラマンが同時にモデルにそのような要求をすれば、モデルの目はいくつあっても足りません。

 モデルによっては横顔の方が美しい場合もありますし、目線をそらした方が女らしい仕草や可愛さを表現できる場合もあります。まっすぐ自分の方をむいて、にこっと笑うだけがポートレートではありません。

 モデルの方でも特定の方向やカメラマンの方に目線を向けるのではなく、扇風機のように右から左、左から右に回転してくまなく目線を配るべきです。カメラマンは自分の方向に目線が来るのを待ちましょう。


6.モデルにポーズを要求するのはよいが、自分だけでなく、他のカメラマンの意見も聞こう。

 モデル自身もポーズが固まってしまい、どのようなポーズをとったらよいのか、分からなくなることがあります。また、もっとよいポーズがある場合もあります。あるカメラマンがモデルにすばらしいポーズをつければ、他のカメラマンも喜んで撮影しますが、よくない場合は自然とすぐ次のポーズにするよう別のカメラマンから注文がでます。自分の意見だけでなく、他の人の意見もよく聞き、いろいろなポーズを覚えることがカメラマンにとってもいい写真を撮れるようになる早道です。


7.休憩中のモデルを撮影しない。撮影会の終了以後のモデルは撮影しない。

 モデルは多くのカメラマンの要望に答えるため、さまざまなポーズをします。目の近くで多くのフラッシュが光りますと目が痛くなります。休憩中にヘアメークをセットしてお化粧をしなければなりません。トイレに行ったり飲み物を飲んだりもします。休憩中のモデルは絶対に撮影しないようにしましょう。


8. モデルにプライベートのことを聞かない。モデルを引き抜かない。

 撮影会でそのモデルと何回も会い、写真などをプレゼントして、親しくなることはあります。モデルの方で連絡先を打ち明ければ別に問題はありません。しかし、モデルにしつこく聞くのはマナー違反です。

 全東京写真連盟の場合の初年のモデル(はじめの年の2月から1月まで)は他の撮影会に出場を禁止していますので引き抜き行為はやめてください。2年度以降の契約更新のモデルは他の撮影会に出場可能ですし、やめたモデルについてはぜひ他の撮影会でも使ってください。


2006年9月8日 追記

 昨年のミス湘南の最終撮影会で、ミス湘南を退任するモデルの中で、まだ撮影会のモデルをやりたいような意向のようだったので、他の撮影会の情報を教えてあげるのが親切と思い、私の名刺を渡して、よろしければメールを教えてほしいといいました。退任するモデルに対して次の活躍の場を紹介してあげようとしたことが、誤解されたようです。

 アマチュア写真の世界ではひとりのカメラマンが複数の撮影会に行くことはめずらしくなく、またモデルもいろいろな撮影会を経験して成長しています。善意でやったことですが、誤解を招いたことは迂闊でした。

 ときどき撮影している写真を使わせてほしいという依頼があるのですが、撮影会の了解が必要であり、またモデルに連絡が取れませんからお断りしています。写真を撮ることは楽しいのですが・・・・ご意見、ご批判がある場合は、鈍感な私なので、その場で直接言ってください。

 撮影会に参加するのは月1~2回と少ないのですが、それでも年間かなりの数のミスコン入賞者、モデル、レースクイーンなどを撮影しています。本業と私のサイトの表玄関の「インターネット情報源ガイド」の方が忙しく、写真は楽しくストレス発散。撮影依頼のご返事もなかなかできない状態で、私の方から追うことはありません。

 
        2006年9月8日  近藤章人


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