モデルは天野つむぎさんです。
レースクイーンであったほか、NIKONやヨドバシカメラの撮影会に出場していました。演技力があるモデルでしたが、最近はどうしているかな?
4~5年前の画像です。
この写真は、逆光をストロボで補った事例です。
ポートレートの屋外撮影では、基本的には太陽による一方向からの光です。
写真撮影を知らない人は「逆光だから撮るのはやめよう」と言います。
つまり逆光(モデルの背後からの光)の場合は、モデルの顔が暗くなりきれいに写らないということを知っているのです。
しかし、
ポートレートは順光(モデルの正面からの光)よりも、逆光のほうがモデルをきれいに写す
ことができます。
なまじっかそのことを知った人が、撮影会で逆光でない位置にモデルを立たせた場合、「ポートレートは逆光で撮影するものだ」と苦情を言う人がいますが、私はそれは間違いだと思います。
ポートレートの撮影は、逆光でも、順光でも、斜光でも、すべての場合があり、それぞれの写真表現をすればいいのです。
もっとも、順光の位置だけに何箇所もモデルを配置して、逆光も斜光も撮影できないのであれば、それはまずいと思います。
ひとりのモデルのどの方向から光が来れば、どのような写真になるのかを、よく覚えておきましょう。
モデルを明暗があり立体的に写すのは斜光です。とくに斜め45度の位置からの光をオランダの絵画家であるレンブラントにちなみ「レンブラント光」というようです。
一色一成先生は
「ポートレートはレンブラント光」
とおっしゃっています。
この写真は逆光です。モデルを日当たりの場所に立たせています。モデルの髪に光線が当たり、モデルがきれいに写ります。
逆光の場合、モデルの前からの光である順光を撮影者が人為的に放射する必要があります。
その場合の順光を作り出すために、一般的にはレフ板を使い、
背後からの光をレフ板に反射させてモデルに当てます。
顔を中心として、写真の写る画面全体に放射します。(全身な場合は全身、上半身の場合は上半身)
レフ板の種類には、銀レフ、白レフ、金レフなどがあり、光の強さや色が微妙に違います。
あともうひとつの方法が、専門的には「日昼シンクロ」といい、
昼間にストロボを強制的に発光させる
ことです。この場合は、
背景の光の強さより弱めにストロボを放射する
ことがコツです。
強く放射しすぎると、周囲が暗い不自然な写真になります。意図的にそのような雰囲気の写真を撮影する場合を除き失敗です。
ある「ポートレートの撮り方」という本の最初に、日昼シンクロの説明と写真がありました。それがすべて光を強く当て過ぎており、周囲が暗く、モデルのストロボを当てた一部分だけが明るくなっていました。
写真家が意図的にそのような撮影をしたのならば、そのような写真もありだと思いますが、ポートレートの撮影のやり方と題した本の一番最初にそのような写真を掲載することについては、疑問に思います。
大勢のカメラマンが一度にひとりのモデルを撮影する場合は、カメラマンの位置が扇型に広がるため、カメラマンの位置により、レフ板による光が入りません。やむをえずストロボを使用することがあります。
ただし、モデルとの距離が離れすぎている場合は、ストロボの光が届きませんし、逆に近すぎると明るすぎます。モデルの至近距離で、複数のカメラマンがストロボを使うと、モデルの目に負担がかかります。
複数の大御所クラスのプロの写真家に意見を求めたのですが、
屋外でストロボを昼間使用することに反対する
先生がほとんどでした。
レースクイーンであったほか、NIKONやヨドバシカメラの撮影会に出場していました。演技力があるモデルでしたが、最近はどうしているかな?
4~5年前の画像です。
この写真は、逆光をストロボで補った事例です。
ポートレートの屋外撮影では、基本的には太陽による一方向からの光です。
写真撮影を知らない人は「逆光だから撮るのはやめよう」と言います。
つまり逆光(モデルの背後からの光)の場合は、モデルの顔が暗くなりきれいに写らないということを知っているのです。
しかし、
ポートレートは順光(モデルの正面からの光)よりも、逆光のほうがモデルをきれいに写す
ことができます。
なまじっかそのことを知った人が、撮影会で逆光でない位置にモデルを立たせた場合、「ポートレートは逆光で撮影するものだ」と苦情を言う人がいますが、私はそれは間違いだと思います。
ポートレートの撮影は、逆光でも、順光でも、斜光でも、すべての場合があり、それぞれの写真表現をすればいいのです。
もっとも、順光の位置だけに何箇所もモデルを配置して、逆光も斜光も撮影できないのであれば、それはまずいと思います。
ひとりのモデルのどの方向から光が来れば、どのような写真になるのかを、よく覚えておきましょう。
モデルを明暗があり立体的に写すのは斜光です。とくに斜め45度の位置からの光をオランダの絵画家であるレンブラントにちなみ「レンブラント光」というようです。
一色一成先生は
「ポートレートはレンブラント光」
とおっしゃっています。
この写真は逆光です。モデルを日当たりの場所に立たせています。モデルの髪に光線が当たり、モデルがきれいに写ります。
逆光の場合、モデルの前からの光である順光を撮影者が人為的に放射する必要があります。
その場合の順光を作り出すために、一般的にはレフ板を使い、
背後からの光をレフ板に反射させてモデルに当てます。
顔を中心として、写真の写る画面全体に放射します。(全身な場合は全身、上半身の場合は上半身)
レフ板の種類には、銀レフ、白レフ、金レフなどがあり、光の強さや色が微妙に違います。
あともうひとつの方法が、専門的には「日昼シンクロ」といい、
昼間にストロボを強制的に発光させる
ことです。この場合は、
背景の光の強さより弱めにストロボを放射する
ことがコツです。
強く放射しすぎると、周囲が暗い不自然な写真になります。意図的にそのような雰囲気の写真を撮影する場合を除き失敗です。
ある「ポートレートの撮り方」という本の最初に、日昼シンクロの説明と写真がありました。それがすべて光を強く当て過ぎており、周囲が暗く、モデルのストロボを当てた一部分だけが明るくなっていました。
写真家が意図的にそのような撮影をしたのならば、そのような写真もありだと思いますが、ポートレートの撮影のやり方と題した本の一番最初にそのような写真を掲載することについては、疑問に思います。
大勢のカメラマンが一度にひとりのモデルを撮影する場合は、カメラマンの位置が扇型に広がるため、カメラマンの位置により、レフ板による光が入りません。やむをえずストロボを使用することがあります。
ただし、モデルとの距離が離れすぎている場合は、ストロボの光が届きませんし、逆に近すぎると明るすぎます。モデルの至近距離で、複数のカメラマンがストロボを使うと、モデルの目に負担がかかります。
複数の大御所クラスのプロの写真家に意見を求めたのですが、
屋外でストロボを昼間使用することに反対する
先生がほとんどでした。