ファイトまさちゃん!

今日も一日、笑顔でガンバ!

母からの贈り物

2009-09-09 07:20:49 | Weblog





韓国から帰ってきた日のあくる日、まさちゃんは、読み聞かせのボランティアの当番が当たっていた

ばたばたしてたので、まだ読む本を決めてなくて、何冊か図書館で借りてあったので、娘に聞いてもらって決めることにしたんよ

面白そうな紙芝居を一つ読んでみて

「これ、どうや?」

「うん、なんだか内容がない感じやね~・・・」読んだまさちゃんも、そんな気がして、結局、家にあった絵本から『さっちゃんのまほうのて』を選んで、子供たちに読み聞かせることにしたよ








この本は有名だから、知ってる子供たちも多いだろうな、、、って思ったけど、いい本は何度読んでもいい本だからね


作者の志沢小夜子さんの書かれた言葉を少し紹介すると。。。


生まれつき左手指のない私にとって、結婚をして、子供を産むことは夢のまた夢、そう育てられました

母は1946年21歳で初めて子を産み、その子に左手指がないことを知り、これから先どう育てるか、悩みかんがえた末、自分が死んだ後も一人で生きていける経済力を身につけさせること、結婚は出来ないを思わせることを、私が幼い時から言い聞かせていたのでした

これが、ははが私にくれた贈り物でした

けれど私は母がガンで亡くなる半年前に結婚をしました。子供も産みました。母となった喜びで、この先、この子どもにどんな重い心の悩みがくるのか、予想するこどなどできませんでした

苦しみは母と私とで、もう沢山でした

娘が二歳を過ぎたころ、とつぜん、「お母さんの手、お化けの手みたい」と言ったのです。あまりのことに悲しくて娘を抱いて泣きました

その時から、娘や友人たちに何とか私の障害を上手に伝える方法はないものだろうかと考え、悩んだ末、絵本の形で幼い子どもたちに手渡すことができたら、と思うようになりました



娘は十年の成長過程で、お母さんの手をお化けの手から、かわいい手、そしてお母さんの子でよかったと言うようになりました。学校でもずい分いろいろなことを聞かれたりして胸いたむ日があったことも、つい最近話をしてくれました。

私から子への贈り物、それはこの母の障害ですと、ようやく胸をはって言えそうな気がします。この絵本を作れたおかげです。夢、かなって生きていける自分と会えそうです。








この本のあらすじは、さっちゃんがようちえんのおかあさんになりたかったことから始まるの、ままごと遊びのね~

いつもままごと遊びのとき、さっちゃんは、ちびの妹か、赤ちゃんのやくばかりだった・・・



だから、あるひ、先生が「きょうのおかあさんは、だれですか?」っていったとき

「あたし、おかあさんに なる!」とびだしたのは さっちゃんだった


でも

まりちゃんは、おこって、まっかな顔をしていったの

「さっちゃんは おかあさんには なれないよ!だって、てのないおかさんなんて へんだもん。」

みんなもそういった









いつもおとうさんやくのあきらくんも

「おれ、おとうさん、やーめた!」ってね

さっちゃんは 大好きなかばんも、ぼうしもおいたまま、くつも はきかえないで、ようちえんを とびだした

ただいまも いわず、さっちゃんは、家にかえり

「おかあさん、さちこのては どうして みんなと ちがうの?

どうして みんなみたいに ゆびが ないの?どうしてなの?」




おかあさんは、もう、胸がいっぱいだった

「さちこはね、おかあさんの おかなのなかで、はじめ、ちいさな ちいさな いのちのつぶだったの。

そのいのちのつぶが だんだん おおきくなって、てや あしや しんぞうができて、にんげんのからだになっていくの。

でも、さちこは そのときに、おなかのなかで けがをしてしまって、ゆびだけ どうしても できなかったの。

どうして おなかのなかで けがなんかしてしまうのか。まだ だれにも
 わからないの。」








なんにちか、ようちえんに行かなくなったさっちゃんのところへ、あきらくんがきてくれた

おかあさんのおかなにいた赤ちゃんもうまれて、さっちゃんはおねえさんになったんだよ



びょういんからのかえりみち、おとうさんとさっちゃんはてをつないで、あるきました

「おとうさん。さっちゃんも、おかあさんになれるかな。」

「なれるとも、さちこは すてきなおかあさんになれるぞ。だれにもまけないおかあさんに なれるぞ。」

「それにね さちこ、こうして さちこと てをつないで あるいていると
とっても ふしぎな ちからが さちこのてから やってきて、おとうさんのからだ いっぱいに なるんだ。さちこのては まるで まほうのてだね









少しだけ紹介しようと思ったら、まさちゃん、どんどん、みんなに伝えたい気持ちがふくらんできて、こんなに長くなってしまったよ~

この絵本、五年もの月日を重ねて、作られたものらしい・・・

この本を子どもたちに読み聞かせたあと、まさちゃんは、自分のおかあちゃんのことを思った

お母ちゃんからの贈り物、それは、多分、まさちゃんのファイトだな~




旅から帰ったら、NATURALちゃんが、こんな綺麗なお菓子を送ってきてくれてたよNATURALちゃん、ほんとに、どうもありがとう!

さ~ぁ、今日も一日ガンバだよ!

こんな長いの読んでくれて、みんなどうもありがとね