ひとりひっそりフォト俳句

フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。

冴ゆる

2024-01-16 21:49:59 | フォト俳句

 

かさ上げの  堤防高く  海冴ゆる

 

かつては道路から海が見えた。

防波堤が高くなり、車からは海が見えない。

1mの嵩上げで大丈夫なのだろうか。

 


どんど焼き

2024-01-15 20:34:13 | フォト俳句

 

どんど焼き  あまたの願い  夕に溶け

 

お札、お守り、注連飾りなど捨てるに捨てられない物だ。

うっかり燃えるゴミに出した年は、何かあると「焼却ゴミに出したからだ」と後悔するのだろうか。

 

とにかくこの一年無事だったことに感謝。


冬の海

2024-01-13 21:10:58 | フォト俳句

 

しけ避ける  沖の千鳥や  冬の海

 

珍しく海が荒れていた。

海に鴨がいると言ったら、家人は千鳥だろうと言う。

確かめに行くと、鳥がいなかった。

よく見ると沖合に漂っていたが、鴨か千鳥かわからなかった。

 

鳥よりもこの看板が気になった。

 

 


風花

2024-01-12 21:17:45 | フォト俳句

 

風花の  名残り日影の  山路かな

 

時折風花が舞うが、すぐに溶けてしまう。

義母の故郷では「吹っかけ」と言うそうだ。

以前義母の実家に行った時は、晴れているのに雪が横なぶりに吹きつけて来た。

風花と呼ぶには乱暴な舞い方だった。