ひとりひっそりフォト俳句

フォト俳句を始めました。
写真に気持ちを添えた備忘録にしたい。

若楓

2024-04-30 20:54:58 | フォト俳句

 

はみ出して  切り口光る  若楓

 

公園の横を通ると、歩道にはみ出した楓の枝が切られていた。

広い歩道なのに、少しくらい枝がかかってもよさそうだと思った。

ランニングをする家人は、枝下ろしをしてくれて助かったと言う。

 

人それぞれの立場がある。


水田

2024-04-29 20:27:47 | フォト俳句

 

風止みぬ  鉄塔映す  水田(みずた)かな

 

郊外に出かけると、水田が広がっていた。

さざなみが引くと、空や景色が映り、美しい光景だった。

山並みが近づくにつれ、高圧線の鉄塔が目立った。

 

鉄塔は色々な形があって面白いが、田んぼの持ち主には厄介な物かもしれない。

 


残花

2024-04-28 19:03:16 | フォト俳句

百二十余年の  天鏡閣に  残花降る

 

今日は暑かった。福島県は特に暑かった。

五十年以上前子供だった頃、スキーで翁島荘という国民宿舎に泊まったことがあった。この建物の近くだった。朝一人で雪をかき分け散歩の途中、この建物を発見した。その時の記憶が鮮明に蘇った。

 

中で、美味しい紅茶をいただいた。

 


春暑し

2024-04-27 21:18:02 | フォト俳句

 

ざる蕎麦の  わさびにむせて  春暑し

 

昼ごはんはいつもボリュームのある物を選ぶ家人が、今日は暑いから蕎麦を選んだ。

人気のお店で、ほとんどの人はざる蕎麦大盛りを頼んでいた。

メイプルの樹液で作った蕎麦は、甘味があっさりして大盛りを頼めばよかったと後悔した。


風光る

2024-04-26 21:39:16 | フォト俳句

 

山間に 霞ヶ浦や  風光る

 

いばらぎフラワーパークの展望台に登ると、遠く地平線に霞ヶ浦が見えた。

風光るというより、霞ヶ浦が光って見えた。

 

筑波山も角度が違うと猫耳がみえず、違った山に見えた。